記事一覧:マーケット・人物2504件
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新社長 Who's Who
澤田 純(さわだ・じゅん)/日本電信電話(NTT)
2018年8月4日号1月中旬、東京・大手町の日本電信電話(NTT)本社社長室。当時社長の鵜浦博夫と副社長の篠原弘道、澤田純の3人で、いつものように昼食のサラダを食べた後のことだった。鵜浦が唐突に切り出した。
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数字は語る
人手不足の中でも マクロでは上昇しにくい日本のサービス価格
2018年8月4日号日本の消費者物価は、日本銀行の見通しに対して下振れており、次の展望レポート(7月31日公表)での下方修正は避けられない。需給ギャップは拡大し、日銀の「企業短期経済観測調査(短観)」の販売価格判断DIもプラスになった中、なぜ下方修正が続くのか、原因の究明が待たれる。
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金融市場 異論百出
金融政策めぐる変数は複雑化 日銀・FRBそれぞれの板挟み
2018年8月4日号7月20日に発表された日本の6月の全国消費者物価指数は、日本銀行にとって衝撃的な弱さだった。生鮮食品とエネルギーを除いた総合指数(コアコアCPI)の前年同月比は、0.2%へ低下した。
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商品市場 透視眼鏡
ドル高、米金利上昇、貿易戦争 金相場の調整局面は続く
2018年8月4日号4月以降、金相場が下落傾向で推移している。5月半ばには、節目である1トロイオンス当たり1300ドルを下回り、その後、やや持ち直す場面もあったものの、7月19日には1211ドルと1年ぶりの安値まで下落した。
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短答直入
小堀秀毅(旭化成代表取締役社長)
2018年7月28日号米国と中国。世界経済の行く末を左右しかねない超大国がガチンコの貿易戦争を始めた。互いに一歩も引かず、25%もの関税をかけ合う行為は、世界各地で自動車産業向けに素材や部材を提供する日本企業への悪影響が懸念される。旭化成の小堀秀毅社長に話を聞いた。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 死活問題を克服し水ビジネスの展開狙う シンガポールの強かさ
2018年7月28日号欠乏が価値を生む。満たされている環境では、克服するべき課題は見当たらない。不足していても望む水準を下げれば済む問題もあろう。だが、事が水となるとそうはいかない。生命と経済活動の死活に関わる問題だからだ。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 北京新空港の開港で大きな変革を遂げる 北京・天津・河北経済
2018年7月28日号7月に入って、来年9月30日の「北京大興国際空港」(北京新空港)開港決定と、同9月20日の新空港快線(低速リニア)開通時期決定が発表された。現在の首都空港は、年間利用客数が9578万人(2017年)と、米アトランタ空港に次ぐ世界2位の規模を誇る。
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数字は語る
好景気を背景に企業新規設立は増加 若者の起業意欲は低下
2018年7月28日号企業の新規設立が増加している。企業の開業.廃業動向を把握する代表的な統計である「雇用保険事業月報.年報」によると、2017年度に新たに雇用保険の適用対象となった事業所は12.1万事業所と、5年前と比べ3割増加した。期初の事業所数に対する割合を表す開業率も5.6%と、同期間に1%ポイント上昇し、1991年以来の高水準となった。
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金融市場 異論百出
5年で株価9割上昇の北欧銀と 本業赤字の国内地銀は何が違う
2018年7月28日号地方銀行、第二地方銀行の約4割が、本業の収益において2018年3月期決算で3期以上の連続赤字に陥ったという(「読売新聞」より)。
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金利市場 透視眼鏡
日本の超長期国債利回り低下 原因は米国長短金利差縮小
2018年7月28日号6月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で注目されたドットチャート(メンバーによるフェデラルファンド金利見通しの分布)においては、2019年内に3%程度まで利上げを行うことで今回の金融政策正常化が終了するとのコンセンサスが示された。
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株式市場 透視眼鏡
米中貿易戦争と業績鈍化を 織り込んだ株価の下値小さい
2018年7月21日号今年の株式市場の動きを整理してみる。年初は米国の法人税の引き下げとインフラ投資による景気拡大を織り込み、1月には日経平均株価は2万4124円まで上昇した。その後、トランプ政権の鉄鋼・アルミに対する追加関税発表による海外投資家の急激な売りで3月に2万0617円まで下落、5月にいったん2万3002円まで戻した。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 投資資金の行き先は シェアビジネスからレンタルビジネスへ
2018年7月21日号中国に視察に来る人が必ず反応を示すのが、電子決済とシェアサイクルの普及ぶりだ。シェアサイクルではofoとモバイクが二大巨頭で、街中で見掛けるシェア自転車のほとんどがこのどちらかになる。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 ギリシャ金融支援終了 それでも消えないユーロ危機の火種
2018年7月21日号6月21日にルクセンブルクで行われたユーロ圏財務相会合では、ギリシャに対する金融支援終了に向けた枠組みが合意された。ギリシャが現在ユーロ圏諸国から受けている第3次金融支援は8月20日で終了するため、支援終了後のギリシャの信用力を高め、資金繰りを安定させる仕組みが求められていた。
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数字は語る
外国人の単純労働者受け入れにかじ切り 安易さには疑問も
2018年7月21日号政府は外国人の単純労働者の受け入れにかじを切った。「経済財政運営の基本方針(骨太の方針)」で、建設・造船・宿泊・介護・農業の5分野で最長5年の就労を認める在留資格を新設。2025年までに50万人超の受け入れを想定する。
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金融市場 異論百出
国際機関が金融市場に警告 世界の借金は174兆ドルに
2018年7月21日号「グローバル債務残高」が膨張を見せている。これは先進国と新興国の政府部門、企業部門、家計部門の借金を国際決済銀行(BIS)が集計したものだ。世界金融危機前の2007年末は110兆ドルだったが、17年末はそこから58%も増えて174兆ドルに達した。
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新社長 Who's Who
赤坂祐二(あかさか・ゆうじ)/日本航空(JAL)
2018年7月21日号「青天のへきれきだった」。4月に日本航空(JAL)の社長に就任した赤坂祐二は年初、当時の社長で現会長の植木義晴からトップ交代を告げられたときの衝撃をこう語る。入社以来、整備部門一筋で勤務地はずっと空港。本社勤務も経営の経験もない自分に社長が務まるのだろうかと「そうとう困惑した」。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 童心に返って会議を楽しむ? ブランコ付きのテーブルが西海岸のオフィス空間で人気
2018年7月14日号木目調のテーブルを囲んで、ゆらゆら揺れるブランコ式の椅子。シンプルで、思わず座ってみたくなるこんな家具が、いま、米西海岸のオフィス空間で人気だ。スウィングテーブルズ社のオーナーで、家具デザイナーのグレッグ・ファーエア氏は、ブランコ式の椅子を考案した理由をこう語る。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 ドン・キホーテのシンガポール進出で 日系食品メーカーに商機
2018年7月14日号ディスカウントストア最大手のドン・キホーテは、2017年12月1日、ショッピングモールのオーチャードセントラル内に、アジア初となるシンガポール1号店を開店した。「Don Quijote」は、無関係なレストランの名前で既に使われていたため、店名はドンドンドンキとなった。
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短答直入
辻本春弘(カプコン社長)
2018年7月14日号今年1月に発売した新作「モンスターハンター:ワールド」が好調で25期ぶりに営業最高益を更新したカプコンの辻本春弘社長に、ヒットへの仕掛けづくりと今後の課題を聞いた。
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数字は語る
"稼ぐ"高齢者に 在職老齢年金を支給 制度見直しへの疑問
2018年7月14日号在職老齢年金制度の見直しが検討される。現在、厚生年金受給者のうち、賃金と年金の合計月額が64歳までなら28万円、65歳以上なら46万円を超える人は、年金の一部または全部が支給停止となる。