記事一覧:洞察 脇役が主役に変わるとき128件
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洞察 脇役が主役に変わるとき
野球は「数字」との戦いでもある 常に意識すべき自らの目標設定
2014年7月26日号2007年のシーズンのことだ。10月6日の中日ドラゴンズ戦(神宮)で3打数無安打に終わり、打率は2割9分8厘。翌7日の広島東洋カープ戦(同)は2本の内野安打で打率が3割ちょうどになった。チームは残り2試合。当時の古田敦也監督から、残り試合を休むかどうかを聞かれた。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
部下は上司を細かく観察している 選手を意気に感じさせる指導術
2014年7月19日号東京ヤクルトスワローズに入団して3年目の1997年のことだ。ペナントレースが盛り上がる夏場に32打数連続無安打と、全く打てなくなってしまった。8番が定位置だったとはいえ、2割8分あった打率は2割5分まで落ちた。守備力を買われて試合に出してもらっていたが、その守備でも8月30日の中日ドラゴンズ戦(ナゴヤドーム)でエラーをしてしまった。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
「プロのチャンスは平等ではない」 中間管理職としてのコーチの役目
2014年7月12日号プロ野球には、コーチという役職がある。上司である監督の考えに沿って働き、部下である選手を指導する。その意味では、一般企業の中間管理職に置き換えることができるかもしれない。2009年から現役を引退するまでコーチ兼任としてプレーしたが、コーチングの難しさを感じることが多かった。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
勝敗分ける「体験」と「経験」の差 極限の緊張感が能力を引き出す
2014年7月5日号サッカーのワールドカップを見ていて痛感するが、勝負事では「経験」の差が勝敗を分けることがある。19年間のプロ生活でも、一番忘れられないのが、2011年のシーズンだ。東京ヤクルトスワローズはリーグ優勝が目前に迫ったが、最大10ゲーム差をつけていた中日ドラゴンズにシーズン終盤で逆転された。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
楽天・松井投手に見る心構え 成長に必須な目配り、気配り
2014年6月28日号毎年、多くの新人選手がプロ野球の世界に飛び込んでくる。今シーズン注目を集めたのが、桐光学園高からドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した松井裕樹投手だった。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
田中将大投手が見せた「適応力」 海外ではスタイル変える覚悟を
2014年6月21日号世界で戦う上で、鍵を握るのは適応力──。前回はそう書いたが、これを体現しているのが、今季、楽天から米大リーグのヤンキースに移籍した田中将大投手だ。最初は大リーグのボールか、硬いマウンドへの対応が難しいのではないか? と思っていた。2013年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は日本代表のエースと期待されながら、活躍できずに終わった。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
W杯でサッカー人気に危機感 野球より近い世界との距離
2014年6月14日号サッカーワールドカップ(W杯)のブラジル大会が始まる。サッカーには詳しくないが、大会が近づくにつれて日本中の盛り上がりを感じる。サッカー日本代表には心から頑張ってほしいと思う半面、危機感を抱いているというのが本音だ。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
相手を知り、自分を知る 洞察で得た一流の脇役の座
2014年6月7日号昨年限りで19年間過ごした東京ヤクルトスワローズでのプロ野球生活を引退し、バックネット裏から野球を見ることになった。「野球の見え方は変わったか?」と聞かれることも多いが、見え方が変わったというより、よく見えるようになったというのが素直な印象だ。