記事一覧:NEWS2438件
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Inside
【食品】 アサヒが欧州4社を取得 真の狙いは買収防衛にあり
2016年5月14日号「今回の買収、シナジー(相乗効果)があるようには思えないんだよな」。ある投資銀行の幹部は、首をかしげながらこう呟いた。「今回の買収」とは、アサヒグループホールディングスの案件だ。4月19日、アサヒは26億ユーロ(3200億円)で、伊ペローニ、蘭グロールシュなど欧州のビール会社4社の買収契約を締結した。
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まるでバブル!? 活況を呈する タイムシェア&リゾート会員権
2016年5月14日号今年の春の大型連休は最大10連休となる日並びの良さから、国内外に旅行する人が昨年より増えた。格安航空の増便や宿泊施設のスマホ予約など旅行スタイルが多様化する中で、タイムシェアやリゾート会員権が注目を集めている。
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【特別インタビュー】 笹 宏行(オリンパス社長)
2016年4月23日号医療を一つの事業と見れば確かに突出しています。しかし、医療の中で細分化した五つの事業部と、映像事業や科学事業を比較すれば、それほどアンバランスではないでしょう。
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オリンパス、損失隠し危機脱却 笹路線の強化で医療一本足へ
2016年4月23日号損失隠しで屋台骨が揺れた会社の立て直しを託されて丸4年。2012年に就任した笹宏行社長の下で策定された20年度までの中期経営計画が4月から走りだした。
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人事天命
【エーザイ】 “超長期政権”が続くも後継に再浮上する創業家一族
2016年4月23日号国内製薬大手のエーザイは、創業家3代目の内藤晴夫代表執行役CEO(68歳。写真)の長期政権が続く。だが、就任29年目に突入し、年齢的にも古希が来年末に近づく中、どうしても関心が集まるのが、その後継者だ。
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巨人ネスレが味の素とタッグ 小さな一歩に潜む壮大な野望
2016年4月23日号食品業界の世界最大手ネスレが、国内最大手である味の素と手を組んだ。味の素が展開する経管栄養食の買収や栄養補助食品での一部提携という小さな案件だが、そこには世界を見据えた両社の壮大なる野望が潜んでいる。
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法網くぐるキヤノン案が判明! 東芝医療買収スキームの全貌
2016年4月23日号キヤノンが東芝の医療子会社、東芝メディカルシステムズの買収を決めてから1カ月。その買収手法が競争法をくぐり抜ける脱法行為なのではないかと問題視されている。本誌では、専門家の協力を得てキヤノンが考案したとみられる買収スキームをあぶり出した。その問題点について追及する。
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人事天命
【前田建設工業】 「大政奉還」で40代社長が誕生 命運を懸けた“脱請負”の成否
2016年4月16日号「大政奉還」は前進か、それとも後退か──。準大手ゼネコンの前田建設工業の社長に、専務だった前田操治氏(48歳。写真)が4月1日付で就任した。前任の小原好一会長(66歳)が非創業家から初めて社長に就任して以来、7年ぶりの創業家出身社長となる。
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Inside
【農業】 加工食品に新原産地ルール 進次郎改革で始まるバトル
2016年4月16日号自民党は、全ての加工食品について原料の原産地表示を求める方針を決めた。5日のTPP(環太平洋経済連携協定)承認案の国会審議入りを前に農業対策の目玉として打ち出した。夏の参院選公約にも盛り込む。
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リーマンショック前夜の既視感 “爆弾”に再接近する銀行の怪
2016年4月16日号かつて、リーマンショックに端を発した金融危機において、“爆弾”となった金融商品に銀行が再び吸い寄せられ始めている。大損失のトラウマを背負ったはずの銀行は、なぜ同じような道を歩もうとしているのか。そして、再び同じ過ちを繰り返してしまうのか。
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Inside
【小売り】 銀座にロッテ免税店が誕生 オープンまでの“紆余曲折”
2016年4月16日号3月末、銀座の数寄屋橋にそびえ立つ商業施設「東急プラザ銀座」の上層2フロアに、ロッテ免税店がオープンした。広々とした明るい店内には150もの高級ブランドが入り、宝飾品やバッグ、化粧品などが豊富に取りそろえられている。
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「0円端末」廃止の安堵もつかの間 携帯3社を襲う新たな苦悩
2016年4月9日号安倍首相の肝いりで始まった“通信費引き下げタスクフォース”が現場を混乱させている。客足が引き、閑古鳥の鳴く販売店が続出しているのだ。だが、販売数量減に直面している大手キャリア(通信事業者)3社の反応は意外なものだった。政治主導で動いた「0円端末」廃止の余波を追った。
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人事天命
【ゆうちょ銀行】 西室・郵政社長退任でドタバタ ようやく決まった社長人事の顛末
2016年4月9日号入院が長期化していた日本郵政の西室泰三社長の退任に伴い、問題となっていた傘下のゆうちょ銀行の社長人事がようやく決着した。社長に就任したのは、東日本大震災事業者再生支援機構の社長を務めた池田憲人氏(68歳。写真)。横浜銀行出身で、2003年に経営破綻した足利銀行の頭取に就任し、再建の道筋を付けた。12年からは機構社長に転じ、被災事業者の経営再建を後押しした。
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ガソリン流通価格に経産省がメス 本当の狙いは“製油所統廃合”
2016年4月2日号昨年、業界全体の競争力を強化したい経済産業省の意向に沿う形で、JXホールディングスと東燃ゼネラル石油、出光興産と昭和シェル石油の統合という大型再編が起こった石油元売り業界。だが、一息入れる間もなく、経産省は業界に対して次なる競争力強化のための施策を突き付けようとしている。
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人事天命
【東京電力】 かつて「エコキュート」を開発 乱世生き残りを託された商売人
2016年4月2日号4月1日にホールディングカンパニー制に移行し、発電、送電、小売りの三つの事業会社に分社化される東京電力。4月からの電力自由化に伴い、すでに他地域の電力会社や新規参入社の代表格である東京ガスなどと激しいシェア争いを繰り広げているが、その前面に立っているのが小早川智明・常務執行役カスタマーサービス・カンパニー・プレジデント(52歳。写真)だ。
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Inside
【小売り】 ラーメン店、カフェに殴り込み コンビニがのみ込む専門店市場
2016年4月2日号コンビニエンスストアは他業態を取り込みながら成長を続けていく。コンビニ大手の今期の商品戦略は、そんな傾向がより鮮明になっている。「ターゲットは全国3万店のラーメン店。5000億円のラーメン市場への挑戦だ」3月23日、東京ビッグサイトで開催されたファミリーマートの商品政策説明会で、本多利範商品本部長はこう声を張り上げた。
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Inside
【建材】 ブラジルで再挑戦に乗り出す 旭硝子が抱える“王者の苦悩”
2016年4月2日号「なぜ今、ブラジルに出ていくのか?」。3月11日、世界一の板ガラスメーカーである旭硝子が発表した“設備増強計画”が波紋を広げている。初期投資だけで約180億円を投じ、2018年末の稼働開始を目指してブラジルに第2フロート工場を新設する。
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Inside
【電機】 東芝がキヤノン・富士に迫った 「医療+本体救済」の仰天要求案
2016年4月2日号3月17日にキヤノンへの売却が決まった東芝の医療子会社・東芝メディカルシステムズ。売却金額は6655億円。価格がつり上がった熾烈な買収合戦の裏で何があったのか。本誌の調べで、東芝が驚くべき要求を行っていたことが分かった。
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【特別インタビュー】磯崎功典(キリンホールディングス社長)
2016年4月2日号社長就任からちょうど1年。上場来初の赤字決算、組織体制の機能不全、国内ビール事業の消耗戦など、逆風が続くキリンはどう巻き返しを図ろうとしているのか。
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人事天命
【NEC】 経営方針の継承を優先した 1歳若返りの新社長誕生の事情
2016年3月26日号4月1日、NECでは遠藤信博社長が会長に退き、新野隆副社長(61歳。写真)が社長兼CEOに就任する。この人事が発表されたのは昨年12月25日。就任までに3カ月もの“準備期間”をかけた例は、NECのここ20年を振り返っても見当たらない。現在、4月から始まる新中期3カ年計画を策定中で、その遂行役となる新野氏に十分な時間を与えたいという思いが背景にうかがえる。