記事一覧:NEWS2438件
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Inside
【総合商社】 甘過ぎる? 物産の銅価格予想 資源の“強気”ににじむ苦悩
2016年6月4日号「予想以上に数字が大きい」「こんなに早く収益が回復するのか」。5月に出そろった大手総合商社の2016年度事業計画の中で、アナリストらが首をかしげる数字がある。三井物産の金属資源部門における利益見通しだ。
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Inside
【電機】 シャープを攪乱するホンハイ 連打する談話の軽薄短小
2016年6月4日号週明けの5月23日。シャープの社員に向けて、高橋興三社長と、鴻海精密工業(ホンハイ)の戴正呉(たいせいご)副総裁の署名が入った、ある談話が発せられた。
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シャープ新経営陣に透ける ホンハイ流再建策の焦りと稚拙
2016年5月28日号シャープの次期社長に、鴻海精密工業(ホンハイ)の戴正呉副総裁が就く人事が内定した。社外取締役候補にはソニー出身者を充てるなどその布陣には、ホンハイの焦りと再建策の稚拙さが浮かび上がってくる。
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三菱重が“盟友”日立に巨額請求 なおも膨らむ追加損失リスク
2016年5月28日号三菱重工業と日立製作所が、合弁会社による南アフリカでのプロジェクトの事業評価損失をめぐり対立している。三菱重工は約3800億円を請求したが、日立は支払いを拒否した。両社の主張が平行線をたどっているばかりか、損失金額がさらに膨らむリスクすら浮上しており、事態は泥沼の様相を呈している。 本誌・千本木啓文
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人事天命
【三菱商事】 三菱自が日産に“買われる”前に 初陣の垣内社長が語ったこと
2016年5月28日号今月10日、三菱商事の2015年度決算発表が行われた。4月に就任した垣内威彦社長(60歳。写真)にとっては、公式会見“デビュー戦”だ。その席上、向こう3カ年の経営方針を示し、垣内社長が語った言葉がある。
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Inside
【電力】 東電・ニチガス合弁構想消滅 船出前に修復困難な亀裂
2016年5月28日号電力・ガス新時代の一大プロジェクトが船出前に座礁した。2015年10月に業務提携した東京電力とLPガス大手の日本瓦斯(ニチガス)。今年4月の電力自由化に続き、来年4月にはガスも自由化され、エネルギー業界は大競争時代に突入する。両社の提携はそれに向けて布石を打った動きだった。
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Inside
【通信】 ドコモが4期ぶりに増収増益 けん引役は“非通信”事業
2016年5月28日号「最後は何とか及第点で締めくくれたのではないか」。2015年度の決算発表で、NTTドコモの加藤薰社長はそう言って胸を張った。携帯電話大手3社はいずれも、スマートフォンの普及でデータ通信料収入が伸びたことで、増収増益の決算となった。
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Inside
【銀行】マイナス金利で銀行決算失速 過去最高益ラッシュの終焉
2016年5月28日号「全て合算すると、1000億円」。マイナス金利政策は、今期の銀行決算にどれほど影響を与えるのか。そう問われた三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)の平野信行社長は、減益要因を積み上げてそう答えた。
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Inside
【自動車】 スズキでも燃費不正が発覚 ずさんな試験方法も問題に
2016年5月28日号三菱自動車が発端となった燃費不正問題が、スズキに飛び火した。5月18日、「国のルールを守っていなかったことに企業としておわび申し上げる」と鈴木修・スズキ会長(86歳)が深く頭を下げた。
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Inside
【景気】 GDPの伸びは一時的 消費マインドの悪化は進む
2016年5月28日号景気の実感と発表された国内総生産(GDP)がずれていると感じた人は少なくないだろう。今年1~3月期のGDPが物価変動の影響を除いた実質ベースで前期比0.4%増、年率換算で1.7%増と発表されたのだ。
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Close Up
窮地の三菱自に手を差し伸べる日産のしたたかな権謀術数
2016年5月21日号燃費不正問題に揺れる三菱自動車を支援したのは、不正が発覚した軽自動車で提携関係にある日産自動車だった。三菱自が経営危機に陥るのは3度目のこと。あえて、日産が火中のクリを拾いにいったのはなぜなのか。そこには、したたかな日産の戦略があった。
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最新の耐震基準でも倒壊 木造住宅を揺るがす“想定外”
2016年5月21日号5月12日現在で49人が亡くなった熊本地震。震度7が2度繰り返されるという前代未聞の災害は、最新の耐震基準に基づく木造住宅さえも倒壊させた。「備えあれば憂いなし」とはいえない自然の脅威に、取るべき対策はあるか。
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人事天命
【信越化学工業】 カリスマはいまだ退かずも 急がれる新社長への権限移譲
2016年5月21日号高利益率で鳴らす信越化学工業が「役員異動の会見を行う」との一報が入った4月26日、業界はにわかに色めき立った。同社の賀詞交歓会には化学大手の首脳まであいさつに訪れることで有名な化学界のドン、金川千尋会長が「ついに引退するのではないか」との臆測が飛び交ったからだ。
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Inside
【食品】 世界トップ10入り狙う味の素 組織と労働環境の改革に執心
2016年5月21日号味の素からAJINOMOTOへ──。「2020年までに食品で世界トップ10入り」を目標に掲げる味の素が、着々と“グローバル仕様”への変身を進めている。5月10日に発表された16年3月期の通期決算では国内外の食品事業が好調で、売上高1兆1859億円(前年同期比18%増)、営業利益910億円(同22%増)の増収増益を達成した。
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Inside
【総合商社】 狙うは不動の業界トップ 伊藤忠が追加減損した理由
2016年5月21日号「商社新時代をリードする」。今月6日、伊藤忠商事の2015年度決算発表に臨んだ岡藤正広社長の発言には、今後の商社業界をけん引するという強い自負がにじみ出ていた。それもそのはずだ。伊藤忠は15年度の連結決算で2404億円の純利益を稼ぎ、初の業界首位に立った。
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Close Up
指名獲得が確実で高まる 「トランプリスク」の警戒感
2016年5月21日号米国の大統領選挙で、当初は泡沫候補と呼ばれていたドナルド・トランプ氏が、ライバルの撤退で共和党の指名獲得をほぼ確実にした。片や民主党はヒラリー・クリントン氏が指名獲得を確実にしているものの、本選挙での圧勝には程遠いといわれる。金融市場では早くも「トランプリスク」を警戒する声が上がってきた。
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Inside
【防衛】 敗因は“お役所仕事的”売込み 豪潜水艦受注レースの舞台裏
2016年5月14日号 -
人事天命
【日本航空】 今期で“破綻の禊ぎ”に区切り 次期社長も現場出身者か
2016年5月14日号来年は、日本航空(JAL)にとって破綻以来の大きな節目の年になる。というのも、公的支援によって競争環境がゆがめられたとして、これまで国から新規投資や新路線開設に制約を課せられていたが、その期限が2017年3月で切れるからだ。
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【電力】 2040年度に80万トン!? 太陽光パネルの大量ごみ問題
2016年5月14日号地震や強風、洪水などの自然災害などで見るも無残に破壊された太陽光パネル。熊本地震では、パネルを取り付けた住宅が倒壊したさまが連日のように報道されている。これら使用不能となった太陽光パネルは産業廃棄物として処理されるが、実は2040年度には廃棄される太陽光パネルが膨大な量になるという試算がある。昨年6月に環境省が行ったもので、14年度に年間約2400トンだった廃棄量が、40年度には年間約80万トンに膨れ上がるという。
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Inside
【銀行】 もはや融資ではなく金庫預金 銀行界に貸出金利0%の衝撃
2016年5月14日号借りた金は金利を付けて返す。そんな常識が通用しない世界の幕開けを告げる“事件”が発生した。それは、独立行政法人である石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の入札による資金調達で起きた。JOGMECは借入額5178億円、借入期間1年間の資金調達を入札で実施。4月13日にその結果が発表された。