記事一覧:金融市場 異論百出417件
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金融市場 異論百出
「新型肺炎」で世界経済減速でも 日銀が追加緩和に動けない理由
2020年2月8日号日本銀行が先日公表した1月の「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」によると、実質国内総生産(GDP)成長率は、政府の経済対策を主因として、小幅だが全般に引き上げられていた。
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金融市場 異論百出
「スター・ウォーズ」の経済学 帝国打倒後は金融危機リスク大
2020年2月1日号昨年12月下旬に公開された映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」は、評論家や1970年代から見続けている中高年ファンの厳しい批判を浴びている。
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金融市場 異論百出
「タンス預金」のグレー資金を あぶり出すのに効く英国式とは
2020年1月18日号先日、英国に出張した際、同地の銀行が猛烈なスピードで支店を削減しているという話を聞いた。
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金融市場 異論百出
「マイナス金利」解除の国が登場 日本も具体的議論を始めるべき
2020年1月11日号2019年秋以降、マイナス金利政策の是非を巡る議論が世界的に活発だ。9月に欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ前総裁は、マイナス金利深掘りなどの追加緩和策を強引に決定した。中央銀行であるドイツ連邦銀行の資料によると、その影響もあって11月時点のドイツでは、企業が保有する預金口座の58%、個人が保有する預金口座の23%にマイナス金利や口座維持管理料が適用されていた。
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金融市場 異論百出
食材が20~30%値上がりしても 「インフレ目標2%」が遠い理由
2019年12月21日号黒田東彦総裁が率いる日本銀行が、年率2%のインフレ目標を2年程度で達成すると宣言して国債の大規模な購入などの異次元金融緩和策を開始したのは、2013年4月のことだった。それからこの10月までに6年半が経過した。
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金融市場 異論百出
「気候変動」は経済政策に影響大 音楽ライブもF1も環境配慮へ
2019年12月14日号英国の世界的人気ロックバンドであるコールドプレイは最近、地球環境への悪影響を相殺できる手段が見つかるまで世界ツアーは実施しないと宣言した。「われわれは1~2年かけて、サステイナブルなだけでなく(環境に)有益となる方法を見つけていく」(英公共放送「BBC」より)。
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金融市場 異論百出
スキャンダル発覚のLIBOR なぜ新指標へ移行が進まない?
2019年12月7日号「人生で必ず起きることは二つといわれている。死と課税だ。しかし私は実際のところそれは三つだと言っている。死と課税とLIBORの終焉である」
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金融市場 異論百出
金融政策がノーベル賞に悪影響 今年の受賞者が「気の毒」な理由
2019年11月30日号スウェーデンのストックホルムで12月10日にノーベル賞の授賞式が行われる。同賞の賞金はアルフレッド・ノーベルの遺産の運用を担う財団が提供している。
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金融市場 異論百出
中国の飲食店の「監視映像」が 日本のおかしな価格設定を示唆
2019年11月23日号先月、中国・北京で中華料理店に行ったところ、客席から見える位置に大型の液晶画面が設置されていた。スポーツ中継等のためではない。厨房の様子を多数のカメラで映していた。「当店がお客さまにお出しする料理は衛生的な環境で作られています。隠し事はございません」というアピールなのだった。
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金融市場 異論百出
日銀のインフレ目標「未達成」が 安倍政権の支持率を支える皮肉
2019年11月16日号チリ政府は10月6日に首都サンティアゴの地下鉄運賃を30ペソ(約4.5円)引き上げると発表した。朝夕のピーク時における初乗り料金の4%に相当する値上げだ。
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金融市場 異論百出
中国が「トランプ再選」に傾く? 米中貿易戦争の形勢変化に注意
2019年11月9日号10月下旬に北京と上海で中国経済の現状について話を聞いて回った。中国経済が米中貿易戦争以前よりも減速しているのは事実だが、日本で多く見られる論調ほどは悪化していないと感じられた。
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金融市場 異論百出
MMTが主流にならない理由を 「ストーンズの名曲」で読み解く
2019年11月2日号「いつも欲しいものが手に入るわけじゃない」──。英ロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」が1969年にリリースした「You Can't Always Get What You Want」(邦題「無情の世界」)において、ボーカルのミック・ジャガー氏はそのフレーズを切々と歌っている。
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金融市場 異論百出
日銀のマイナス金利深掘りが 「再増税」リスクを高める理由
2019年10月26日号「欧州と日本はブラックホール的な金融政策を実施している」米ハーバード大学のローレンス・サマーズ教授は、英紙「フィナンシャル・タイムズ」への最近の寄稿で、欧州中央銀行(ECB)と日本銀行が実施しているマイナス金利政策の効果に対して、そう懐疑的な見解を示していた。
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金融市場 異論百出
人口動態で決まる世界情勢 覇権国家や経済成長に外交まで
2019年10月19日号「この数世紀にわたって、資本主義を支えてきた経済成長の多くは、実際には、若者を中心とするより多くの人口によってより多くが消費された結果にすぎなかったのかもしれない」
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金融市場 異論百出
「金融は人気がない衰退産業?」 北欧で返ってきた予想外の答え
2019年10月12日号本誌の前号の特集は「銀行・証券断末魔」だった。実際、金融機関に勤める若い世代に話を聞くと、明るい将来を描けていない人が多い。その理由の一つは、キャッシュレス化や人工知能(AI)などを用いたフィンテックの普及によって、人員が大幅に削減されるのではないかという懸念にある。
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金融市場 異論百出
ドラギECB総裁が 追加緩和で「ドラキュラ伯爵」とされた理由
2019年10月5日号独大衆紙「ビルト」は、ドラキュラ伯爵に引っ掛けて欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁がマント姿で2本の牙をむく合成写真を載せた(9月13日)。
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金融市場 異論百出
キャッシュレス化によって 「ステルス値上げ」が進む理由
2019年9月28日号米国の小売店や飲食店での支払いにおけるキャッシュレス化は、クレジットカードかデビットカードが主流になっている。非接触型のアップルペイ、グーグルペイを使っている人も一部いるが、日本で増えてきたQRコード式の支払いを店舗のレジで見掛けたことは一度もない(欧州も同様)
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金融市場 異論百出
「トランプとナバロ」の関係が 世界経済の今後を占う鍵となる
2019年9月21日号「貿易戦争は良いことだ。勝つのは簡単だ」「私はタリフ(関税)マンだ」。ドナルド・トランプ米大統領は中国などとの貿易戦争を本格化させ始めた際にそう語った。しかし、中国は彼が当初期待したような反応を全く見せてくれない。
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金融市場 異論百出
「英王室御用達」企業も延命? 超低金利への逆流でリスク蓄積
2019年9月14日号英ビクトリアは、120年以上の歴史を持つ王室御用達のカーペット製造会社である。ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式の際に敷かれたレッドカーペットも同社が手掛けたものだ。
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金融市場 異論百出
前月比796億%のインフレを経験した ジンバブエで悲劇再来
2019年9月7日号同国の中央銀行が発表した公式のインフレ率(前年比)は6月に176%へ上昇した。7月以降、状況はさらに悪化しているのだが、当局は前年比の公表を停止してしまった。