記事一覧:マーケット・人物2504件
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 難航する離脱交渉 EUが英国に対し復帰のラブコール
2018年2月3日号英国は2019年3月までに、欧州連合(EU)27カ国全てと交渉し、離脱の合意を得なければならない。しかしEU離脱派は前々からこの交渉を楽観視していた。メイ英首相も「不利な条件で妥協するくらいなら全く合意しない方がいい」と、強気の発言を繰り返していた。
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金利市場 透視眼鏡
ユーロと原油ピークアウトで 米10年債利回りも低下へ
2018年2月3日号米国10年債利回りは年明け早々から上昇基調を強め、ついに2017年3月の最高水準を上回ってしまった。要因の一つが日欧中央銀行の出口期待。日本やユーロ圏の超低金利が修正されれば、それぞれの地域からの米国債投資が減少するとの思惑が強まったとの見解だ。
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金融市場 異論百出
日銀総裁に必要な資質は何か 「黒田回答」から浮かぶ次期候補
2018年2月3日号黒田東彦・日本銀行総裁は1月23日の記者会見において、米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)と異なって、現時点で日銀は金融政策を変えるつもりはないことを強調した。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 投資基金の副会長就任 キャメロン前英首相が英中経済協力で存在感
2018年1月27日号昨年12月半ば、英国のハモンド財務相は、中国・北京で行われた「第9回英中経済・財政・金融対話(以下、英中経済対話)」に出席し、中国の馬凱副首相らと両国の経済協力促進を協議した。今回の協議では7.5億ポンドの投資基金設立構想が発表され、特に当該基金の副会長としてキャメロン前英首相の起用が明らかになったことが、英国では話題となっている。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 暴露本への反発で露呈 子どもじみて刹那的なトランプ氏の精神状態
2018年1月27日号トランプ氏が大統領に就任してから、1年が経つ。しかし、年明けから、大統領の精神的安定性に対する懸念が、従来以上に高まった。きっかけは1月5日に発売されたジャーナリスト、マイケル・ウォルフ氏の著作『炎と怒り トランプ政権の内幕』という暴露本だ。
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数字は語る
所得の低迷に連動し 家計の教育費は減少 教育格差拡大の懸念も
2018年1月27日号政府は昨年12月の閣議で、「人づくり革命」の推進に向けた経済政策パッケージを決定した。その柱は、幼児教育・保育と高等教育の無償化だ。教育無償化が重点政策となった背景には、所得環境の悪化により教育費の負担が増している現状がある。
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株式市場 透視眼鏡
歴史的高水準の企業業績に迫る 量的緩和終了という試練
2018年1月27日号2017年の日本株式市場は年間で19%程度の上昇を見せた。10~12月の上昇率が約12%。この3カ月間の上昇は海外投資家の注目を集め、「日本株の上昇はまだ続くのか」という問い合わせが増えた。18年もさまざまなイベントが予想されるが、本欄では二つの視点を提示したい。
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金融市場 異論百出
中央銀行のデジタル通貨発行 議論過熱も主要国は控えめ姿勢
2018年1月27日号ビットコインなど仮想通貨の相場に世間の注目が集まる中、国内外の多くのマスメディアが昨年来、中央銀行によるデジタル通貨発行の議論をたびたび報じている。
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数字は語る
後期高齢者の増加で社会保障給付費が膨張 中長期的な改革が不可欠
2018年1月20日号国の2018年度予算で社会保障費が過去最大の約33兆円になることが話題になったが、国と地方の公費や保険料で賄う社会保障給付費は年間で約120兆円に上る。そのうち、年金は約60兆円、医療費は約40兆円、介護費は約10兆円である。
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金融市場 異論百出
戦中より国債を保有する日銀 その金融政策の異常さに再警告
2018年1月20日号日本銀行の金融市場局は、1月9日に超長期国債の買い入れオペを200億円減額した。為替市場では「日銀が金融緩和策の出口に向かって動き始める」との見方が広がり、円高が進んだ。
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為替市場 透視眼鏡
18年は「ユーロ>ドル>円」 1ドル120円で1ユーロ150円超も
2018年1月20日号ここ数年、ドル円相場の方向性を読む最良の指針は米国経済の堅調さと案内している。2012~15年には米景気好調に日本銀行の異次元緩和が便乗する形で、ドル円は75~80円の水準から125円まで上昇した。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 意外とあり得る? シンガポールが芸術の都に変身
2018年1月20日号人や国家は十分な富を手にしたと感じた後、どこへ向かうのか。あるいは物質主義に疲弊した先にある選択肢は何か?1月17~28日は「シンガポール・アート・ウイーク(SAW)」で、ナショナル・ギャラリーをはじめ島内多くの施設・場所でさまざまな催しが行われる。今回で6年目となる国家イベントで、国内外から多くの芸術家が参加する。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 労働力不足解消のために高学歴移民を招くドイツ 門戸を閉ざし続ける日本
2018年1月20日号日本とドイツは、社会の高齢化・少子化による労働力不足という共通の問題を抱えている。2017年第2四半期にドイツでは、ITスペシャリストなどを中心に約110万人の人材が不足。30年にはドイツで610万~780万人の労働力が不足するという予測もある。だが日独の労働力不足への対応の仕方は、真逆である。
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新社長 Who's Who
猪野 薫(いの・かおる)/DIC(ディーアイシー)(旧大日本インキ化学工業)
2018年1月13日号「5人に1人しか、DIC(デイーアイシー)という社名を知らない」。2018年1月1日、DICの社長に就任した猪野薫は、この10年ほど世間一般の知名度が低いことに悩んできた。
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数字は語る
中国とチリ、トルコで民間債務が危険水域へ 中長期の成長の重石に
2018年1月13日号世界経済の成長率(2018年)は3.2%と前年の2.9%を上回り、金融危機後では最も良い年になると予測する。危機前に4%超え成長が当たり前だったことを考えると、「長期停滞論」的な世界を卒業したとは決していえない数字だ。
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金融市場 異論百出
中国で強権発動の社会主義と自由市場の資本主義が混在
2018年1月13日号世界経済の好調さもあって、中国国内のエコノミストや国際機関は2018年の中国経済を比較的楽観視している。先日の出張時に中国・北京郊外でマンション価格が下落しているという話を聞いたが、全体的には不動産市場も安定している。
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商品市場 透視眼鏡
原油も銅も上値は高くない 適温相場が続く国際商品市況
2018年1月13日号経済の体温を測るとされる国際商品市況は、適温を続けている。ドル建て国際商品相場全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数は、2016年1月に14年ぶりの低水準を付けた後、上昇したが、17年に入って頭打ちとなった。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 世界最先端を切り開く中国のドローン産業 米国との競争が激化
2018年1月13日号中国のドローン産業の成長が目覚ましい。軍事用を含まない民生用ドローンでは、中国が金額で260億元(約4400億円)、台数で世界の9割以上を生産している(軍事用では米国が圧倒)。中でも深圳市大疆創新科技(DJI)が、消費者用ドローンで世界の7割を占めており、ドローン産業をけん引している。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 2018年のASEAN6 内外需の回復基調が続き高成長を維持する見込み
2018年1月13日号2018年の年頭に当たり、東南アジアで注目度の高いASEAN6(インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、シンガポール)について、17年の経済を振り返りつつ、一年を展望したい。
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短答直入
トム・レイトン(アカマイCEO(最高経営責任者))
2018年1月13日号インターネットの情報配信の約3割を担う米ネット配信インフラ大手アカマイ。トム・レイトンCEO(最高経営責任者)に、知られざる黒子企業の戦略を聞いた。