記事一覧:洞察 脇役が主役に変わるとき128件
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洞察 脇役が主役に変わるとき
肩の手術克服で5年ぶり勝利 由規の復帰で故障者にも勇気
2016年8月6日号5年という歳月は、果てしなく長く感じられたことだろう。ヤクルトの由規が7月24日の中日戦(ナゴヤドーム)で5年ぶりの勝利を挙げた。六回途中を4安打2失点に抑え、右肩の手術から復帰2試合目で勝利投手になった。1軍戦での勝利は2011年9月3日の巨人戦(神宮球場)以来、実に1786日ぶりだという。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
諦めずに戦う「PL魂」永遠に 母校の名門野球部休部に思う
2016年7月30日号最後まで諦めずに戦う「PL魂」は健在だった。7月15日、東大阪市の花園中央公園野球場で行われた第98回全国高校野球選手権大会の大阪大会2回戦を観戦した。今夏限りでの休部が決まっているPL学園が東大阪大柏原に6対7で敗れ、PL学園硬式野球部の歴史がいったん幕を閉じた。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
団体競技でも必要な自主性 段階を踏んで自分を高める
2016年7月23日号言うまでもなく、野球は団体競技だ。チームには監督が決めた方針や作戦があり、幾つかの決め事がある。一方で、そうした決め事を越えた個人の自主性が、チームの力になる場合がある。1993年の日本シリーズ第7戦での古田敦也さんの「ギャンブルスタート」については、以前の当欄でも触れたが、私もベンチからの指示に反して動いたことがあった。
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知らない世界を知る楽しさ 読書が教える先人の知恵
2016年7月16日号書店に向かう。自宅から歩いて通える場所にある、それほど大きくはない書店だ。事前に目当ての本がないときには、店内を歩いて回る。そんなときは大型書店より、小さな書店の方がいい。新刊コーナーや話題の本を集めた陳列棚に目をやり、気になったものを手に取ることが多い。
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布団の中では考え事しない 質の良い睡眠が集中力の基
2016年7月9日号「睡眠」に関する書籍が売れているそうだ。深く眠り、心地よく目覚めることができれば、疲労を回復できる。世界的に見ても睡眠時間が短いといわれる日本人は、質の良い睡眠を取ることに興味があるようだ。私はいつでも眠ることができた。睡眠について悩んだことは、これまでに一度もないといっていい。
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集中力の鍛錬に必要なのは 継続と、目的意識の堅持
2016年7月2日号集中力は、誰もが持っているものだ。どんな小さな子供でも、集中力がある。目の前の玩具に集中して、飽きずに遊び続けることもあるだろう。ただ、子供の場合には、集中力が長続きしない。ひとたび関心を失うと、たちまち集中できなくなってしまう。
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スーパースターだからこそ自覚すべき試合に臨む姿勢
2016年6月25日号今シーズン、「日刊スポーツ」の評論でヤクルト・山田哲人内野手の守備を指摘したことがあった。4月13日のヤクルト-巨人戦(神宮球場)。0対8で敗れた結果以上に、試合に臨む姿勢に問題があるように感じたからだ。
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コリジョンルールの導入で失われていく野球の醍醐味
2016年6月18日号野球の醍醐味が失われてしまった。プロ野球では今シーズンから、本塁での衝突を避けるためのコリジョンルールが導入された。走者が故意に捕手に衝突しようとした場合はアウトになり、捕手(または野手)が走路をふさいだり、ブロックをするとセーフになるというものだ。
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ソフトバンク独走阻止には他チームの“一致団結”が必要
2016年6月11日号前回に続いて、今回はここまでのパ・リーグを振り返りたい。開幕前に予想した通り、ソフトバンクが独走し始めた。交流戦開幕前の5月30日時点で、2位のロッテとは6ゲーム差。プロ野球では「3ゲーム差を縮めるのに1カ月かかる」といわれることが多い。地力に勝るチームが走り始めると、追い掛ける側は数字以上に厳しい。
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決め手欠くセ・リーグ各チーム どこにも浮上のチャンスあり
2016年6月4日号3月25日にプロ野球が開幕してから、早くも2カ月が過ぎた。5月31日に開幕する「日本生命セ・パ交流戦」に合わせて、各リーグの状況に触れたい(今回はセ・リーグ)。
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「野球離れ」の現状に危機感 幼児対象の教室を始めた理由
2016年5月28日号今回は新しく始めた野球振興の形について書きたい。5月12日、東京都品川区立北品川第二保育園を訪れた。「宮本慎也ベースボールスクール」として、5歳児クラスの園児18人を対象に野球教室を開催するためだった。
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祝2000本安打達成! 人柄で愛される新井の魅力
2016年5月21日号広島の新井貴浩内野手が、4月26日のヤクルト戦(神宮球場)で通算2000本安打を達成した(プロ野球史上47人目の記録)。当日は別の仕事帰りに偶然、神宮球場の近くを車で通り掛かった。
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大リーグでの環境変化に適応 前田健太が見せた一流の証し
2016年5月14日号 -
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鍛えるべきは「体・技・心」の順 その前に求められる熱意や志
2016年4月30日号人間にとって大切な三つの要素として「心・技・体」という言葉がある。精神力、技術力、体力のことで、スポーツや武道の世界で使われることが多い。「心・技・体がそろって初めて力が発揮できる」といった表現を、一度は耳にしたことがあるはずだ。
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日々の生活の中でも養える 洞察力につながる鋭い感性
2016年4月23日号この連載のタイトルでもある「洞察」という言葉を辞書で引いてみると、「鋭い観察力で物事を見通すこと。見抜くこと」とある。脇役だった私が19年にわたって現役を続けられたのは、相手を知り、自分自身を知ることに努めたからだと書いてきた。では、どうすれば洞察力を鍛えることができるのか。
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育成という言葉が独り歩き 結果が出ない言い訳で多用
2016年4月16日号「育成」という言葉が、独り歩きをしてしまうことがある。全国で野球教室をやっていると、少年野球の指導者や保護者の方から「選手の育成と試合での結果のどちらを重視したらいいでしょうか」と聞かれることがある。
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マイナス思考自体は悪くない 最悪の事態に備えリスク管理
2016年4月9日号人は物事をポジティブな方向に考えるプラス思考の性格と、ネガティブな方向に捉えるマイナス思考の性格とに大別できるという。私はといえば、紛れもなくマイナス思考の性格である。現役時代に選手としてプレーしていたときにも、あるいは普段の生活を送る中でも、最悪の事態を想定して行動することの方が多い。
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野球の上達に近道なんてない 無駄を重ねて身に付く本当の力
2016年4月2日号野球教室で「野球が上達する近道を教えてください」と聞かれることがある。冷たく聞こえてしまうかもしれないが、「近道なんてない」というのが私の答えである。多くの人が、できるだけ無駄を省いて合理的に物事を運びたがる。誰だって回り道はしたくないし、努力は最小限に抑えて良い結果を出したいものだ。
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その場しのぎの対応は駄目 受け売りで始まる技術習得
2016年3月26日号上司は部下の専門分野に強くなければならない。部下から質問されたときや、部下が壁にぶつかっているときには「それは、こうした方がいい。なぜなら、こういった理由があるからだ」と、部下が納得する理由を示すことができるのが、本来の上司の姿といえるからだ。
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トリプル3のヤクルト山田選手 守備面での「転機」が成功
2016年3月19日号一つの「転機」が、選手の野球人生を変えることがある。昨シーズン、「トリプルスリー」(打率3割以上、30本塁打以上、30盗塁以上)を達成したヤクルトの山田哲人内野手にとっては、セカンドへのコンバートが転機になった。