記事一覧:マーケット・人物2504件
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 中国EC成長を後押し 網紅×直播モデルのポテンシャルと課題
2017年2月25日号中国の電子商取引(EC)市場は、今や中国国内にとどまらず、世界中が注目する市場にまで成長を遂げている。2016年11月11日の中国オンラインショッピングイベント「独身の日」は、前年の取引総額を約300億元上回り、1207億元に到達した。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 為替政策の変更が奏功 外貨準備が積み上がり 安定成長続くベトナム
2017年2月25日号このところベトナムでは、経済が堅調である。積極的な貿易自由化と安価な労働力を原動力に、輸出企業による直接投資の受け入れではASEANで独り勝ちともいえる状態が続いており、輸出は好調だ。
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金融市場 異論百出
安倍・トランプ「ゴルフ外交」 議論噴出に見る距離感の難しさ
2017年2月25日号英紙「ガーディアン」は、2月10日に「ゴルフ外交」と題した記事を掲載した。「ドナルド・トランプ米大統領は、日本の安倍晋三首相が完璧なゴルフパートナーだと気付いたようだ。大統領のフェアウェイでの振る舞いに関するうわさを信じるなら、安倍首相はこの週末にフロリダのゴルフ場で彼のごまかしに目をつぶっていただろう」。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 トランプの圧政に対抗し オランダ政府が基金設立 人工妊娠中絶を支援
2017年2月18日号トランプ米大統領は、発展途上国などでの人工妊娠中絶を支援する非政府組織(NGO)への助成金の支出を禁止する「メキシコ・シティ政策」を復活させた。これはたとえ中絶が合法だったとしても、中絶はもちろんのこと、妊娠した女性の中絶を指導する国々の病院や医療機関に米国の資金を使わせない政策だ。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 内向きの米国に代わり自由世界の盟主を自任 習主席が見せた「野心」
2017年2月18日号「当時、中国も経済グローバリゼーションに疑問を持っていた。世界貿易機関(WTO)に加盟することに不安もあった。しかし、世界経済に適応することは歴史の大きな方向性であり、中国経済が発展するためには世界市場という大海に向かって飛び込み、泳いでいかなければならなかった」
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金融市場 異論百出
“ジャイアン”トランプに対して 日本は“スネ夫”であるべきか
2017年2月18日号ドナルド・トランプ米大統領は2月6日、彼の政策への支持率が低いという世論調査を基にした報道記事は、全て「偽ニュースだ」とツイッターでわめいた。相変わらず「俺さまに従わないやつはぶっ飛ばす」という態度をまき散らしている。
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数字は語る
注目を集めるシムズ教授の「物価水準の財政理論」 物価上昇スピードが問題
2017年2月18日号米プリンストン大学のクリストファー・シムズ教授が2月1日に都内で「物価水準の財政理論」(FTPL)の講演を行った。その妥当性に対する論争はあるが、デフレ脱却に向けた2%の物価目標が達成できず、量的・質的金融緩和の限界が明らかになる中で注目を集めている。
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為替市場 透視眼鏡
米経済がドル円決める構図不変 積極財政で1ドル120円台へ
2017年2月18日号ドル円は「良いトランプ政策」と「悪いトランプ政策」を110円台前半で神経質に両にらみしている。前者は積極財政でドル高、後者は保護主義など反グローバリズムで円高と解釈されがちだ。ただし、誰もがトランプ政策を焦点とする相場はある意味で分かりやすい展開といえる。
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数字は語る
同一労働同一賃金 実現に向けて整備すべき 属性ごとの賃金データ
2017年2月11日号昨年12月16日に厚生労働省の「同一労働同一賃金の実現に向けた検討会」の中間報告が公表された。筆者も委員の一人として議論に参加し、雇用形態間の賃金格差の推定に従事した。その結果を紹介したい。正規労働者と非正規労働者の賃金差を議論する際に注意すべきなのは、両者で最終学歴、勤続年数、職種などが異なっていることだ。
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金融市場 異論百出
医者だとしたら説明不足で失格 “患者”の不安を受け流す日銀
2017年2月11日号昨年来、日本銀行は利回りがマイナスの国債を大規模に購入し続けている。日銀保有資産の平均利回りは、2016年度上半期に0.317%に低下した。今後も同利回りの低下は続く。先行き日銀が短期金利を引き上げ始めたら、日銀が銀行へ支払う利息が保有資産から得られる利回りを上回り、巨大な逆ザヤを抱える可能性が高い。
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商品市場 透視眼鏡
銅相場足元は回復基調も供給過剰続き変動幅が拡大
2017年2月11日号世界景気の先行指標として注目されることも多い銅相場は、高値警戒感があるものの、底堅く推移している。銅相場は、2011年に1トン当たり1万0190ドルの高値を付けた後、下落基調で推移し、16年1月には4318ドルの安値を付けた。その後、低迷が続いたが、10月終盤から急騰し、11月には6000ドル台に乗せた。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 原発廃止目指すドイツ 費用負担は決着するも未だ遠い後始末の道程
2017年2月11日号ドイツは東京電力福島第一原子力発電所で起きた炉心溶融事故をきっかけに、2022年末までに全ての原発を廃止する。だが62年間の商業用原子炉の使用の後には、核のゴミの後始末という作業が待っている。ドイツ連邦議会と連邦参議院は、去年12月に、原発の廃炉・解体と放射性廃棄物の最終貯蔵処分場の建設・運営費用を誰が負担するかに関する法案を可決した。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 用意周到な「ショー」 トランプ初会見の舞台裏 対決姿勢強めるメディア
2017年2月11日号「コトが起きたら、挟撃できるようにしよう。君は後方担当、彼は前方に目を配れ」ここはマンハッタン、トランプタワーの正面玄関ホール。カメラが並ぶ最後方に張られた緞帳の脇では、がっちりとした体格の男性が、自動小銃を抱えたテロ対策チームに指示を出していた。
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【from アジア】 羽ばたくのはまだ先か? 揺らぐ東南アジアにとり トリッキーな年の幕開け
2017年2月4日号1月28日は旧暦の正月。アジアの多くの国で酉(とり)年が始まる。申(さる)年の去年は、英国のEU(欧州連合)離脱をめぐるごたごたや米国のトランプ旋風など、近年まれに見るほど世界が騒々しかった。アジアでも北朝鮮による度重なるミサイル発射実験やフィリピンのドゥテルテ大統領の「荒療治」に象徴されるように、やりたい放題の様相を呈していた。
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短答直入
山口悟郎(京セラ社長)
2017年2月4日号電子部品、スマートフォン、ソーラーシステムなど多角化した事業構造を持つ京セラ。赤字の続くスマホとソーラーの2事業の課題について聞いた。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 トランプに1票投じたミシガン州「選挙人」 銃を携帯し投票所へ
2017年2月4日号トランプの大統領就任式。ミシガン州共和党員の「選挙人」、ジョン・ハガード(75歳)は舞台の袖の席でスピーチを聞きながら「全盛期のレーガンと比べても見劣りしないな」と感慨にふけっていた。「ヒラリーが得票総数では勝ったのに、時代遅れの『選挙人団制度』のせいで選挙に負けた」。そう主張するヒラリー支持者らにハガードはこう言ってきた。
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数字は語る
社会保障費増加が重荷 基礎的財政収支の黒字化への道は遠い
2017年2月4日号財政健全化目標はほぼ達成されたようだ。2016年12月に公表された内閣府「国民経済計算年次推計」によると、15年度の国・地方の基礎的財政収支(PB、実際の健全化の進捗は復旧・復興対策の経費および財源等を除いたベースで測られる)は名目GDP(国内総生産)比▲2.9%と、目標値(10年度比で赤字半減、同▲3.2%)を上回った。
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金利市場 透視眼鏡
米新政権下で物価上昇加速せず 今夏以降に米長期金利低下へ
2017年2月4日号ドナルド・トランプ氏は1月20日の就任式で宣誓し、第45代米国大統領に就任した。就任演説においては米国第一主義が強調され、「保護主義こそが偉大な繁栄と強さにつながる」「米国のものを買い、米国人を雇用する」とした。2016年11月の大統領選挙後の勝利宣言で、トランプ氏は「米国を世界最強の経済国にする」と発言し、インフラ再構築などを強調した。
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金融市場 異論百出
マイナス金利政策導入から1年 提起される中銀ガバナンス問題
2017年2月4日号「せいぜい地味な利益を得る程度の割に、不確実性は大きい」「私の長い経験に沿うと、心理的効果を予測することは難しい。この手段を正当化することにはかなり慎重にならざるを得ない」
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 ハイテクサービス集積で 中高成長続ける広東省に 内外の起業家が熱い視線
2017年1月28日号昨年のクリスマス直前、北京からおよそ2000キロメートル離れた広東省を訪れた。同省はGRP(地域総生産)国内1位、中国のGDPの1割を占める経済大省である。GDPの1割というと小さいように感じられるが、2015年のGRPは1兆1589億ドルと、日本の4分の1、世界14位のスペインに匹敵する。