記事一覧:NEWS2438件
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Inside
【電機】 シャープ買収で問われる 台湾・鴻海のブランド戦略
2016年9月3日号「皆さんは大きな変化に直面し、戸惑いや不安を感じられているかもしれません」。台湾・鴻海精密工業(ホンハイ)の副総裁で、シャープの社長に新たに就任した戴正呉(たい・せいご)氏。鴻海によるシャープの買収完了後、トップとして初めて社員に向けて送ったメッセージには、日本人社員の心情に配慮した文言が随所にちりばめられていた。
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人事天命
KDDI 「非通信事業」成功の立役者 ミスターauが副社長に昇格
2016年9月3日号直近の決算で過去最高益を達成したKDDI。その好調を田中孝司社長の下で支えてきた髙橋誠専務(54歳。写真)がこの夏に副社長へ昇格した。
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Inside
【小売り】 グループ企業に押し付けもヨーカ堂閉鎖店の一部が判明
2016年9月3日号今年8月。岡山県倉敷市のショッピングモール「アリオ倉敷」には、いつもより多くの人が訪れていた。キーテナントとして入居していたイトーヨーカドー倉敷店が8月いっぱいでの閉鎖を決め、「閉店売りつくしセール」を実施していたからだ。
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Inside
【都政】 ゼネコン・不動産業界が 内田都議にひれ伏す理由
2016年8月27日号6月8日、東京・大手町で開かれた三井物産本社ビルの大規模再開発工事「(仮称)大手町一丁目2地区計画」の起工祝賀会。来賓として招かれた千代田区長に続いて祝辞のあいさつに立ったのは、千代田区選出の都議会議員、内田茂氏。「都議会のドン」として、7月に初当選した小池百合子・東京都知事から批判を浴びている人物だ。
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Inside
【医療】 2020年に誰もがフサフサ?“毛髪”再生医療で臨床試験
2016年8月27日号薄毛に悩む人は、男性型脱毛症(AGA)をはじめ、国内1800万人以上に及ぶ。その4000億円といわれる関連市場に異業種から大手企業が相次いで参入し、この夏、毛髪の再生治療の実用化に向けた研究を加速させている。
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Inside
【通信】 携帯の商慣行をけん制する 公取委の本当の“標的”
2016年8月27日号公正取引委員会は8月2日、携帯電話市場の取引慣行の課題を記した報告書「携帯電話市場における競争政策上の課題について」を発表した。同書では通信料金と端末料金の一体化や「2年縛り」による利用者の期間拘束、端末の利用を特定キャリアのSIMカードだけに制限する「SIMロック」など、これまでキャリア各社で行われてきた商慣行を問題視。独占禁止法に違反する事実が認められた場合には厳正に対処するとけん制している。
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人事天命
【東急百貨店】 提携解消に加えて古巣の役員も退任 退路断たれて覚悟決め、会長に就任か
2016年8月27日号トップ人事において無風といわれる百貨店業界の中で、唯一、交代観測が流れている社長がいる。東急百貨店の二橋千裕社長(62歳。写真)だ。
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Close Up
シャープ、JDI、鴻海まで! 液晶メーカー総崩れの悲惨
2016年8月27日号液晶パネルメーカーが総崩れの状況に陥っている。国内大手のシャープやジャパンディスプレイだけでなく、シャープの親会社になった台湾・鴻海精密工業(ホンハイ)の傘下企業など海外勢も価格下落による赤字に苦しみ始めた。 本誌・中村正毅
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Inside
【小売り】 サークルKサンクス大量閉鎖 その裏にあるユニーの思惑
2016年8月27日号“結婚”前の身辺整理が完了──。9月1日にファミリーマートと経営統合する流通大手のユニーグループ・ホールディングス(GHD)が、不採算店に大ナタを振るった。傘下のコンビニエンスストア、サークルKサンクス(CKS)約6250店のうち約1000店を、店舗移転も含めて2019年2月期末までに閉鎖すると8月9日に発表。また、現在216店ある総合スーパー(GMS)も、19年2月期末までに約25店を閉鎖する。
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Close Up
東電システム問題はまだ序章 来春に危惧される第2のヤマ
2016年8月13日号5月に表面化した東京電力のシステム不具合問題。混乱に巻き込まれた新電力は頭を抱えている状況だが、実は早くも混乱の第2のヤマが危惧され始めている。
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Close Up
小堀秀毅(旭化成社長)特別インタビュー
2016年8月13日号2015年10月に子会社で杭工事の施工データ改ざん問題が発覚した旭化成。同社は約30年続く“院政経営”から卒業し、社長に権限を集中させようという経営改革のただ中にあったが、改革の象徴だった浅野敏雄前社長は騒動に区切りを付けるべく辞任した。
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Inside
【行政】 小池新知事の手腕問われる 新国立のサブトラック問題
2016年8月13日号「新国立競技場のサブトラック常設について、舛添要一・前都知事が決めた計画の変更も視野に入れたい」新東京都知事となった小池百合子氏が都知事選のさなか、こう発言したことが波紋を広げている。初回案は、膨大な建設費が批判を浴びて白紙撤回された新国立競技場。再コンペで建築家、隈研吾氏の設計に決まり、問題は沈静化したかに見えたが火種はくすぶり続けている。それが、「サブトラック」(補助競技場)問題だ。
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Inside
【電機】 ソニーが電池事業を売却 誇りと赤字で揺れた25年
2016年8月13日号ソニーが昨春まで、「経営資源を集中させて強化する」(鈴木智之副社長)と宣言していた電池事業を、来年3月をメドに電子部品の村田製作所に売却する方針を決めた。数ある事業領域の中で、中核と位置付けていたはずだった電池事業を一体なぜ今、売却するのか。理由は簡単で、赤字体質から抜け出せていないからだ。
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Inside
【小売り】 セブン&アイが大リストラ その裏に隠された二つの狙い
2016年8月13日号5月に経営トップが交代したセブン&アイ・ホールディングス(HD)が、構造改革を急いでいる。8月2日、傘下の百貨店、そごう・西武のリストラ策と共に、不振のカタログ通販事業のニッセンHDの完全子会社化を表明。井阪隆一・セブン&アイ社長は「100日プラン」と銘打った新たなグループ戦略を、2016年度上半期決算の場で発表する方針で、カリスマ頼みだった経営体制からの脱却をアピールしようと躍起だ。
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Inside
【医療】 OECD統計で順位急上昇 日本の医療費はやっぱり多い
2016年8月13日号日本の医療費は、先進国の中では多くない。こうした常識を覆すような統計が出た。先ごろOECD(経済協力開発機構)が公表した「医療統計」で、日本の医療費(総保健医療支出)のGDP(国内総生産)に対する比率が、OECD加盟35カ国中、昨年の8位から3位へと大きく順位を上げたのだ。
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Close Up
吉澤和弘(NTTドコモ社長)特別インタビュー
2016年8月13日号2016年度第1四半期が増収増益となり、中期の利益目標達成の1年前倒しが見えてきたNTTドコモ。さらなる成長に向けた次の一手について吉澤和弘社長に聞いた。
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人事天命
【アステラス製薬】 後継候補2人は山之内出身 「たすき掛け」なき人事の焦点
2016年8月13日号山之内製薬と藤沢薬品工業が合併して2005年に誕生した国内製薬2位のアステラス製薬。統合十余年後におけるトップ人事の焦点は「YかFかではない」と業界関係者は口をそろえる。
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人事天命
【SMBC日興証券】 2強の後継トップを凌駕できるか 銀行出身の“鬼軍曹”の鼻息
2016年8月6日号証券業界でにわかに存在感を増しているのが、銀行出身の剛腕、SMBC日興証券の清水喜彦社長(60歳。写真)だ。親会社である三井住友銀行の元副頭取で、法人部門を長く率い、営業の“鬼軍曹”として恐れられた。
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Inside
【通信】 ソフトバンク3.3兆円買収で IoTに見いだす成長の活路
2016年8月6日号「これから20年以内に1兆個のチップを地球上にばらまくことになる」。7月21日に行われたSoftBank World 2016の基調講演で壇上に立ったソフトバンクグループの孫正義社長がそう述べると、会場は興奮と歓喜の渦に包まれた。来るテクノロジーのパラダイムシフト、IoT(モノのインターネット)の可能性が孫社長の口から雄弁に語られたからだ。
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バーバリーなき三陽商会で 強まる経営陣刷新の待望論
2016年8月6日号昨年6月末で英バーバリー社とのライセンス契約が切れ、稼ぎ頭を失った三陽商会がいよいよ苦境に立たされている。後継ブランドの不調などで、6月24日には2016年1~6月期の営業赤字額を2.5倍に引き上げたほか、250人の希望退職者の募集を発表した。社内の一部からは経営陣の刷新を望む声まで出始めている。