記事一覧:マーケット・人物2504件
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金利市場 透視眼鏡
足元で変動率高い日本の20年債 低利回りでも外債の方に安心感
2018年9月1日号7月末に日本銀行が長期金利を0%程度に誘導する目標自体は維持しつつ、変動幅拡大を容認するとしてから1カ月弱が経過したが、同時に「長短金利が当面、超低水準にとどまる」とのフォワードガイダンスも示したため、わが国の債券市場も落ち着きを取り戻しつつある。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 プロレス未開の地で 中国のやり方で道を開く 日本人プロレスラーの奮闘
2018年9月1日号プロレス文化がほぼ全くといっていいほどない中国で、プロレスを広めようとする選手が現れた。上海のOWE(オリエンタル・レスリング・エンターテインメント)に所属するCIMAだ。CIMAは10年以上前に中国で試合を行ったことがあるが、当時の中国はまだプロレス未開の地で、プロレス興行は難しいというイメージしかなかった。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 インフレが高進するフィリピン経済 利上げで過熱感解消へ
2018年9月1日号フィリピン経済が好調だ。実質GDP成長率は、2016年が+6.9%、17年が+6.7%と2年連続で高成長を実現した。18年1~3月期も、前年比+6.8%となった。生産年齢人口の増加という、人口動態上の追い風が吹いていることが、高成長の主たる要因だ。
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短答直入
萩野琢英(ピクテ投信投資顧問社長)
2018年9月1日号世界の金融市場が不安定な動きを続ける中、資産運用の在り方をどのように考えればよいのか。スイス・ジュネーブのプライベートバンクを母体とし、「顧客の資産保全」を標榜するピクテ投信投資顧問の萩野琢英社長に話を聞いた。
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短答直入
吉澤和弘(NTTドコモ社長)
2018年8月25日号通信事業の一本足打法からの脱却を狙うNTTドコモ。吉澤和弘社長に、戦略を聞いた。
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数字は語る
政府公表の予測は政策議論の土台 問われるその精度
2018年8月25日号政府が公表する各種の予測は、政策議論や政策決定の土台となるものだ。それだけに予測の精度が問われる。財政再建計画や社会保障費の将来推計などに使われる、名目GDP(国内総生産)成長率の予測の精度について検証してみよう。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 Brexit楽観派が相次いで“敵前逃亡” 窮地に立つメイ英首相
2018年8月25日号7月24日、メイ英首相はBrexitに際し、2020年12月末まで欧州連合(EU)との「離脱移行期間」の合意を得たことを表明した。これにより、来年3月29日にEUから即時離脱という最悪の事態が避けられた。新たな貿易協定などを締結する時間を稼いだのだ。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 ハーレー・ダビッドソンVSトランプ大統領の闘い ライダーたちの見解は?
2018年8月25日号「ハーレーを愛する理由? やっぱり最高峰のレジェンドだから」。ハーレー・ダビッドソンのオートバイに乗る70歳のジョー・スコット氏はそう語る。16歳からホンダ、ヤマハと乗り継ぎ、1500ccのハーレーにたどり着いた。
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新社長 Who's Who
宮本昌志(みやもと・まさし)/協和発酵キリン
2018年8月25日号お気に入りのサッカー日本代表で例えるならば、ワールドカップ本大会直前に起用された監督の西野朗だ。遺伝性くる病治療薬「クリスビータ」(一般名・ブロスマブ)が、米国で承認を取得する直前の今年3月、宮本昌志は協和発酵キリンの社長を引き継いだ。クリスビータは自社創薬として初のブロックバスター(年間売上高1000億円以上の大型製品)入りを期す、大勝負を懸けた薬だ。
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金融市場 異論百出
インフレ率100万%予想の ベネズエラから得るべき教訓
2018年8月25日号ベネズエラ政府はかなり前に物価統計の公表をやめている。よって、現時点の実態は誰にも分からないのだが、野党は6月時点で国内のインフレ率は4.6万%に達したと主張していた。また、闇市場における為替レートからインフレ率を推計することで著名な米ジョンズ・ホプキンス大学のスティーブ・ハンケ教授は、同国の6月末のインフレ率は4.3万%、7月末は3.3万%と述べている。
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株式市場 透視眼鏡
市場に混在する強弱の材料 それぞれの動向に目配りを
2018年8月25日号今の金融市場ではプラス(強)とマイナス(弱)の材料が綱引きをしている。前回の本欄(7月21日号)では二つの論点を述べた。一つは株価水準から見て、今は次の投資チャンスを待つ時期である点、もう一つは、米国の金利上昇が新興国から資金を吸い上げることが通商問題に隠れた本質的な問題である点だ。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 米中貿易戦争を正面から受けて立つ 習近平政権が描く“勝算”
2018年8月11日号「米国は全世界に対して、そして自らに対して宣戦布告をした。これは単独行動主義と多国間主義、保護主義と自由貿易、強権と規則の間の戦いである」7月11日、米国政府が中国からの2000億ドル相当の輸入品に対して10%の追加課税を行う用意があることを発表したのを受けて、中国外交部の華春瑩報道官が定例記者会見にてこうコメントした。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 フェイスブックの上場以来の暴落が 投資家に残した教訓
2018年8月11日号フェイスブックは7月25日、2018年第2四半期(4~6月期)の決算を発表した。ところが、いつものように右肩上がりの業績を予想していた投資家が、決算発表のカンファレンスコールの最中にパニックに陥った。同社の株価は時間外取引で、24%安まで売り込まれた。
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短答直入
木村弘毅(ミクシィ社長)
2018年8月11日号SNSで創業したミクシィだが、現在はスマートフォンゲームが中核。6月に就任した木村弘毅社長に次期戦略を聞いた。
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数字は語る
習国家主席の肝いりで進める サッカー振興策
2018年8月11日号サッカーのワールドカップは終わったが、中国の習近平国家主席がサッカーに並々ならぬ情熱を見せている。「中国のW杯出場、開催、優勝が私の三つの願い」と公言。2016年9月のアルゼンチン大統領との会談では「今後20年で中国のメッシ、マラドーナを育てたい」と話したと伝えられる。
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金融市場 異論百出
「ビールの焼酎割り」人気は 日銀の金融政策の限界を映す鏡
2018年8月11日号東京・神田駅の近くに「馬力」という居酒屋がある。7月28日に出演したBS-TBSの経済番組「週刊報道Bizストリート」で、この店で人気の「バリキン」(590円)が紹介されていた。生ビールに焼酎を加えてアルコール度数を高めたという飲料だ(生ビールより100円高い)。
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為替市場 透視眼鏡
ドル高終盤でトレンド追えず 不惑の視座は米経済とドル
2018年8月11日号金利上昇と株価がけん制し合う米景気終盤は、ドル相場も単純に上値を追えない。専門家の解説も小刻みな相場を追認して変転しやすくなる。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 米国と中国の貿易戦争に巻き込まれるASEAN 影響の過小評価は禁物
2018年8月4日号7月6日、米国は中国に対し、知的財産権侵害への制裁として、総額340億ドル相当の品目に25%の輸入関税を課した。これを受けて、中国は報復として、同額相当の品目に同じく25%の関税を課すことを発表した。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 ドイツの排ガス不正でアウディ現役CEOが逮捕 疑惑拡大でEVシフト加速
2018年8月4日号今年6月18日にアウディのシュタドラーCEOが排ガス不正をめぐり検察庁に逮捕されたことは、同社が属する独フォルクスワーゲン(VW)グループに強い衝撃を与えた。今回の事件で、VWグループの関連企業の現役CEOが逮捕されたのは初めてだ。
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短答直入
大矢恭好(横浜銀行頭取)
2018年8月4日号キャッシュレス決済の推進は、今や官民一体で取り組む重要テーマだ。このテーマに、地域経済を支える地方銀行はどう取り組むのか。地銀界の雄である横浜銀行の大矢恭好頭取に話を聞いた。