記事一覧:NEWS2438件
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人事天命
【ネスレ】 95年ぶりに社外出身CEO 抜てきの裏に“脱食品”の本気
2016年7月23日号1922年以来、実に95年ぶりに、スイスのネスレが社外からCEO(最高経営責任者)を招聘する。6月27日、ネスレは来年1月1日付で、独医療大手フレゼニウスのウルフ・マーク・シュナイダーCEO(50歳。写真)がCEOに就任すると発表。現CEOのポール・ブルケ氏(61歳)は来年4月に株主総会での承認を経て取締役会長に就任する。
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Inside
【食品】 キリン苦杯でサッポロ復調も 美酒に酔う者なきビール業界
2016年7月23日号7月12日、ビール、発泡酒、第三のビールを合わせた「ビール類」の上半期課税出荷数量(1~6月)が発表された。大手4社のシェアを見ると、業界2位のキリンビールは前年同期比1.9%減の32.1%で過去最低。アサヒビール(39.2%)、サントリービール(16.0%)、サッポロビール(11.9%)の3社がシェアを伸ばした。
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Close Up
【特別インタビュー】石黒成直(TDK社長)
2016年7月23日号スマートフォン(スマホ)市場の飽和を前に、TDKが主力事業の転換を迫られている。次に目指す姿は何か。6月28日付で就任した、石黒成直社長(58歳)に聞いた。
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Inside
【原発】 仮処分の波状攻撃で 原発政策は制御不能状態
2016年7月23日号原子力発電所の再稼働の行方が、ますます見通せなくなってきた。その最大の要因は司法だ。目下、四国電力の伊方原発3号機が今月下旬に再稼働する予定だが、それに反対する周辺住民が、原発周辺の地方裁判所に相次いで運転差し止めの仮処分を申請。今年3月の広島地裁を手始めに、5月末に松山地裁、今月に入って大分地裁と、現在3件の仮処分が申請されているのだ。
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人事天命
【東芝】 WHから電力部門トップに 原発新設45基計画の急先鋒
2016年7月16日号不正会計問題を受けて経営再建中の東芝。6月22日の株主総会後、綱川智社長ら新経営体制が発足し、「コア事業」に位置付けたエネルギー部門(カンパニー)トップに、米原子力子会社、ウエスチングハウス(WH)社長兼最高経営責任者(CEO)だったダニー・ロデリック氏(55歳。写真)が昇格した。
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Inside
【半導体】 紆余曲折のエグジット戦略 ルネサスは“独立・専業”へ
2016年7月16日号「インテル、クアルコム、エヌビディアなど、世界の半導体メーカーの勝ちパターンは、独立系で半導体専業であること。われわれは、どこかのメーカーの傘下に入る道はない」6月28日に就任したルネサスエレクトロニクスの呉文精社長兼最高経営責任者(CEO)は、産業革新機構が保有するルネサス株の買収に意欲を示す日本電産をけん制した。
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Inside
【石油】 出光創業家、突然のご乱心 昭シェルとの合併に漂う暗雲
2016年7月16日号昨年、経済産業省の後押しもあってようやく成就した出光興産と昭和シェル石油の合併に、思わぬ横やりが入った。6月28日に開催された出光の株主総会で、創業家が合併に反対することを表明したのだ。創業家は反対の理由を二つ挙げている。一つ目は社風の違いだ。
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Close Up
【特別インタビュー】重光宏之(ロッテホールディングス元副会長)
2016年7月9日号創業家の間で経営権争いが繰り広げられるさなか、韓国で裏金疑惑まで浮上し、創業来最大の危機にひんしているロッテ。創業者の長男であり、対立する次男からの主導権奪還を図る重光宏之・ロッテホールディングス元副会長が“騒動”を語った。
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人事天命
【シャープ】 鴻海会長の特別補佐が担う 新型パネル開発と技術者確保
2016年7月9日号台湾の受託製造会社、鴻海精密工業(ホンハイ)の傘下に入ることを決めたシャープ。6月の株主総会を経て、新たな取締役の陣容が固まったが、その中で今後の経営のカギを握っているのが、郭台銘会長の特別補佐として、グループ会社の会長も務めている劉揚偉氏(60歳。写真)だ。
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Inside
【通信】 アローラ副社長が電撃退任 孫氏「10年続投」のリスク
2016年7月2日号ソフトバンクグループで副社長を務めていたニケシュ・アローラ氏が電撃退任した。アローラ氏は米グーグルの最高事業責任者を経て、2014年にソフトバンクへ入社。主に海外の投資事業をけん引し、今年に入ってからは中国・アリババグループやフィンランド・スーパーセルの株式売却で手腕を発揮していた。孫正義社長の「事実上の後継者」と目されていただけに、株主総会前日に行われた突然の退任発表は市場を騒然とさせた。
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人事天命
【第一生命保険】 持ち株会社化が節目となるか 後継と目される“ど本命”
2016年7月2日号今年10月1日に持ち株会社に移行する、大手生命保険会社の第一生命保険。第一は、2010年に大手生保としては唯一、相互会社から株式会社に転じ、また、14年には米プロテクティブ生命保険を約5800億円で買収するなど、大手生保らしからぬ大胆な手を次々と繰り出してきた。
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Inside
【ホテル】 ヒルトンに敗れたオークラ リベンジ期す“お台場決戦”
2016年7月2日号外国人観光客でにぎわう東京・お台場。ゆりかもめの駅とほぼ直結する「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」は7月1日から、「グランドニッコー東京 台場」にリニューアルする。この名称、聞き覚えはないだろうか。
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Inside
【総合商社】 伊藤忠が次に狙うタイトルは 健康力ナンバーワン商社!?
2016年7月2日号「結果にコミットする」のフレーズでおなじみの会員制パーソナルトレーニングジム「ライザップ」。伊藤忠商事の岡藤正広社長は社長7年目続投を決めた年初から、このライザップに通い続けている。よわい66にして5キログラムの減量に成功し、血糖値や尿酸値などが改善した“結果”に気を良くしたのか、今度は全社員の健康にも“コミット”していくことを宣言した。それが6月に制定した「伊藤忠健康憲章」だ。
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Inside
【鉄鋼】 鉄鋼生産過剰で日米に温度差 日本が気を揉む中国の反発
2016年7月2日号日本の鉄鋼業界で、「中国の生産能力過剰を批判するだけでは反発を招き、かえって削減が遅れかねない」(林田英治・JFEホールディングス社長)という懸念が高まっている。5月の伊勢志摩サミットで、参加国は中国の鉄鋼生産能力削減の遅れを指摘し、是正を求めた。
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Close Up
初のLGBT指標で企業を評価 国内の特殊事情で定着に時間
2016年7月2日号この7月1日より、日本IBMやパナソニック、ソニーなどが参画する任意団体work with Prideは、LGBTなどの“性的マイノリティ”に対する企業の取り組み姿勢などを絶対評価で採点する「LGBT指標」への自由応募の受け付けを開始する。日本初の試みには注目が集まるが、課題もまた浮かび上がる。
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Inside
【電機】 シャープ元首脳がJDIへ ホンハイの再建計画に暗雲
2016年6月25日号日の丸液晶の競争力強化に向け、ライバル企業同士が「人的タッグ」を組むことになった。中小型液晶最大手のジャパンディスプレイ(JDI)が、シャープの液晶部門の元統括役員を、経営陣に迎え入れると発表したのだ。
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人事天命
【LIXILグループ】 国内流通の近代化に踏み込めるか? メタボ経営体質と戦う虎ノ門旋風児
2016年6月25日号6月15日の株主総会での承認を経て、LIXILグループの社長に瀬戸欣哉氏(55歳。写真)が就任した。この7月1日以降は、新経営体制に移行する。
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Inside
【製薬】 増税延期で一息つく製薬業界 それでも先送り時期に歯がみ
2016年6月25日号「薬価の連続改定が、ひとまず避けられた」。6月1日、安倍晋三首相が消費税増税の再延期を表明し、製薬各社はこぞって胸をなで下ろした。薬価の改定は通常2年に1回。西暦の偶数年に行われる。
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Inside
【電力】 世界最大のバイヤーが妙手 国内初LNG売買契約の中身
2016年6月25日号世界最大規模の燃料調達量を誇る東京電力ホールディングスと中部電力の合弁会社ジェラが、いよいよその本領を発揮し始めた。象徴的なのは、世界最大級の電力会社、仏EDFの子会社である英EDFトレーディング(以下、EDFT)と結んだLNG(液化天然ガス)の売買契約。
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Inside
【通信】 LINE悲願の上場も 待ち受けるグローバル競争
2016年6月25日号上場時の時価総額5880億円──。6月10日、スマートフォン向け無料通信アプリなどを運営するLINEは、今年最大級の新規株式公開(IPO)を発表した。東京証券取引所への上場予定日は7月15日、また現地時間の14日には米ニューヨーク証券取引所にもIPOを予定しており、日本企業としては異例の「日米同時上場」となる。