記事一覧:NEWS2438件
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【IT】 ネットフリックスが今秋上陸で 過熱するコンテンツ獲得競争
2015年4月25日号オンライン配信こそテレビの新しい形である──。そう信じてやまない米ネットフリックスが今秋日本に上陸する。注目されるのは、全世界5740万人に上る膨大なユーザーを基盤にした、オリジナル作品の配信能力だ。
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Inside
【建材】 「小が大をのむ」騒動から9年 日本板硝子が抱く“捲土重来”
2015年4月25日号長らく、英ピルキントンを完全子会社化したことに端を発する経営の迷走が続いた日本板硝子は、ようやく“音なしの構え”をやめて対外的な活動を再開する運びとなった。この3月3日、日本板硝子は、数年ぶりに主力工場の一つである舞鶴事業所(京都府)で、内々にアナリスト向けのIR説明会兼工場見学を開催し、吉川恵治社長兼CEO(当時。現取締役)が自ら経営再建に懸ける意気込みと進捗状況の説明に熱弁を振るった。
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Inside
【銀行】 地銀再編は四国・関西に波及 金融庁新検査が次の波乱要因
2015年4月18日号「新方針になって初の金融庁検査を味わった地銀が悲鳴を上げている。対象行が広がれば、再編に追い込まれる地銀はさらに増える」。地方銀行界で新たな業界再編が明るみに出たが、ある地銀幹部は早くも“次”の衝撃に身を構えていた。昨年11月、横浜銀行(神奈川県)と東日本銀行(東京都)が関東で、肥後銀行(熊本県)と鹿児島銀行(鹿児島県)が九州で相次いで経営統合を発表した。
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揺れるグノシーの大型上場 審査強化で新興市場に激震
2015年4月18日号東証1部上場後、わずか2カ月半で下方修正したgumiなどの新興企業が、東京証券取引所の逆鱗に触れた。その怒りの矛先は主幹事を務める野村證券にまで及んでいる。 本誌・小島健志
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Inside
【観光】 国内外からレジャー客急増で “ビジネスホテル難民”が続出
2015年4月18日号最近、出張族の間で「ビジネスホテルの予約が全然取れない」と話題になっている。東京や大阪の都心部で、アクセスが良く手頃な値段のホテルを予約しようにも、どこも満室で取れない場合が多いのだ。
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Close Up
大王の“横恋慕”でドタバタ劇 北越─三菱、婚約破談の真相
2015年4月18日号4月1日、北越紀州製紙と三菱製紙の販売子会社同士の合併話が白紙に戻った。両社の本体統合への足掛かりといわれたこの合併にストップをかけたのは三菱だとされるが、その裏に大王製紙の影がちらつく。水面下で、北越と大王による三菱争奪戦が始まっている。
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人事天命
【大和証券グループ本社】 4月人事で後継レースにめど 交代時期でさらに若返りも
2015年4月18日号今年4月の人事で、大和証券グループ本社の日比野隆司・代表執行役社長(59歳。写真)の後継レースにめどが立った。
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Inside
【電機】 パナが構造改革終了宣言も 課題事業に残る高いハードル
2015年4月11日号「事業構造改革は完遂したと認識している」。2015年度の事業方針説明会の席上で、そう宣言したパナソニックの津賀一宏社長に、笑顔はほとんど見られなかった。パナソニックは、ソニーやシャープなど他の電機大手が赤字に沈む状況を尻目に、15年度を最終年度とする中期経営計画で示した連結営業利益3500億円以上、累計フリーキャッシュフロー(純現金収支)6000億円以上といった「公約」を、1年前倒しで達成する見込みだ。
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人事天命
【アフラック】 アフラック現経営陣が画策か!? 大竹美喜最高顧問が“退任”
2015年4月11日号3月25日、外資系生命保険会社アフラックの社内に衝撃が走った。「大竹最高顧問のご退任に当たって」──。アフラック日本社の創業者である大竹美喜氏(写真)の退任を知らせる文書が示されたからだ(正式な退任日は3月31日)。
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Inside
【株式市場】 日経平均株価2万円の「壁」 突き抜けられない三つの理由
2015年4月11日号日経平均株価が3月13日以降、1万9000円台で足踏みしている。1万9500円を付けると反落するなど、2万円という壁を突き抜けられないでいる。それには三つの理由がある。第1の理由は需給だ。1990年1月4日~2015年3月31日の日経平均と累積滞留日数(その株価を付けていた日を足し合わせたもの)をまとめたものだが、興味深いことに、1万9500~2万円未満、2万~2万0500円未満がそれぞれ約200日と最も多いのだ。それに対して、1万9000~1万9500円未満、2万0500~2万1000円未満は半分に減っている。
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新生銀、曲折の社長交代劇 「第一勧銀組」の処遇に焦点
2015年4月11日号新生銀行が急転直下の社長交代を決めた。現社長の健康問題に端を発した予期せぬトップ交代の裏には、続投か交代かで二転三転していた苦しい事情があった。緊急で引き継ぐことになった新社長には、社内の求心力確保に、金融庁が突き付けた三つの“問題”への回答、公的資金の返済と、重責がのしかかる。
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“親子げんか”は娘が勝利 依然燻る大塚家具の火種
2015年4月11日号家具大手の大塚家具で勃発した“親子げんか”。父と娘による委任状争奪戦にまで発展したが、株主総会は娘の勝利で幕を閉じた。これにより大塚久美子社長の続投が決まったが、依然として混乱の火種はくすぶり続けている。
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免震装置不正で新たな疑い 東洋ゴムが抱える深い病巣
2015年4月4日号東日本大震災の経験から防災意識が高まる中で発覚した東洋ゴム工業による免震装置の性能偽装。震度5強程度なら十分な耐震性があるとの検証結果を発表したが、さらに別の建物で使われた装置でも基準を満たしていない可能性があると判明した。病巣は深く、広い。
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無資源の島を繁栄国家へ シンガポール建国の父逝く
2015年4月4日号3月23日未明、アジアを代表する稀代の政治家がこの世を静かに去った。シンガポール初代首相のリー・クアンユー(Lee Kuan Yew、李光耀)氏は、資源も伝統もない「島」から今日の繁栄国家を築き上げた。建国の父の足跡をたどる。
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人事天命
【中部電力】 1年前倒しのサプライズ 東電との新会社に改革色
2015年4月4日号「役員も皆、不意打ちを食らいましたよ」3月24日、中部電力は、水野明久社長(61歳)が退任し、勝野哲副社長(60歳。写真)が昇格する人事を発表した。
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【原発】 関電「2基廃炉、3基延長」 突き進む脱原発依存への道
2015年4月4日号「今回の選択は、原子力産業の衰退を決定付けることになるだろう。原子力発電所比率が高い関西電力は、いばらの道でもリプレース(新設)を主張すべきだったのでは──」 こう語るのはエネルギー政策が専門の東京理科大学の橘川武郎教授だ。
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【農政】 財務省と農水改革派が“結託” 予算漬けコメ重視政策を転換
2015年4月4日号「農業予算を減らせと言われかねない──」。ある守旧派の農林水産省幹部は危機感を募らせる。悩みの種となっているのが、政府・与党が3月24日にまとめた、向こう10年の農政の基本方針となる「食料・農業・農村基本計画」だ。首相官邸の意向を酌んだ農水省改革派が中心となって策定した。
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【半導体】 中国にも抜かれた半導体投資 日本半導体の寒過ぎる現状
2015年4月4日号ついに“伏兵”にも抜かれた。半導体製造装置メーカーの国際工業会であるSEMIは3月17日、2014年の半導体製造装置の地域別売上高を発表した。つまり半導体の設備投資がどのエリアで行われたかを表す統計だが、14年は初めて中国が43.7億ドルと日本(41.8億ドル)を上回ったのだ。
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【外食】 株主総会で改善策も出せない マクドナルドのふがいなさ
2015年4月4日号3月25日、東京都内で日本マクドナルドホールディングスの株主総会が開催された。この日、出席した40代男性の株主は、「長年、マクドナルドの株を持っているが出席するのは初めて。今年は気になって来てみた」という。それもそのはず。マクドナルドは昨年7月に中国産鶏肉の使用期限切れ問題が発覚、今年1月には異物混入事件と、消費者の信頼を次々と失い売上高が大きく低迷、2014年度は11年ぶりの赤字に転落した。
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【労働】 「三度目の正直」で成立は濃厚 “呪われた”改正派遣法の行方
2015年3月28日号3月13日、政府は労働者派遣法の改正案を閣議決定した。改正案の柱は、3年ごとに人を入れ替えれば企業が派遣社員を使い続けられたり、例外的に期間制限のなかった「専門26業務(秘書や通訳など)」を廃止したりする、というものだ。派遣の身分が固定化する、との野党批判に配慮して、悪徳業者の温床となっている届け出制を廃止したり、均衡待遇を強化したりするなど修正が加えられた。