記事一覧:洞察 脇役が主役に変わるとき128件
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洞察 脇役が主役に変わるとき
依然高いプロ・アマ間の壁 野球界のためもっと交流を
2016年12月31日号12月上旬、学生野球資格回復制度の研修会に参加させてもらった。きっかけは「高校生や大学生に技術を伝えられる状況をつくりたい」という純粋な思いからだった。研修会では生徒への体罰が裁判沙汰に発展したトラブルが語られるなど、勉強になることが多かった。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
大谷投手のメジャーリーグ挑戦 球界挙げて夢叶える環境整備を
2016年12月24日号日本ハムの大谷翔平投手が、早ければ2018年にポスティングシステム(入札制度)を利用して、メジャーに移籍することになりそうだ。契約更改の席上で大リーグに挑戦したい意思を伝え、球団側は容認する方針を示したという。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
今の自分をつくってくれた 優しい父と厳しい母の存在
2016年12月17日号どんなときでも、家族の支えは大きいもの。私自身、家族の支えがなければ、19年間も現役を続けることはできなかった。妻、子供たちにはもちろん、丈夫な体に生んでくれた両親に感謝している。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
WBC前哨戦で露呈した弱点 投手、打者で求められる人選
2016年12月10日号少し前の話になるが、来年3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて、強化試合4試合が行われた。結果はメキシコ、オランダの格下相手に3勝1敗。中でも、投手陣が4試合で29失点したのが気になった。同じような形で本番も失点を重ねれば、勝ち抜くのは難しい。本大会に向けての課題が、明確になったといえる。
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投手のクセから球種を見抜く ベンチを挙げた情報戦の虚実
2016年12月3日号誰もが持っていて、隠し切れないものにクセがある。「無くて七癖、あって四十八癖」ということわざもあるが、プロ野球の世界ではピッチャーのわずかなクセから、球種を見抜けることがある。
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死球骨折で掴んだレギュラー 「ど根性」が分けた野球人生
2016年11月26日号仕事に必要なのは理論的な思考か、根性か。精神論をことさらに賛美するつもりはないが、時として「ど根性」がその後の人生を分けることがある。思えば私がレギュラーに定着することができたのは、デッドボールが手に当たり、骨折したことがきっかけだった。
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相性抜群の真中との1、2番 正反対の性格で補った役割
2016年11月19日号野球の面白さの一つに「打順」がある。九つの打順にはそれぞれの役割があり、「点」がつながって初めて、打線が「線」になる。現役時代の私は何番バッターのイメージが強いだろうか? 脇役ということで、2番というイメージを持っていただいている読者の方も多いことだろう。公式戦では4番と9番以外を打ったが、何番が自分に合っていたかというのは、今でもよく分からない。
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短期決戦では「勢い」が左右 日ハムと広島を分けた明暗
2016年11月12日号「勢い」とは、何か。あらためて考えさせられる結末だった。日本シリーズはパ・リーグ王者の日本ハムがセ・リーグ優勝の広島を4勝2敗で下し、日本一になった。1、2戦目には、広島の選手たちから気迫を感じた。引退を発表した黒田博樹を日本一にしたいという思いも強かっただろう。
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受け入れてこそ対処できる 誰にでも訪れる肉体的衰え
2016年11月5日号人間が勝てないものに、年齢があるという。どんな天才でも年齢を重ねるし、体力はいつか衰えてきてしまう。スポーツの世界では「自分で年を取ったと思ったら終わりだ」といわれることがある。肉体の衰えを認めることでモチベーションが下がったり、自分自身で限界をつくってしまうからだろう。
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日本シリーズは日ハム有利? 鍵握る大谷vs同級生トリオ
2016年10月29日号プロ野球の日本シリーズが10月22日に開幕する。頂点を争うのは、セ・リーグは広島、パ・リーグは日本ハム。本稿執筆時点では1、2戦目の結果が出ていないため、開幕前の時点での予想を記してみたい。
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ロッテファンから愛され引退 PL後輩サブローとの思い出
2016年10月22日号ロッテのサブロー(本名・大村三郎)外野手が現役を引退した。サブローはPL学園高校の後輩で、同じ1995年にプロ野球の世界に入った同期入団でもある。今年で40歳。前から40歳まで現役を続けたいと口にしていただけに、心からお疲れさまと言いたい。
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現代野球で最後の200勝? 印象深い黒田投手の偉業達成
2016年10月15日号プロ野球のレギュラーシーズンが終了した。セ・リーグでは広島が1991年以来、25年ぶりの優勝を飾った。一方のパ・リーグでは、日本ハムが最大11.5ゲーム差をつけられていたソフトバンクを逆転しての優勝と、話題の多いシーズンとなった。
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野球に打ち込める環境が大事 選手にとって結婚は是か非か
2016年10月8日号プロ野球界では、若い選手が「いい人がいるのなら、早く家庭を持った方がいいぞ」と周囲に言われることがある。結婚することで普段の生活が落ち着き、子供が生まれることで自然と「家族のために頑張らなければ」という気持ちが生まれる。そういった気持ちの変化が取り組みにも表れ、伸び悩んでいた選手が活躍するという例もあるからだろう。
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一線で活躍する選手に多い オフの時間の上手な使い方
2016年10月1日号前回に続いて、時間について書いてみたいと思う。時間をうまく使える人は仕事ができると書いたが、成果が挙がらないときに「時間がない」と言い訳をする人が多いようだ。例えば、練習をする時間がなかった、勉強をする時間がない、必要な電話をする時間がなかったと言い訳をする人もいるだろう。この「時間がない」という言葉を耳にすると、「時間の使い方が下手なのだろうな」と感じる。
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遅刻で失う周囲からの信頼 野球でも重要な時間の管理
2016年9月24日号時間を上手にマネジメントする。ビジネスの世界には、そんなテーマがあると聞いた。どんな仕事であったとしても、時間をうまく使える人は仕事ができる。それは、野球の世界でも同じように感じる。
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思い切った割り切りが原点 勝負強い選手はここが違う
2016年9月17日号プロ野球には「勝負強い」と表現される選手がいる。実際に得点圏(二、三塁)にランナーを置いているときや、試合の勝敗を決める場面で好成績を残す選手がいる。最近でいえば、阪神の福留孝介外野手が代表的だろうか。
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「動」の山田、「静」の筒香が競うハイレベルな本塁打王争い
2016年9月10日号プロ野球も9月に入り、シーズン終盤を迎えた。クライマックスシリーズ進出を懸けた順位争いも激しくなってきたが、個人タイトルに目を向ければ、DeNAの筒香嘉智外野手とヤクルトの山田哲人内野手が本塁打王争いを繰り広げている。
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米大リーグでも技術を証明 身近で感じたイチローの凄み
2016年9月3日号米大リーグ、マーリンズのイチロー外野手が大リーグ通算3000安打を達成した。殿堂入りの目安とされる3000安打は、過去に29人しか到達していない記録だ。それだけのヒットを積み重ね、成績を残し続けている。凄いの一言に尽きる。何より、40歳を超えてもあれだけ走れるということに驚かされる。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
東京五輪で実施でも喜べない 野球の世界普及に必要なこと
2016年8月27日号リオ五輪が日本人選手の活躍で盛り上がる中、野球界にとっても大きな出来事があった。2020年東京五輪の追加種目として、野球・ソフトボールなど5競技18種目の採用が正式に決定したのだ。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
予想しなかった広島の独走 優勝への鍵は重圧への対処
2016年8月13日号誰がここまでの独走を予想できただろうか。7月を終え、セ・リーグは広島が首位を走っている。本稿執筆時の8月1日時点で、2位・巨人とは8ゲーム差。1991年以来、25年ぶりのリーグ優勝に向けて、勢いを感じる戦いぶりだ。