記事一覧:NEWS2438件
-
Close Up
ゲーム大手が新型機で激突 VR普及で激化する性能競争
2016年6月25日号米ロサンゼルスで、6月14~16日の日程で開催された世界最大級のゲーム見本市「E3」では、仮想現実(バーチャルリアリティ、VR)ゲームが注目を集めた一方で、ソニーとマイクロソフトが新型ゲーム機の開発に入ったことが明らかになった。家庭用ゲーム機は高性能化が加速し、各社は新しい競争のステージに入ろうとしている。
-
Close Up
三菱東京UFJ銀の真意に臆測 国債市場の“VIP待遇”返上
2016年6月18日号1000兆円を超える日本の借金。その資金繰りのために、メガバンクと日本銀行、財務省の三者は、あうんの呼吸で国債の発行と購入を繰り返してきた。ところが、日銀が導入した異次元金融緩和政策とマイナス金利政策によって、メガバンク最大手が“鉄のトライアングル”から離れる決意をした。
-
Close Up
世界を巻き込む3大対策で 課税逃れを追い詰める
2016年6月18日号世紀のスクープといわれる「パナマ文書」は、世界の富裕層や多国籍企業が課税から逃れている姿をあぶり出した。経済活動のグローバル化に、国際課税ルールが追い付いていないのだ。2011年6月からOECD租税委員会の議長を務める財務省の浅川雅嗣財務官が、課税逃れ対策のいまとこれからを語る。
-
Inside
【石油】 南西石油に触手を伸ばす中国 官邸が気にする国際的“体裁”
2016年6月18日号ブラジルの国営石油会社ペトロブラスの子会社である沖縄の南西石油買収に、日本企業5社、海外企業2社の合計7社が関心を示していることが分かった。ペトロブラスは2015年3月末に、沖縄での石油精製事業から撤退することを表明しており、16年3月末にはガソリンなどの石油製品の販売を終了している。
-
人事天命
【新日鐵住金】 大物副社長2人が同時に退任 臆測を呼ぶ樋口氏の転出先
2016年6月18日号6月末に新日鐵住金の大物副社長だった2人が退任する。樋口眞哉氏(62歳)が山陽特殊製鋼社長へ、太田克彦氏(62歳)が新日鐵住金化学社長へ転出する予定だ。実はこの2人は、2年前に進藤孝生社長(67歳。写真)と社長レースを争った仲だ。
-
Inside
【自動車】 中古ベンツの6割が新車同然! 毒薬に手を染める輸入車各社
2016年6月18日号「大量に“新古車”を流しているというのは、業界では公然の事実。どの輸入車メーカーもやっていることだが、特にベンツは露骨だ」。とある輸入車ディーラー関係者は、そう内情を打ち明ける。
-
Inside
【重電】 ビッグ3に迫る日立鉄道事業 伊社買収ではファンドの洗礼
2016年6月18日号「ビッグスリーに近づいてきた」。6月1日の事業別説明会で、日立製作所の鉄道ビジネスユニットCEO(最高経営責任者)を務めるアリステア・ドーマー執行役専務は、イタリアの鉄道メーカー買収による事業成長の手応えを示した。
-
Inside
【農政】 農水次官に奥原局長を抜擢 コメ政策改革の貫徹が試金石
2016年6月18日号政府は、農林水産省の本川一善事務次官の後任に、奥原正明経営局長を充てる人事を固めたことが、本誌の調べで分かった。7月に発令する。奥原氏は、JA全中(全国農業協同組合中央会)の解体をはじめとする農政改革のブレーンとして活躍。菅義偉官房長官からの信任も厚い。昨年8月、1979年入省で同期の本川氏が次官に昇格した後も、「奥原氏は諦めずに次官ポストを狙っていた」(農水省幹部)。
-
Inside
【電機】 テレビ事業8期ぶり黒字化も パナが抱える縮小均衡の憂鬱
2016年6月18日号あまりにも長く暗いトンネルだった──。2008年3月期以来、実に8期ぶりに営業損益が黒字に転換したパナソニックのテレビ事業。中国やメキシコでの生産撤退や、欧州やアジアを中心とした販売地域の絞り込みなど構造改革を進め、16年3月期の営業利益は13億円と、赤字だった前年同期に比べて162億円も改善してみせた。
-
Inside
【通信】 ソフトバンクが株売却で1兆円 市場が注目する巨額資金の使途
2016年6月18日号借入金を企業買収や出資に充てることで急成長を続けてきたソフトバンクグループのレバレッジ経営が踊り場を迎えている。今年3月末時点で11兆9224億円という巨額の有利子負債を抱えていた同社は、「財務体質の強化のため」(ソフトバンク広報)、今月に入り保有する株の売却を相次いで発表した。
-
人事天命
【川崎重工業】 国際派の本命エースが登板 縦割り打破に挑む新体制の重責
2016年6月11日号三井造船との経営統合交渉を発端に発生した、社長解任クーデターから3年。川崎重工業の次期社長候補と目されてきた金花芳則副社長(62歳。写真)が6月下旬に社長に昇格する。
-
Inside
【動画配信】 満を持してエイベックス参入 動画配信サービスは消耗戦へ
2016年6月11日号エイベックスが映画やドラマ、音楽ライブなどのコンテンツをユーチューブ上で無料視聴できる「avex Movie Gift」を開始した。このサービス自体は3カ月間の期間限定だが、エイベックスとユーチューブは今後も協業して動画配信サービスの開発を続けるとみられ、今回のサービスはそのプレオープンという位置付けだ。
-
Close Up
燃費不正で露見した理不尽試験 新たに「慣らし係数」問題が浮上
2016年6月11日号三菱自動車、スズキによる相次ぐ燃費不正問題。両社や国土交通省は、早くも事態の幕引きに入っているかのように見える。だが、不公平な燃費競争は、結果的に日本の国際競争力を削ぐことにもなりかねない。自動車の排ガス・燃費試験は「公平性」がしっかりと確保されるように見直されるべきだ。
-
Inside
【流通】 株主総会で創業家が狼煙!? セブン&アイ新体制に漂う不安
2016年6月11日号「鳩ぽっぽマークがなくなっちゃったから駄目なんです」。それは、聞く人が聞けばヒヤリとする発言だった。5月26日に開かれたセブン&アイ・ホールディングスの株主総会。自身が出した役員人事案が取締役会で否決され、退任を余儀なくされた鈴木敏文氏が会長として出席する最後の総会だった。
-
Close Up
三菱自動車で暫定政権が発足 日産“遠隔統治”のもくろみ
2016年6月4日号日産自動車が燃費不正問題で窮地に陥っている三菱自動車への資本参加を表明してから2週間。両社は正式に資本業務提携の契約を結び、6月末に発足する新たな経営体制の布陣を固めた。その背景には、買収者である日産の狙いが透けて見える。
-
Close Up
“勝ち組”日立の成長失速 道半ばの事業構造転換
2016年6月4日号「電機勝ち組」とされてきた日立製作所の成長が踊り場に差し掛かっている。かねて「世界企業に伍していくための水準」として掲げていた売上高営業利益率10%の目標は棚上げされた。大胆に事業構造を転換して再成長の姿を描けなければ、先行する欧米勢の背中は遠のく一方だ。
-
Inside
【自動車】 最大顧客ボーイングも納得 「スバル」社名変更の真意
2016年6月4日号スバルブランドで知られる富士重工業が、来年4月に、社名を「SUBARU」へ変更する。富士重の源流である飛行機研究所(後の中島飛行機)が1917年に創立されてから来年でちょうど100周年。この節目にスバルブランドを磨く取り組みを加速させる。
-
Inside
【食品】 酒の安売り規制法成立でも 埋まらぬ酒店と量販の価格差
2016年6月4日号ビールなどの酒類の安売りが法律によって規制強化されそうだ。5月12日、酒税法等を改正し、酒類の過剰な安売りを規制する法案が衆議院を通過した。本稿執筆時点(5月25日)では成立前だが、26日午前に開かれる参議院財務金融委員会での承認を経て、早ければ27日にも参議院を通過し、法が成立する見通しだ。
-
人事天命
【サンリオ】 理念継承のため親族経営を維持 創業者の孫が20代で取締役に
2016年6月4日号「ハローキティ」などで知られるサンリオの創業社長、辻信太郎氏(88歳。写真)は、長男の辻邦彦元副社長(享年61歳)が2013年に急逝して以来、後継者問題に頭を悩ませてきた。
-
Inside
【アパレル】 ワールドが大リストラで成果 それでも残る資本政策の宿題
2016年6月4日号業績不振にあえいでいたアパレル大手ワールドが外部出身者を社長に据えて1年強。非創業家に経営を託して着手した抜本改革は、まずまずの成果を挙げた。スーパーの長崎屋を再生させた上山健二氏が社長として主導、目標としていた「営業利益100億円超」を、2015年度に1年前倒しで達成したのだ。