記事一覧:企業・産業715件
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東京海上ホールディングス
2013年5月4日号規模では業界2位に転落した損害保険業界の雄、東京海上ホールディングスだが、時価総額は依然として断トツ。その背景には二つの要因があった。
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企業レポート Managerial Analysis
高橋 誠(新日鉄住金エンジニアリング社長)インタビュー
2013年4月20日号1985年9月、中国の上海にある宝山鋼鉄の第1高炉に“火入れ”するまで、5年近く中国案件に携わった。まだ若く、彼らの「なぜ?」と向き合う異文化体験を通して、大きく成長できた。
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企業レポート Managerial Analysis
新日鉄住金エンジニアリング 製鉄事業の苦境が続く中でグループで最も稼ぐ子会社に
2013年4月20日号2012年10月、旧新日本製鐵と旧住友金属工業が経営統合して新日鐵住金が誕生し、東アジアでの“失地回復”に向けて動き出した。そんな中で、06年7月に分社して以来、グループに貢献してきた新日鉄住金エンジニアリングの存在が注目を集めている。長らく旧新日鐵の社内で“傍流扱い”だったが、巨大組織の親会社にはできないやり方で実力値を上げている。
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東レ
2013年4月20日号斜陽産業とされる繊維を中心とした化学メーカーながら独自のビジネスモデルで安定的な高収益構造を築きつつある東レ。その確立には、成長の立役者である炭素繊維などで次なる一手が必要だ。
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企業レポート Managerial Analysis
佐藤康博(みずほフィナンシャルグループ社長)インタビュー
2013年4月13日号ずっと守りに入っていたが、ここから攻めに転じていこうと思っている。新中期経営計画は、特に他のメガバンクとの差別化をそうとう意識した。持ち株会社が銀行、信託、証券を横断的に束ね、1人のお客さまに対してさまざまなサービスを提供するという体制をはっきりつくるというのが最大の眼目だ。この持ち株会社による横串と、銀行、信託、証券という縦串は、信託や証券の社長が常任メンバーとして入る持ち株会社の経営会議で調整していく。
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企業レポート Managerial Analysis
みずほフィナンシャルグループ 寄せ集め証券のてこ入れがカギ 復権をかけた新体制の成否
2013年4月13日号みずほフィナンシャルグループ(FG)が佐藤康博社長の下、非効率の象徴とされた2バンク体制から決別し、新みずほ銀行として船出する。これに伴い、新中期経営計画ではFG主導のグループ一体経営を明確に打ち出した。「顧客基盤が厚い」といわれながら、これまで他の2メガバンクの後塵を拝しがちだったみずほは、はたして復権することができるのか。
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三菱電機
2013年4月13日号懸案だった防衛省などへの過大請求問題に決着がつき、再出発を期する三菱電機。一見、実現不可能であろう高い成長目標を引き続き掲げる山西健一郎社長の真意は、どこにあるのか。
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企業レポート Managerial Analysis
商船三井 巨額損失で海運バブルのツケ一掃 “ミニ郵船”化で見えない戦略
2013年4月6日号海運バブルに乗って稼ぎまくった商船三井に、ツケが回ってきた。前期(2013年3月期)、1010億円の事業改革損失を計上することで、過去最悪の1770億円の最終赤字となり、2期連続の赤字が確実となった。同時に、かつてライバル・日本郵船を引き離し同社の強さの象徴でもあったハイリスク・ハイリターン傾向は影を潜め、安定志向を強めつつある。
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オリンパス
2013年4月6日号粉飾決算事件からの立ち直りを目指すオリンパス。屋台骨の医療事業は好調な一方で、課題は3年連続で赤字を垂れ流すデジタルカメラ中心の映像事業だ。どこに問題があるのか。
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宮田孝一(三井住友フィナンシャルグループ社長)インタビュー
2013年3月30日号消費者金融の市場は、競争相手の数が減ってきたことを考えると、「残存者利得」を取れるタイミングになっている。過去は過去だが、今年度以降は、連結で約400億円の利益貢献ができる会社になるというのが、全体の総括だ。SMBCコンシューマーファイナンス(CF)では、地方銀行などのローンを保証する事業も機能し始めている。保証残高は足元で約6400億円だが、今後数年で1兆円に拡大する伸びしろはある。ここでのビジネスチャンスも取っていきたい。
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三井住友フィナンシャルグループ 急成長するアジア市場で鍵握る消費者金融と日本式サービス
2013年3月30日号成長ドライバーのはずだった消費者金融が、大きなルール変更により暗転してから5年余り。嵐が過ぎ去るのをじっと待つ中で、雲間にアジア市場という光明が差し始めた。4000億円という巨額投資が、海外事業にもたらす効果とは一体何か。
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日本原子力発電
2013年3月30日号保有する原発に活断層の疑いが指摘され、資金繰りの悪化が取り沙汰される日本原子力発電。同社の財務を読み解けば、電力業界全体がもたれ合ってきた原発の構図が浮き彫りとなる。
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日本銀行
2013年3月23日号黒田東彦新総裁率いる日本銀行の“大胆な金融緩和策”に市場の注目が集まっている。実際には、日銀は購入する長期国債の年限を長期化していくしかない。そこに潜むリスクを読み解く。
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益本康男(クボタ会長兼社長)インタビュー
2013年3月16日号私は、クボタという会社を「誰とでも議論をする会社」にしたいと考えてきたが、まだそうなっていない。過去の成功体験があるので、なかなか変わることができない。だが、この10年の業績を振り返ると、「安定成長なのか、それとも衰退なのか」がはっきりしない。この会社は、時代に合わせて自らの姿を変えて大きくなってきた。現在の社員は、先輩たちが蒔いてくれた種をどう咲かせようかと必死に考えているつもりでも、実際は先輩たちの財産を食いつぶしているだけではないか。
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企業レポート Managerial Analysis
クボタ 向こう5年間で海外比率を70%へ 農機トップメーカーが描く大構想
2013年3月16日号「食料・水・環境」の分野で独自の地歩を築いたクボタ。国内の水道関連業界では比肩し得る存在はなく、農機では稲作用機械のトップメーカーだ。民需が下がれば官需で支え、官需が下がれば民需で支えてきた。だが、公共事業が冷え込み、国内では将来的な成長が見込めないことから、海外シフトに踏み切った。その先には、老舗メーカーの秘めた野心が見え隠れする。
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企業レポート Managerial Analysis
武田薬品工業 グローバル化へ驀進する国内製薬最大手の成算と歪み
2013年3月16日号国内製薬最大手の武田薬品工業は2度の大型買収を経て、世界企業へ様変わりした。主力製品の特許切れに苦しむ中での急速なグローバル化は、財務や社員の意識に歪みも生み、一筋縄ではいかない。
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ホテルオークラ
2013年3月16日号ホテルオークラはJALホテルズ買収で収益構造を転換。旗艦のホテルオークラ東京の業績低迷を補い、その改築に向け財務を改善している。非上場企業だが、公開資料からその戦略を読み解く。
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エーザイ
2013年3月9日号減収減益を予想した2012年度業績をさらに下方修正したエーザイ。製薬業界で「パテントクリフ」と恐れられる特許切れ問題に直面している。
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企業レポート Managerial Analysis
原田泳幸(日本マクドナルドホールディングス会長兼社長兼最高経営責任者(CEO))インタビュー
2013年3月2日号限界なのか、それとも、一時的な失速にすぎないのか。原田社長の頭の中には、メニューなど顧客に見える面では基本に返り、フランチャイズや不動産など裏側の経営資産の部分では大幅に手を入れるという挽回策がある。
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企業レポート Managerial Analysis
日本マクドナルドホールディングス 9年ぶりの減収減益で戦略を転換 現場の理解進むかが成否の鍵に
2013年3月2日号外食業界の優等生、日本マクドナルドホールディングスに異変が起こっている。2004年に原田泳幸社長(05年から会長を兼任)が就任して以来8年連続の成長を遂げてきたが、9年ぶりに既存店売上高が前年を下回り、売上高は2947億円、営業利益は247億円の減収減益となったのだ。一時的な減速なのか、それとも成長の限界なのか。原田社長の次の一手を探る。