記事一覧:マーケット・人物2504件
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短答直入
笠原伸泰(センクシア社長)
2016年2月27日号センクシアとはまだ聞き慣れない社名だが、前身は東京証券取引所2部上場の日立機材。同社はなぜ知名度の高い「日立」の名を捨てる決断を下したのか。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 緊縮財政の長期化で高まる欧州市民の不満 タックスヘイブンに逆風
2016年2月27日号世界一裕福な国、ルクセンブルク。国際通貨基金によると2015年の1人当たりGDPは10万ドルを超え、24位の日本の3倍以上だ。ドイツ、ベルギー、フランスに囲まれた小国であるが故にインフラなどにお金を掛ける必要がなく、負債の対GDP比は世界でも最も低い部類に属する。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 米国混乱の間隙を突き積極的な経済外交で“朋友圏”を着々拡大
2016年2月27日号「今年、わが国の指導者は少なくない国際会議に参加し、少なくない外交活動を繰り広げた。われわれの朋友圏を大きくしていくのだ」2015年12月31日夜、習近平国家主席が北京の中南海にある自身のオフィスでこう語った。恒例の新年の挨拶である。
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金融市場 異論百出
市場に流布する「為替介入」説 当局が実現困難な二つの理由
2016年2月27日号日本銀行がマイナス金利政策を導入した動機の一つは、1ドル=115円を超す円高を食い止めることにあったと思われる。12月の「企業短期経済観測調査」(短観)で集計された2015年度における大企業の想定為替レートは119.40円だ。110円台前半かそれ以上の円高が続いて、春闘の賃上げ率が失望に終わることを日銀は恐れたのだろう。
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為替市場 透視眼鏡
リスクオフ深刻化へ一線越え 1ドル105~110円の攻防か
2016年2月27日号ドル円相場の様相は一変した。1月29日、日本銀行のマイナス金利サプライズを受け、ドル円は一時121円台に反発した。米利上げ後数カ月間のドル円相場は弱含みで推移すると見込まれ、115~120円水準での攻防を覚悟していた。日銀の政策は相場を支える一助になると一瞬安堵した。
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数字は語る
親の最終学歴の違いで 休日の勉強時間に格差 土曜日授業の復活が鍵
2016年2月27日号親の経済状況が子の将来の経済状況を決めるという、格差の世代間連鎖に注目が集まって久しい。特に貧困世帯の子が十分な教育を受けられないなどの問題解消のため、政府は2013年6月23日に「子どもの貧困対策の推進に関する法律」を成立させ、対策に乗り出している。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 新興国通貨安の圧力増大で外貨準備が大きく減少 ベトナムが為替政策変更へ
2016年2月20日号ベトナムの中央銀行に当たる国家銀行は、通貨・ドンの米ドルに対する基準為替レートについて、1月4日から毎日変更することとした。この政策変更の背景にあるベトナムの事情と、その影響について考えてみたい。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 排ガス不正のVW 米国法務省の提訴で一段と強まる“逆風”
2016年2月20日号欧州最大の自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正をめぐり、米国での圧力が刻一刻と高まっている。それを象徴するのが、米法務省と環境保護局(EPA)が今年1月4日にデトロイト連邦裁判所に提起した民事訴訟だ。
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商品市場 透視眼鏡
主要商品相場が足元反発も 上昇の持続性には疑問符
2016年2月20日号国際商品相場全般の動向を表すロイター・コアコモディティーCRB指数は、年初から下落基調で推移し、1月20日には2002年3月以来の安値を付けたが、その後、やや持ち直している。
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数字は語る
現実と乖離している経済成長率の前提 財政健全化策の再考を
2016年2月20日号成長力強化と財政健全化の二兎を追う安倍内閣は、国・地方の基礎的財政収支(PB)を2020年度までに黒字化する財政健全化目標の達成に向け、経済・財政一体改革に取り組んでいる。目標達成の可否を検討する際、参考になるのが内閣府「中長期の経済財政に関する試算」(中長期試算)だ。
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金融市場 異論百出
市場関係者に聞くマイナス金利 浮かび上がる二つの懐疑的視点
2016年2月20日号日本銀行がマイナス金利政策の導入を決定した1月29日以降、それに関する見解をたくさんの金融市場関係者から聞いた。その多くが、日銀の今の姿勢に懐疑的だった。第一に、今回の決定はサプライズ重視故に、金融機関や機関投資家の実務面の問題を軽視し過ぎているように思われる。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 ロンドンで活躍する新種のカンガルーが示す英国の起業しやすさ
2016年2月13日号最近のロンドンでは、カンガルーが食事の配達をしている。もちろん、本物のカンガルーではない。配達サービスベンチャー企業「デリバルー」の配達員たちだ。彼らが荷物を入れて運ぶ配送箱には、会社名とカンガルーのロゴマークが大きくプリントされており、街中でもなかなか目を引く存在となっている。
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短答直入
進藤孝生(新日鐵住金社長)
2016年2月13日号2月1日、業界4位の日新製鋼の子会社化を表明した新日鐵住金。買収の狙いと、業界再編の引き金ともなった鋼材環境の見通しについて聞いた(日新製鋼の買収を発表した記者会見での発言を含む)。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 格差問題から生じた「トランプ旋風」現象 鍵握る“隠れた”有権者
2016年2月13日号2月1日のアイオワ州党員集会で、今年の米国最大のイベント、大統領選挙の予備選挙がいよいよ始まる。この記事を書いている前日(1月31日)の同州での支持率は、共和党候補で実業家のドナルド・トランプ氏が28%でトップ。テッド・クルーズ上院議員が23%で追随する。
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金利市場 透視眼鏡
日銀の追加緩和で余剰資金は 巡り巡って超長期債に向かう
2016年2月13日号1月29日の政策決定会合において、日本銀行はマイナス金利の導入を決定した。黒田東彦総裁は「量的拡大が限界に達したということでは全くない」と強調し、今後、「必要な場合は躊躇なく量、質、金利の三つの次元で追加的な金融緩和措置を講じる」としている。
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金融市場 異論百出
これから預金金利はどうなるか マイナス金利“先輩”欧州の実例
2016年2月13日号日本銀行は金融機関が日銀に預ける超過準備(法定基準を超えて日銀に預けている資金)の一部に、マイナス金利を適用する政策を決定した。ユーロ圏、スイス、デンマーク、スウェーデンでも中央銀行が超過準備にマイナス金利を課す政策を行っている。先行事例である欧州では預金金利はどうなっているのだろうか。
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数字は語る
忍び寄る景気後退リスク 税収上振れ分は支出増より 財政赤字縮減に充てるべき
2016年2月13日号2014年4月の消費税率引き上げに伴う税収増を除いても、10~14年度の国の税収は当初見積もりよりも上振れている。このため、16年1月21日の経済財政諮問会議で安倍晋三首相は、税収の上振れ分のうちどの程度の税収が安定的に増えたのかを判断し、今年6月にまとめる予定の「経済財政運営の基本方針」にその活用策(例:1億総活躍社会の関連施策等に活用)を盛り込むように指示を行った。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 楽曲配信も版権が必須に コピー天国の中国で始まった消費者の啓蒙
2016年2月6日号中国の街を歩けば、海賊版DVDやCDがいまだあちらこちらで販売されている。行商スタイルでの個人営業、立派な店舗を構えての販売など、昔ながらのコピー天国の光景は今も変わらない。一方で、インターネット上の著作物の管理は強化されている。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 CESでも大注目 テクノロジーが変えるスポーツの楽しみ方
2016年2月6日号ラスベガスで毎年1月に開催されるテクノロジーの祭典、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)。今年のCESで注目を浴びたのがスポーツとテクノロジーの融合だ。
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短答直入
菊地唯夫(ロイヤルホールディングス社長)
2016年2月6日号変化が激しい外食業界で、増収増益を続けるロイヤルホールディングス。その秘密はどこにあるのか。市場動向と併せて聞いた。