記事一覧:金融市場 異論百出417件
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金融市場 異論百出
集団免疫の獲得を目指した スウェーデンのコロナ対策の今
MARCH 関関同立スウェーデンは欧州連合(EU)の中で、新型コロナウイルス感染防止のロックダウン(都市封鎖)を唯一採用しなかった国だ。
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金融市場 異論百出
FRBが「長短金利操作」を 採用すべきではない歴史的理由
2020年6月27日号「5月の雇用統計は歓迎すべきサプライズだった。とても喜ばしい」「だが、回復への道のりは長いことに、われわれは正直にならねばならないと、私は思っている」。6月10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長はそう述べた。
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金融市場 異論百出
株価の「不自然な上昇」の理由 今後はチキンレース相場に注意
2020年6月20日号5月の米雇用統計は予想外の好転を示した。他の労働市場関連の統計との整合性を考えると不可解な部分は残っているが、財政資金の大規模な投入と経済再開の影響が雇用に表れ始めているようだ。
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金融市場 異論百出
コロナ対策の「せめぎ合い」なき 財政赤字増が映す日本の危うさ
2020年6月13日号現在の多くの国々の紙幣は、実際は何の裏付けもないただの紙切れだ。その信認は「共同幻想」により保たれている。「幻想」の維持可能性は、最終的には政府の徴税力に懸かってくるだろう。
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金融市場 異論百出
FRBの「ゼロ金利解除」予想が 7年後でも驚くべきでない理由
2020年6月6日号「あなたはワシントン・キャピタルズの熱烈なファンでしたね。ゲームの応援に気持ちよく行けるようになるのはいつだと思いますか?」
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金融市場 異論百出
「日銀が無制限国債購入」は誤解 苦しい内実と印象操作を解説
2020年5月30日号「無制限国債購入へ」。4月27日に行われた日本銀行の金融政策決定会合の後、多くのマスメディアはそう報じた。「コロナ禍による経済混乱の下、日銀はついに禁断の領域に踏み込んだか」と感じた人は多かったのではないかと推測される。
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金融市場 異論百出
米失業率が戦後最悪15%弱でも 株価が上昇してしまう理由
2020年5月23日号新型コロナウイルス禍により経済の悪化が急速に進んでいる。米国の4月の失業率は14.7%へ急上昇した。
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金融市場 異論百出
中央銀行「最後の貸し手機能」の タガが外れてしまった四つの理由
2020年5月16日号「最後の貸し手」。経済危機時に民間が萎縮してお金の流れが凍結したとき、中央銀行が平時とは異なるスタンスで資金の貸し出しや債券購入を行う役割のことだ。
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金融市場 異論百出
コロナでインフレ棚上げの公算 日銀が用いる「ロジック」とは
2020年5月2日号国際通貨基金(IMF)が最近発表した「世界経済見通し」によると、先進国経済は今年半ばまではリーマンショックを上回る勢いで急失速するが、年後半から上向き始め、2021年末になれば19年末の経済水準の99%を回復するという。
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金融市場 異論百出
コロナ対策に「1世紀前の教訓」 後の経済回復を早める外出自粛
2020年4月25日号「感染抑制を最優先すべきか? 経済を回すことにもっと注力すべきか?」。これは新型コロナウイルス対策を議論する際に為政者が常に直面する問題である。このジレンマを考える上で、米連邦準備制度理事会(FRB)と米ニューヨーク連邦準備銀行、米マサチューセッツ工科大学のエコノミストが最近発表した論文は示唆に富んでいるといえるだろう。題名は「パンデミックは経済を落ち込ませた、公衆衛生介入はそうではない:1918年風邪から得られた証拠」だ。
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金融市場 異論百出
コロナ復興にはワクチン必須? 米シンクタンクのシナリオとは
2020年4月18日号人工呼吸器の不足によって世界で多くの人々が亡くなり、医療従事者が不眠不休で献身的な対応をしているときに、金融市場関係者はこの新型コロナウイルス危機後の世界経済の回復経路と、株の買い時を夢中になって議論している。
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金融市場 異論百出
コロナ禍で米中覇権逆転も? 「スエズ危機」迫るトランプ政権
2020年4月11日号国際政治アナリストの間で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的感染拡大)への対応を米トランプ政権が誤ると、米国にとっての「スエズ危機」が現実化する恐れがある、との懸念が強まっている。
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金融市場 異論百出
コロナの感染源と疑われても 紙幣の完全廃止ができない理由
2020年4月4日号米ワシントン州シアトルの「ディックス・ドライブイン」は、創業1954年の老舗ハンバーガーチェーン店だ。年に1度、創業時の価格19セントでハンバーガーを販売することでも知られている。知名度が高いこのハンバーガー店が、3月上旬から顧客にカードでの支払いを要請し始めたことは地元で話題になった。
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金融市場 異論百出
日米欧の中銀が有効な緩和策を失った今、 「次の注目点」は何か
2020年3月28日号3月12~16日に欧州中央銀行(ECB)、米連邦準備制度理事会(FRB)、日本銀行が次々と追加の金融緩和策を決定した。ECBと日銀は発動余地がほとんどないところを、乾いた雑巾を絞るようにして、辛うじて幾つかの緩和メニューを示した。
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金融市場 異論百出
新型コロナ発暴落相場に必要な 中国の「超監視策」以外の解決法
2020年3月21日号2年前に欧米では次のような議論が活発だった。「利下げ余地がFRB(米連邦準備制度理事会)にはわずかしかなく、ECB(欧州中央銀行)や日本銀行にはほとんどない。この状況でグローバルな景気後退がやって来たら、世界経済は困難に直面する恐れがある」。
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金融市場 異論百出
新型肺炎危機におけるFRBの 「利下げトリガー」は何か?
MARCH 関関同立2月28日に米連邦準備制度理事会(FRB)、3月2日に日本銀行と欧州中央銀行(ECB)が、新型肺炎の影響に適切に対処することを示唆する緊急声明を発表した。
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金融市場 異論百出
「少年ジャンプ」の厚みと価格が物語る オイルショックの激しさ
コンビニ 搾取の連鎖東京のJR中野駅近くにある「中野ブロードウェイ」は、さまざまなジャンルのコレクターが集う「聖地」となっている。筆者が小学生の頃にこの近隣に住んでいたときは普通のショッピングモールだった。ところが、今では漫画やアニメ、アイドル、映画、鉄道、ミニカー、腕時計、切手、コインなどの店が集積する「異空間」と化している。
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金融市場 異論百出
日本が「キャッシュレス」を 目指さない方がいい深い理由
2020年2月29日号日本銀行や欧州中央銀行(ECB)、スウェーデン中銀など中銀6行と国際決済銀行は先月、中銀デジタル通貨を研究するグループを設立したと発表した。このテーマは確かに興味深いのだが、われわれは大騒ぎせず、冷静に見ていくべきだろう。というのも、世の中のお金の圧倒的多数は以前からデジタル化されているからである。
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金融市場 異論百出
平均賃金はなぜ上がらない? 人口動態が導き出す解決策とは
2020年2月22日号「人手不足は深刻なのに、なぜ賃金の平均値はもっと上がらないのだろうか」。こういった疑問を持つ人は多いだろう。
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金融市場 異論百出
FRBの資金供給に市場が誤解 「新たな量的緩和策」ではない
2020年2月15日号「QEか? 非QEか? それが問題だ」──。米連邦準備制度理事会(FRB)は昨秋以降、市場への資金供給を増加させてきた。米国の多くの株式市場参加者は「これは新たなQE(量的緩和策)だから株の買い材料だ」と信じている。