記事一覧:マーケット・人物2504件
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株式市場 透視眼鏡
今年は個人投資家主導の相場に 高利回り、株主優待株が人気
2014年1月25日号2014年の株式市場は波乱の幕開けとなった。日経平均株価は取引初日の1月6日に382円安。その後も荒っぽい展開が続いている。米国の雇用統計が弱かったことも相場の乱高下に拍車をかけたが、本質は昨年の揺り戻しとみている。昨年末にかけて日経平均は9連騰。合計1138円もの急騰を記録していたため、スピード調整はあってしかるべきといえる。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 クールジャパンの先駆け シンガポールで人気の日本番組専門チャンネル
2014年1月25日号「ハロー!ジャパン」という日本番組専門のテレビチャンネルが、昨年2月にシンガポールで放送を開始してから1年がたとうとしている。11月には官民ファンド「クールジャパン機構」が創設され、日本文化を海外に発信して需要を開拓する事業への金融支援策が充実した。官民一体の支援を受けて、日本から海外への情報発信は増えると期待されることから、シンガポールでの先進事例を紹介したい。
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Interview
髙橋興三(シャープ社長)インタビュー
2014年1月25日号液晶パネルと太陽電池という2本柱の主力事業の先行きが依然として不透明なシャープ。昨年6月に就任した髙橋興三社長はどうかじ取りを進めていくのか。
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Interview
津賀一宏(パナソニック社長)インタビュー
2014年1月25日号昨年のCES基調講演で、BtoB(企業向けビジネス)事業へのシフトを世界に向けて宣言したパナソニックの津賀一宏社長。足元の業績は上向いてきたものの、本格回復には至っていない。再びCES会場でその進捗状況を聞いた。
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Interview
平井一夫(ソニー社長兼最高経営責任者(CEO))インタビュー
2014年1月25日号ソニー製品にかつてのワクワク感は戻ったか──。米国ラスベガスで1月上旬に開かれた国際家電見本市「CES2014」で、まもなく就任2年となる平井一夫CEOに経営課題を聞いた。
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Interview
別々の道を突き進む家電3社の生き残り戦略 家電3トップに訊く
2014年1月25日号2012年3月期、そろって大赤字に沈んだソニー、パナソニック、シャープ。それぞれ50代の経営者が登場し、立て直しに取り組んでいる。各社のトップが“三社三様”の生き残り戦略について語った。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 経済危機が変化促すフランスとスペイン 自動車業界に追い風
2014年1月18日号欧州株式市場では、2013年、自動車の株価指数が最も上昇した。特に、売り上げで欧州の占める割合が最大7割に達し、欧州依存度の高い非ドイツ系自動車メーカーの株価は、プジョーで12年末比約1.7倍、ルノー、フィアットも約1.4倍と、平均で2割程度上昇したBMWなどのドイツ系3社を大幅に上回った。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 “李克強論文”が示した農村工業化から都市化への道筋
2014年1月18日号「2012年の焦点は不動産、都市化、経済成長だった。13年は地方債務、過剰生産、食料安全保障にシフトした。情勢に応じてボスの考え方も変わるんだ」 12月10~13日に開催された中央経済工作会議の企画に関わった経済官僚は筆者にこう語る。毎年末に開催される会議は翌年の経済政策・方針を具体的に決定する政治イベント。13年は4日間行われ、1995年以来で最長となった。
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短答直入
藤岡 純(コベルコ建機社長)
2014年1月18日号“業界4位”が定着していたコベルコ建機は、“低燃費”と“低騒音”を武器に、今では新車の販売台数で1~2位の争いに割り込んでいる。藤岡社長に秘密を聞いた。
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数字は語る
税収増でも歳出増の愚 財政を健全化するには 歳出額を目標にすべき
2014年1月18日号政府は12月24日、2014年度予算案を決定した。予算編成に先立つ13年8月には新規国債発行額が13年度(42.9兆円)を上回らないことを目標にしたが、1.6兆円減額されて41.3兆円となった。
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金融市場 異論百出
2014年も続く異次元緩和策 「痛み止め効果」後に潜む問題
2014年1月18日号財政刺激策と国債大量購入による超金融緩和策、および海外経済の回復によって、2013年の日本経済は明るいムードに転換した。以前グリーンスパンFRB元議長は、レーガン大統領のよかった点は、米国民に自信を取り戻させ、米国は没落した大国だというイメージを変えていったことにあった、と述べていた。そういった観点から言えば、アベノミクスの第1段階が日本国民の気持ちをひとまず明るくしたことはある程度の成果があったといえるだろう。
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為替市場 透視眼鏡
ユーロ反落がドル高観を強化 14年末は1ドル=115円に
2014年1月18日号米国は順当に景気回復のペースを速めている。経済成長率は2014年3.2%、15年3.8%と加速し、為替市場では「強いドル」が中心テーマとなるだろう。米国、世界の経済に明かりが差すとき、日本では「異次元緩和」が効く。円安が進み、日本株が上昇し、日本の明るさが際立ってくる。ドル円相場は14年末115円、15年末120円と想定する。
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短答直入
森 修一(ジュピターテレコム(JCOM)社長)
2014年1月11日号放送通信事業者でありながら、東京電力管内などの一部地域でマンション向けに電力供給を開始したJCOM。電力小売りの事業戦略について森修一社長に聞いた。
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数字は語る
賃上げを決めるのは 労働生産性の向上 鍵を握る成長戦略
2014年1月11日号日本の景気が上向く中でアベノミクスの成功のためには賃上げが欠かせないとして、賃上げをめぐる労使の議論が盛んになってきた。安倍政権も「経済の好循環実現に向けた政労使会議」を開催し、賃上げへの環境づくりに取り組んでいる。このような労使交渉を見ていると、賃金水準があたかも政治的な交渉の結果として決まっているような錯覚に陥る。
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金融市場 異論百出
100周年を迎えたFRB QE縮小で始まる海図なき航海
2014年1月11日号2013年12月23日にFRBは創立100周年を迎えた。ウォール街では、記念特別展が開催されている。100周年の直前、12月18日にFRBはQE3の縮小開始を決定した。これにより、世界の金融市場に出回っていた流動性がタイトになるという見方がある。
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商品市場 透視眼鏡
2014年も原油価格下落と 天然ガス市況の回復が続く
2014年1月11日号最近数カ月、米国のエネルギー市場では、原油安と天然ガス高が進んできた。2014年も、この傾向が続くことになりそうだ。米国の天然ガス市況は過去の水準から見ると低迷の域にとどまっている。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 オートショー様変わり 車のビッグデータで妻の不倫発覚!?
2014年1月11日号車好きが集まるロサンゼルスオートショー。今回はその会場に、はっきりとわかる異変が起きていた。「ターボ」や「馬力」というお決まりのマッチョな自動車業界用語ではなく、「ソーシャルメディア」と「つながる」。この二つの言葉がマイクを通し、大音響で、まるで宗教のマントラのように何度も会場で繰り返されていたのだ。
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特別寄稿
自由化で料金上がるか? 先進国に見る電力改革
2014年1月11日号東京電力福島第1原子力発電所の事故以降、国が推し進めている電力の自由化。政府は競争による「電気料金の最大限の抑制」を打ち出す一方で、一部では海外の自由化先進国では電気料金が上がっているとの指摘も強い。実際、電気料金はどうなるのか。
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短答直入
松本 大(マネックスグループ会長)
2013年12月28日号海外展開や売買システム内製化などネット証券でも独自路線を歩むマネックスグループの今後や、夜間取引実施の条件を聞いた。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 米国で一世風靡 基軸国通貨に挑戦する「ビットコイン」
2013年12月28日号「技術革新はわが経済の要を成します」。11月18日、米議会上院の国土安全保障・政府問題委員会に招聘された米財務省のジェニファー・カルバリー部長がこう証言した。同部長は「通貨の警察官」。マネーロンダリングを取り締まる金融犯罪取り締まりネットワーク(FCEN)を率いている。