記事一覧:NEWS2438件
-
Inside
【食品】 アサヒが狙う東欧、ベトナム 有望ビール買収で最終決戦
2016年10月22日号世界で熱を帯びるビール業界再編で、日本勢が獲得を狙う買収案件の“最終決戦”が続々と始まった。アサヒグループホールディングスは英SABミラーの東欧5カ国のビール事業に買収提案する方針で、買収額は5000億円を超えるとみられる。実現すれば国内ビールメーカーで過去最大の買収額となる。
-
Inside
【総合商社】 岡藤伊藤忠が勝負をかける 中国ビジネスの“真打”登場
2016年10月22日号伊藤忠商事が本格参入を目指す中国ビジネスの“真打ち”がついに動き始めた。6000億円を投じて資本提携する中国最大の国有複合企業、中国中信集団(CITIC)グループと来年にも合弁会社を新設し、日本企業としては初めて中国で大規模な病院経営に乗り出すのだ。
-
Close Up
トヨタは救世主か支配者か 盟主にすがったスズキの命運
2016年10月22日号ついに、鈴木修・スズキ会長が動いた。独フォルクスワーゲンに代わる婚約相手として秋波を送ったのは、自動車業界の盟主、トヨタ自動車だった。これで、日系自動車メーカーは、トヨタグループ、日産自動車、ホンダの3陣営に集約されることになる。鈴木会長は経営の独立性を維持したい構えだが、事はそう簡単に進みそうもない。
-
人事天命
【J.フロント リテイリング】 百貨店・経営改革の総仕上げ 来春開業の銀座再開発が花道か
2016年10月15日号銀座再開発プロジェクトが大詰めを迎えるJ.フロント リテイリング。ここにきて業界関係者の間でささやかれているのは、2013年からトップを務める山本良一社長(65歳。写真)が、この大型事業を“花道”に、後継にバトンタッチするという観測だ。
-
Inside
【製薬】 10月から市販薬に新マーク 複雑な税控除は利用されるか
2016年10月15日号ドラッグストアに並ぶ一部OTC医薬品(市販薬)に、10月から新しいマークが順次付く。2017年1月に始まる「セルフメディケーション税制」で税控除対象品を識別できるよう、業界団体が作った。新税制では、対象となる市販薬の年間購入額が1万2000円を超えた場合に確定申告をすれば、所得税などが控除される。
-
Close Up
OPEC増産凍結の裏に透ける 盟主サウジの絶妙な立ち回り
2016年10月15日号長引く原油安に歯止めをかけるため、石油輸出国機構(OPEC)がついに増産凍結で合意した。原油相場の底抜けを阻止し、さらにOPEC自体の存在意義を市場に誇示するという、盟主サウジアラビアの戦略が短期的には奏功した形だが、生産割当量を決める11月の総会までなお土壇場での神経戦が繰り広げられそうだ。
-
Inside
【保険】 早期退職制度に透けて見える メットライフの“アリコ狩り”
2016年10月15日号アリコ狩り──。そう呼ばれているのは、10月3日に開始したメットライフ生命保険の早期退職プログラムだ。歩合制の営業社員を除く内勤社員約4800人のうち、対象となるのは都内勤務の45歳以上でかつ在籍3年以上の社員、そして会社が不要と判断した社員だ。関係者の話を総合すると、その数は350~400人で、対象者の多くが旧アリコジャパン社員となる。
-
Inside
【製薬】 大正製薬のあのCMに異変 爽やか路線の裏に焦りあり
2016年10月8日号「ファイトイッパーツ!」と聞いて思い浮かべるものといえば、大正製薬の栄養ドリンク「リポビタンD」だろう。筋骨隆々の男性2人が崖の上などで叫び合い、力を合わせて困難を乗り越える、あの国民的テレビCMで商品もフレーズも有名になった。
-
Inside
【医療】 亀田総合病院元幹部が提訴 暴露される病院と官僚の闇
2016年10月8日号民間病院の名門である亀田総合病院(千葉県)を2015年9月に懲戒解雇された元副院長の小松秀樹医師が今年9月、同病院などを展開する亀田グループの経営者2人、さらに厚生労働省と千葉県の職員2人を相手取り、二つの民事訴訟を起こした。闇に葬り去られるとみられていた、解雇の舞台裏にある真実を明らかにしようというのだ。
-
Inside
【自動車】 ホンダ・トヨタvsスポンサー タカタ再生手法を巡る攻防
2016年10月8日号エアバッグのリコール(回収・無償修理)問題で経営危機に陥っているタカタのスポンサー選定が大詰めを迎えている。9月下旬に締め切られた入札には、化学品メーカーのダイセルと米ファンドのベインキャピタル連合、米ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)、スウェーデンのエアバッグ大手オートリブなど5陣営が名乗りを上げた。
-
人事天命
【ベネッセホールディングス】 これでついに3人目! 問われる“プロ経営者”の実力
2016年10月8日号前任の社長はわずか3カ月で交代、次の社長に就任したのはまたしても“プロ経営者”だった。10月1日付でベネッセホールディングスの社長に就任したのは、社外取締役を務めてきた安達保氏(62歳。写真)。米投資法人カーライルの日本代表を務める傍ら、ベネッセの社外取締役を通算11年間も務めてきた。
-
Inside
【繊維】 帝人が高額買収で本腰入れる 1次サプライヤー化の勝算
2016年10月8日号「だからずっと言ってきたじゃないですか、ティア1になるって」(帝人役員)強くて軽い炭素繊維などを使った高機能複合材料を成長の柱に据える繊維大手の帝人が、9月13日、同社として過去最大の買収に乗り出すと発表した。8億2500万ドル(約840億円)をつぎ込む相手先として選んだのは、米国のコンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(CSP)社。
-
Inside
【レジャー】 メガソーラー大バブル終焉 窮地に陥るゴルフ場の悲鳴
2016年10月8日号リオデジャネイロ五輪で112年ぶりに五輪競技復活を果たしたゴルフだが、国内市場は縮小の一途。その厳しい現状を象徴するのが、2012年の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」開始以降に広がったゴルフ場のメガソーラー化だ。
-
Close Up
新海 誠(「君の名は。」監督)特別インタビュー
2016年10月8日号新海誠監督の長編アニメーション映画「君の名は。」の勢いが止まらない。9月22日に興行収入100億円を突破。業界に新風を吹き込んだ新海監督は、何を考えたのか。
-
Inside
【小売り】 ローソン子会社化で見えた 三菱商事の“川下”戦略転換
2016年10月1日号三菱商事はローソン株33.4%を持つ筆頭株主だが、来年1月をめどに総額1440億円を投じて株式公開買い付け(TOB)を実施し、保有比率を50%超へと引き上げる。こうした巨額投資の布石は、今年3月に開かれたローソンの社長交代の記者会見にあった。
-
人事天命
【ポーラ】 訪問販売から来店型にかじを切り マーケティング力に定評の若手抜てき
2016年10月1日号「激震だった前回の社長人事以来の驚きだった」──。売上高で化粧品3番手の座を争う、ポーラ・オルビスホールディングス(HD)。その基幹であるポーラの経営陣の顔触れが今年、大きく変わった。創業家以外から社長になった前任の鈴木弘樹氏が顧問に退き、マーケティング担当の執行役員、横手喜一氏(49歳。写真)を後任に抜てき。同時に、40代の若手3人を執行役員へ昇格させたのだ。
-
Inside
【航空】 新聞広告や賃上げでも解消しないパイロット不足
2016年10月1日号「機長・副操縦士 募集中!!」。8月下旬、新聞の求人欄にパイロットを募集する広告が躍った。広告主は、LCCのジェットスター・ジャパン。「現状は何とか足りているが、将来の規模拡大に備えて、早めに唾を付けておきたい。一人でも多く採用したい」(ジェットスター幹部)と本音をのぞかせる。
-
Close Up
ルネサスの命運握る米社買収 メガ再編の渦中で反攻の賭け
2016年10月1日号自動車用半導体大手のルネサスエレクトロニクスが、約3200億円で米半導体会社を買収する。ルネサスにとっては大型M&Aだが、数兆円規模で進む半導体のメガ再編の荒波の中では小粒な買収だ。世界的な潮流となっている規模拡大に背を向けて、自ら選択した買収にルネサスの命運が懸かる。
-
人事天命
【日本建設業連合会】 経団連副会長狙う? 大成の山内会長 見通し不透明な日建連会長の後継人事
2016年9月24日号ゼネコンの業界団体である日本建設業連合会。中村満義会長(鹿島会長)は2017年4月で2期4年の任期満了を迎え、交代する可能性が濃厚だ。日建連会長ポストは従来、東京を地盤とする大手ゼネコン3社の会長、社長が務めてきた。前任は清水建設で社長、会長を務めた故・野村哲也氏なので、次期会長は順当にいけば、大成建設の山内隆司会長(70歳。写真)が有力だ。
-
Inside
【外食】 五輪ブラジル、すき家も“銀” 国内牛丼立地はギューギュー
2016年9月24日号「ゴストーゾ(うまい)! これが日本ではやりの食べ物か」──。日本でも大いに沸いた五輪会場のリオデジャネイロから西へ約350キロメートル。南米最大の都市サンパウロ近郊で花卉農園を営む日系1世、藤原利貞さんは牛丼に舌鼓を打った。