記事一覧:企業・産業715件
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企業レポート Managerial Analysis
畑中好彦(アステラス製薬社長)インタビュー
2013年8月3日号センチメンタルな感情がないと言えば、うそになる。製薬大手各社が発酵研究から手を引いている中で、むしろ、発酵研究を残すことはチャンスなのかもしれない。発酵研究から新薬が生まれるチャンスがゼロになったとも思わない。しかし、今後、限りある資源をどのように生かすかを考えると、発酵研究よりも他の領域に配分しようと合理的に考えて割り切った。
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企業レポート Managerial Analysis
アステラス製薬 「武田超え」の好業績でも 研究部門削減を急ぐ危機感
2013年8月3日号アステラス製薬は今年、名門とされる発酵創薬研究をやめ、海外の研究所も複数閉鎖する。王者の武田薬品工業を営業利益で上回り、業績は堅調だ。なぜ今、リストラを急ぐのか。その真相に迫った。
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産業レポート Industrial Analysis
元売り再編が引き起こす ガソリンスタンドの大淘汰
2013年7月27日号消防法の改正でGSの老朽化した地下タンクの改修が義務づけられ、その猶予期限だった今年1月、過疎地で“ガソリン難民”や“灯油難民”が発生した。稼ぎの少ない地方のGSが改修費用を工面できずに相次いで廃業を決めたからだ。全国的に総じてGSは過剰だが、偏在もある。石油流通に詳しい小島正稔・東洋大学教授は、過疎地で最低限必要なGSが閉鎖する「過剰退出が起きている」と指摘する。13年春時点で、市町村内のGS数が3カ所以下の地域は257に上る。1カ所しかない町村は60、ゼロの町村も7ある。
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産業レポート Industrial Analysis
公取委が再び調査に動いた ガソリン流通サバイバル
2013年7月27日号ガソリンスタンド業界が揺れている。長引く過当競争に疲弊し、退場するものが後を絶たない。複雑かつ不透明な流通形態のせいで業界の秩序は乱れている。石油元売り、スタンド共にまっとうな未来はあるのか。
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数字で会社を読む
三菱UFJ信託銀行
2013年7月27日号三井住友信託が規模の大きさを利用して新規顧客の獲得に走り、みずほ信託がグループの顧客基盤をフル活用して効率性を追求する中、長く業界の盟主だった三菱UFJ信託は優位性を保てるか。
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数字で会社を読む
グーグル
2013年7月20日号無料のサービスを展開しながら2012年の売上高が5兆円を突破、今年に入っても相次ぐ買収でさらなる拡大を見せている。その力の源泉はどこにあるのか。
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数字で会社を読む
コスモ石油
2013年7月13日号度重なる事故で長期停止した千葉製油所が今月、再稼働を果たす。有利子負債が8429億円にまで膨らむなど財務は大幅に悪化している。会社が主張する通りに再建の道筋はついているのか。
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特別レポート Spacial Report
冨山和彦(経営共創基盤代表取締役CEO)インタビュー
2013年7月13日号米国のクラスアクションに似た今回の消費者団体訴訟制度は、数万円のためには訴訟を起こせない消費者が、企業と対等に戦える土俵ができるものと捉えている。だが、一方で問題も多い。そもそも、ソーシャルネットワーキングサービスが当たり前となった現代では、個人が簡単に連携できるようになっており、かつてのような巨大企業対個人といった構図とは異なってきている。
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特別レポート Spacial Report
【Column】 潤うのは弁護士だけ クラスアクションへの不満がくすぶる米国人
2013年7月13日号1966年、米連邦民事訴訟法23条が改正され、クラスアクションにオプトアウト方式が導入された。この方式は、離脱するという意思表示をしない限り、原告の一員となることを意味する。この改正によって消費者保護が強化された半面、原告の数が膨大になった米国では、損害賠償額が巨額化、企業が負担するコストが増大したことは本文で触れた通りだ。
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特別レポート Spacial Report
新たな利権のにおいが漂う 日本版クラスアクション
2013年7月13日号日本版クラスアクションといわれる消費者被害の団体訴訟制度。金銭による被害回復を行えることから、その理念になんら問題はないものの、新たな利権が生まれるリスクがある。
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数字で会社を読む
松竹
2013年7月6日号歌舞伎座が2013年4月2日に開場したが、併設するタワービルを含めた総工事費は430億円。親会社の松竹には1000億円を超える有利子負債負担が重くのしかかる。
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産業レポート Industrial Analysis
目的を明確に持つことが重要 ビッグデータ「五つの誤解」
2013年7月6日号ビッグデータを解析するシステムさえ導入すれば、売り上げが飛躍的に伸びるなどと誤解している人は少なくない。典型的な五つの誤解を示し、間違いないビッグデータとの付き合い方を紹介する。
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産業レポート Industrial Analysis
安宅和人(ヤフー執行役員事業戦略統括本部長)インタビュー
2013年7月6日号大手企業から「何かデータを使ってやりませんか」と相談されることがよくあります。ただ、「何となく持っているデータを使いたい」という方が多いのではないでしょうか。それでは失敗する危険性が高いのです。
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産業レポート Industrial Analysis
利益率の改善はわずか1%!? 「ビッグデータ」の正体
2013年7月6日号大量のデータを解析することで、利益改善を図ろうとの期待が高まり、「ビッグデータ」という言葉がもてはやされているが、うまく活用できている企業は少ない。国内屈指のデータ量を扱うヤフーの取り組みから、その正体に迫る。
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産業レポート Industrial Analysis
流通系銀行の急成長で 揺らぐ既存銀行の牙城
2013年6月29日号イオン銀行、楽天銀行、セブン銀行という流通系銀行3行の金融業界における存在感が増してきている。独自のアイデアやノウハウで急成長を遂げているために、既存の銀行が徐々に危機感を募らせてきた。
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三菱自動車
2013年6月29日号三菱自動車が経営再建の総仕上げに入っている。復配にめどをつけた次の課題は優先株の処理である。来年6月のXデーに向けて、三菱御三家による水面下の交渉が始まっている。
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企業レポート Managerial Analysis
木村 康(JXホールディングス会長)インタビュー
2013年6月22日号上流と下流、石油と非石油、国内と海外、どこかに偏るのではなくバランスの取れた企業集団にしたい。収益を中長期的に安定させることが大命題。何かに選択と集中をするような感じではない。
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企業レポート Managerial Analysis
JXホールディングス 総合エネルギー帝国を築く石油王者の危機感なき危機
2013年6月22日号石油精製販売を主力に、天然ガス、電力など複数のエネルギー事業と金属事業を展開する10兆円企業は、巨艦をどう成長させていくのか。大型合併によって誕生した世界に例がない総合エネルギー企業の今を追った。
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ワタミ
2013年6月22日号居酒屋企業としてのイメージが強かったワタミだが、近年は介護事業が急成長した。さらに今、第三の柱として「高齢者向け弁当の宅配」事業が拡大し新たな変貌を遂げつつある。
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企業レポート Managerial Analysis
平林 朗(エイチ・アイ・エス社長)インタビュー
2013年6月15日号エイチ・アイ・エスは2012年12月にチャーター便子会社を設立した。認可前のため、詳細は言えないが、夏の就航に向けて準備を進めている。タイを中心としたアジアの海外旅行需要が急拡大し、現地発の旅行も伸びている。チャーター便子会社を傘下に持つことで、座席の確保や価格面から旅行商品を差別化できる。タイからの訪日旅行にもチャーター便を活用する。