記事一覧:マーケット・人物2504件
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 パリのテロがもたらした 一般の中産階級の右翼化 不安定化する西欧社会
2015年4月11日号ドレスデンは「エルベのフィレンツェ」とたたえられる文化都市だ。しかしドイツ・ザクセン州の州都でもあるこの街は、ネオ・ナチに代表される極右翼の本部でもある。ここドレスデンで2月に「西欧のイスラム化に反対する欧州愛国主義者」(ペギーダ)による、2万5000人を集めた大規模なデモが行われた。
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株式市場 透視眼鏡
海外発要因での先物売りを 吸収できない公的資金の買い
2015年4月11日号1月下旬以降の株価急上昇は、日本銀行の追加金融緩和、ECB(欧州中央銀行)の量的緩和、そして各国の相次ぐ緩和競争で生じた過剰流動性が、米国の労働市場改善を受けたドル高によって、金利低下・通貨安・原油安の恩恵にあずかるドイツなどの欧州株や日本株に流入したことが理由だ。
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金融市場 異論百出
世界がなびく経済力と影響力 AIIB騒動に見る中国の台頭
2015年4月11日号「英文学で最も有名な生徒は誰か? ハリー・ポッターだ。彼の最初のガールフレンドは誰か? 最初にキスした相手は誰か? 中国人だ」ボリス・ジョンソン・ロンドン市長が2013年秋に北京大学を訪れた際、彼はそう言って北京の人々に愛嬌を振りまいた。そして、同行したジョージ・オズボーン英財務大臣は「(デービッド・)キャメロン首相はもうダライ・ラマには会わない」と断言して、ロンドンのオフショア(海外)人民元市場の相談を中国政府と進めた。
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数字は語る
正社員の労働時間を もっと短くするには 実質賃金の上昇が不可欠
2015年4月11日号日本の就業者全体の平均労働時間が短くなっている。経済協力開発機構(OECD)の統計によれば、2013年の平均年間労働時間は1735時間で、ドイツ(1388時間)やフランス(1489時間)と比べれば長いものの、1788時間の米国と比べれば短い。
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短答直入
瀬川 章(藤田観光社長)
2015年4月4日号東京五輪に向けた5年間の中期経営計画を発表した藤田観光。売上高880億円、経常利益48億円の達成に向けて、具体策を聞いた。
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Interview
椙岡俊一(エイチ・ツー・オー リテイリング会長兼最高経営責任者)
2015年4月4日号1990年代後半から百貨店業界が見舞われた危機的な状況を切り抜けた上、関西で圧倒的な地位を築いた大物経営者が退任する。エイチ・ツー・オー リテイリングの椙岡俊一会長兼最高経営責任者だ。独特の感性で、業界の常識を覆してきた百貨店人生を振り返ってもらった。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 白人だらけの大会に ウィリアムズが復帰 多様性問われるテニス界
2015年4月4日号世界ランキング1位の女子テニス選手、セリーナ・ウィリアムズが、時速200キロメートルを超えるサーブをセンターコートに叩き込むと、会場のファンから「GO、セリーナ!」と大きな歓声が上がった。カリフォルニア州のインディアンウェルズで毎年開催されるテニス大会に、同州出身のセリーナが出場するのは14年ぶりだ。
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為替市場 透視眼鏡
FOMCの米経済予想は低過ぎ ドル円は16~17年にピークへ
2015年4月4日号米国経済が堅調で、利上げが進む局面は、ドル高(円安)を伴いやすい。米国の経済成長率は今年も来年も3%超と予想、FRB(米連邦準備制度理事会)は今年9月に利上げに踏み出し、フェデラルファンド金利は来年には2%に至ると予想する。ドル円相場は今年125円、来年130円への上昇トレンドをたどるだろう。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 7%“前後”の目標が示す 党指導部の懸念と危機感 改革より安定成長重視へ
2015年4月4日号「国内総生産成長7.0%前後、消費者物価指数上げ幅3%前後、都市部新増就業者数1000万人以上、都市部登記失業率4.5%以内、輸出入成長6%前後、エネルギー消費量削減3.1%以上」 3月5日、日本の国会に当たる全国人民代表大会の政府活動報告にて、李克強首相が今年の経済社会分野における政策目標を数字で表した。李首相が、数字そのものよりも、「前後」「以上」「以内」の方を慎重に強調していた光景は、それだけ中国を取り巻く経済の減速や改革の動向を市場や世論が気にしていること、そしてそんな現状を共産党指導部が気にしている現実を物語っているようであった。
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金融市場 異論百出
市場が混惑する二つの理由 日銀が陥ったワナと陰の標的
2015年4月4日号「日本銀行の説明はよく分からない」。そう語る市場参加者は国内外において非常に多い。昨年10月に日銀は、原油価格の急落が国民のインフレ予想を低下させる恐れがあること、2015年の春闘にとって昨秋は大事な時期だったこと、以上2点の理由から「予防的措置」として追加緩和を決定した。
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数字は語る
円安で企業格差が顕在化 為替水準に左右されない 収益構造への転換が急務
2015年4月4日号2014年度の輸出企業の採算レートが1ドル=99円と、1年後の予想円レート(119.5円)よりも20.5円も円高になっている。この差は、比較可能な1986年度以降で最大となった。仮に、想定通りに為替レートが推移すれば、企業の「業界需要」見通しが本年度より高いこともあって、過去最高益の更新も視野に入りそうだ。しかし、調査結果に懸念材料も散見されることに注意が必要である。
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短答直入
安形哲夫(ジェイテクト社長)
2015年3月28日号自動車の「曲がる(電動ステアリング)」機能部品で世界シェア1位のジェイテクト。競争環境が激変する中、今後の見通しを聞いた。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 乱立し同質化するSC イベントスペース活用が 差別化と生き残りの鍵
2015年3月28日号中国ではショッピングセンター(以下、SC)が乱立しているが、果たして採算が取れているのだろうか。SCの主な収入源はテナントからの賃料と収益に応じたコミッションであり、従ってどのようなメンツをそろえるかが重要になる。SCでは一般的に映画館、大型スーパー、主力店、準主力店、その他の順番で誘致を行う。映画館と大型スーパーは占める面積が大きく、構造面の要求も一般の店舗と異なることから、初期段階で固めるケースが多い。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 成熟化とコスト高で 生産落ち込む北海油田 拡大する英国の経常赤字
2015年3月28日号このところ英国では、北海油田に関する話題がメディア等でよく取り上げられている。例えば昨年9月に行われた、スコットランド独立に関する住民投票をめぐる議論では、スコットランド独立後の北海油田の帰属が焦点の一つとなった。
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商品市場 透視眼鏡
原油安は一服、値を戻すも 上値を追う材料には乏しい
2015年3月28日号原油相場はいったん下げ止まったものの、上値が重くなっている。昨年6月をピークに今年1月半ばにかけて、原油相場が大幅に下落した背景には、(1)米国のシェールオイルを中心に原油供給が増加したこと、(2)中国や欧州の景気下振れなどに伴って原油需要が鈍化したこと、(3)FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策の変化などを背景としてドル高が進んだこと、(4)OPEC(石油輸出国機構)が需給の調整役としての役割を少なくとも当面、放棄したこと、などによる原油市場におけるセンチメントの悪化があった。
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金融市場 異論百出
悲観と楽観のはざまに揺れる “期待”の制御に苦心する中国
2015年3月28日号中国経済の減速がきつくなっているという報道が相次いでいる。注意が必要なのは、地域や業種によって様相はかなり異なっているという点である。北京や上海では景気減速は感じにくい。先日、上海の金融街にある超高層ビルの地下レストラン街へランチタイムに行ってみたが、このビルで働く人々で以前にも増して大混雑になっていた。
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数字は語る
社会保障改革の主戦場 医療・介護費の抑制には 長期的視点が不可欠
2015年3月28日号現在、政府・与党を中心に6月ごろに策定予定の「新たな財政再建計画」をめぐって既に攻防が繰り広げられているが、その具体化作業において、政治は相当厳しい選択を迫られる。今年2月、内閣府は「中長期の経済財政に関する試算」(以下、中長期試算)を公表した。この試算のメッセージは単純だ。2017年4月の消費増税(税率8%→10%)や、高成長ケースを前提にしても、20年度の基礎的財政収支(対GDP)は1.6%の赤字となる。
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短答直入
東 和浩(りそなホールディングス社長)
2015年3月21日号最大3兆1280億円あった公的資金を6月にも完済すると発表して以降、りそなホールディングスの東和浩社長が初めてメディアのインタビューに答えた。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 「大バカ野郎」と元幹部が 日銀を指弾したFRBは 「超賢い」利上げができるか
2015年3月21日号米連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ前議長の右腕だったフレドリック・ミシュキン元理事が、2009年2月、「ガッデム・ストゥーピッド(大バカ野郎)」と日本銀行を名指しで批判した事件をご存じだろうか。教授出身者にありがちな脇の甘さを割り引いても、直前(08年)までFRBの中枢にいた元幹部が、露骨に他国、しかも対面である日銀の政策を批判したのは異例だったが、同事件は単なるゴシップではない。FRB内で日本の政策が研究されていた証左なのだ。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 シンガポール15年度予算は 将来を見据えた先行投資型 日本企業にも商機あり
2015年3月21日号67億シンガポールドル(以下、ドル)赤字の政府予算案が、2月23日、ターマン財務相により国会に提出された。本稿掲載のころには、承認を受けていることだろう。4月1日より始まる2015年度の国家予算は、歳出が歳入を大幅に上回る。過去10年、このようなことは皆無だ。羨ましいことに、ほとんどの年度において予算ベースで歳入の方が上回っていた。それだけに、新年度予算には、現状および将来に対するシンガポール政府の危機感が透けて見える。