記事一覧:コラム2379

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2013年8月24日号  

    30年前のラジオ番組「オールナイトニッポン」深夜2部の時代から、演出家・鴻上尚史さんのファンです。「日比谷公園でジェンカを踊る」などのぶっ飛び企画にはまったものです。 その鴻上さんが「30年間、演出家をやりながら、ずっと考え、実践してきたこと」を書かれた本が『コミュニケイションのレッスン~聞く・話す・交渉する』。「コミュニケイションは純粋に技術の問題」「(スポーツと同じように)ちょこちょこと練習を続ければ、間違いなく上達する」と、背中を押してくれます。

  • 外国人駐在員の生活コスト

    Global Survey グローバルサーベイ
    外国人駐在員の生活コスト

    2013年8月24日号  

    欧州や日本の物価が高い、というのはイメージしやすい。しかし、外国人駐在員にとって一番物価の高い都市は、欧州の都市でも東京でもなく、アンゴラのルアンダである。アンゴラは産油国でありながら、まだまだ貧しい国だ。1位のイメージとはかけ離れているが、実は、輸入品が高価であり、また安全性を備えた外国人用の住宅が高いため、外国人駐在員としての生活コストが高くなるのである。

  • 【子育て・教育】育爺・育婆も楽じゃない?安全に楽しく孫と過ごす秘訣

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【子育て・教育】 育爺・育婆も楽じゃない? 安全に楽しく孫と過ごす秘訣

    2013年8月24日号  

    育爺・育婆とかソフリエなどの言葉がブームになっている。孫育てに関わってくれる祖父母は、若いパパ・ママにとってありがたい存在だ。だが、頼れるはずの祖父母たちから「安全に楽しく孫と過ごすにはどうすればいいのか?」という不安の声が漏れ聞こえてくることもある。そこで参考になるのが、『じぃじとばぁばのためのあそび図鑑 孫ともっと仲良しになる!』だ。

  • 世界中の“文殊の知恵”が結集ITによる「知の解放」

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    世界中の“文殊の知恵”が結集 ITによる「知の解放」

    2013年8月24日号  

    ITによる「知の解放」が本格的になってきました。それを実感できる好著が相次いでいます。まず、ニコニコ生放送を使った学会「ニコニコ学会β」の試みを報告した『進化するアカデミア』。圧巻は、「研究100連発」で、1人の発表者が15分で20の研究テーマを紹介します。難解なテーマも端的かつ本質的に説明しなければならず、それはエンターテインメント性の高い発表の場となりました。機械的に知が集められているユーチューブと違い、ニコニコ生放送では、非言語的なものも含めて気持ちがダイレクトにつながり、研究者と視聴者双方向の“知の共創”が始まります。

  • 緻密な調査と実証分析が明かす社会・経済問題としての自殺

    Book Reviews 書林探索
    緻密な調査と実証分析が明かす 社会・経済問題としての自殺

    2013年8月24日号  

    自殺は、私たちの暮らしの中で起きている最も深刻な社会問題の一つである。特に日本は、先進国の中でも自殺率が最も高い国の一つとなっている。本書は、そのような日本の自殺問題を、精神疾患などの直接的な原因だけでなく、社会・経済問題として捉え、緻密な調査と実証分析から「なぜ自殺に追い込まれてしまう人がいるのか」の要因を明らかにしようとする取り組みである。

  • AUDEMARS PIGUET雄々しいデザインと気品漂う新作

    This is.
    AUDEMARS PIGUET 雄々しいデザインと気品漂う新作

    2013年8月24日号  

    オーデマ ピゲといえば、パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンと並ぶ世界三大高級時計メーカーの一つだ。著名なデザイナー、ジェラルド・ジェンタの代表作でもある「ロイヤル オーク」は、このブランドを象徴するモデルといえるだろう。今年の新作「ロイヤル オーク オフショア・クロノグラフ」は、オフショア・コレクションでは初のセラミック製のケースとベゼルを搭載したクロノグラフだ。ダイヤモンドでなければ傷の付かないセラミックは、ステンレススチールを大幅に上回る耐性を持つが、その加工には多くの手間暇がかかる。このクロノグラフのケース製造に要する時間は、およそ12時間。ベゼルも、ステンレススチール製品より10時間以上の追加作業が必要だ。傷へのリスクを最小限にとどめるため、同社のエンジニアたちは、リュウズやプッシュボタンもセラミックで加工するなど、細部に至るまで研究を進めてきた。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2013年8月17日号  

    先日、前橋市に住む父方の祖母が米寿を迎え、群馬県内の温泉旅館に親族10人以上が集まり、盛大にお祝いをしました。今回の相続特集の取材で、親族間で争う話を聞いた直後だったため、家族の絆の大切さをしみじみ感じました。

  • 海外派遣で直面する課題

    Global Survey グローバルサーベイ
    海外派遣で直面する課題

    2013年8月17日号  

    最近日本では、海外勤務希望者が少なくなっているとの声を耳にする。海外の多国籍企業ではどうだろうか? 多民族、多国籍の欧州企業の実態を見てみた。海外勤務を受けたくない理由は、共働き、家族の問題が79%でトップ。海外勤務を希望していても、配偶者のキャリアを尊重して断念したり、子どもの教育や介護の問題から受けられない者もいる。生活環境の面で差の大きい新興国での勤務を希望しない候補者が多いこともわかる。

  • 日銀に対する過剰な期待は本当の課題から目をそらす

    Book Reviews 著者のホンネ
    日銀に対する過剰な期待は 本当の課題から目をそらす

    2013年8月17日号  

    よくテレビなどで見かけるのですが、金融緩和策について説明するときに、蛇口からお金が溢れていくイラストで例えて説明することがあります。日本銀行は4月の金融政策決定会合において、「マネタリーベースを2年で2倍にする」と決めたわけですが、この「マネタリーベース」という言葉、つまり「マネー」と表現した点もポイントです。

  • 【音楽・演劇・演芸】ミュージカル映画歴代1位「レ・ミゼラブル」に浸る3冊

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【音楽・演劇・演芸】 ミュージカル映画歴代1位 「レ・ミゼラブル」に浸る3冊

    2013年8月17日号  

    映画「レ・ミゼラブル」(2012年12月公開)は、国内興行収入58億円のヒットとなり、日本におけるミュージカル映画歴代1位の記録を塗り替えた。この映画は、世界各国でロングラン上演されてきた名作ミュージカルを映像化したもの。映画の基となるミュージカルは、初演以来、世界各国で上演され6000万人を超える観客を動員、27年間ものロングランを記録した世界的大ヒット作である。

  • 策略やスキャンダルに満ちたベストセラー誕生の裏側

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    策略やスキャンダルに満ちた ベストセラー誕生の裏側

    2013年8月17日号  

    今注目の経営学者が、ウェブでの書評をまとめたのが『戦略読書日記』。22冊のさまざまなジャンルの本を取り上げていますが、単なるブックガイドではありません。書評の形を借りて戦略の本質を語ります。著者は、「よい本とは、脳内で著者と対話できるもの」と言いますが、著者自身の著作も、本人の声が聞こえてくるような臨場感があります。ただ、取り上げられている本に絶版が多いのが残念。ちょっと宣伝すると、絶版の経営学の名著、吉原英樹著『「バカな」と「なるほど」』は、弊社のオンデマンド出版でお届けできます。

  • 書斎でひそかに味わいたい「500冊」に巡り合う醍醐味

    Book Reviews 書林探索
    書斎でひそかに味わいたい 「500冊」に巡り合う醍醐味

    2013年8月17日号  

    書名を見て思わず手が出た(というか、手が飛び出した)。評者も常々この同じ「苦しみ」を誰かと分かち合いたいと思って生きてきたので、何か渇望にも近い気持ちで一気に読んだ。そして身につまされて面白かった。だいたい「蔵書の楽しみ」などと言っていられるのは、よほど本の数が少ない場合であって、ある閾値を超えたらもう、戸惑いと挫折の連続なのだ。「それなら借りて読めばいいでしょう」と見事なことを言う人もいるが、それができないから苦労しているのであって、およそ世の本好きなるものにとって、本とはなぜか買って読むものと決まっており、一度読みかけたが最後、それがいかに「つまらん本」であっても捨てるということだけはできないのだ。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2013年8月3日号  

    ヘッジファンドという言葉を初めて意識したのは大学生のころ。浜田和幸さんが1999年に出版された『ヘッジファンド 世紀末の妖怪』という新書でした。ジョージ・ソロス、ジュリアン・ロバートソン、ルイス・ベーコン──。非常識な大ばくちであるのに、圧倒的スケールと論理性がある彼らの手口は、金融論をかじり始めていた私にとっては、あまりに教科書と懸け離れていて大きな衝撃でした。最近は、徐々に“普通の業界”に変質してきたとの声を耳にします。

  • 海外派遣者のタイプ別見通し

    Global Survey グローバルサーベイ
    海外派遣者のタイプ別見通し

    2013年8月3日号  

    海外ビジネス拡大の最前線に立つ海外派遣者。そのタイプごとに区分を設ける試みが欧米やアジア企業で始まっている。特徴的なのは、かつて最も多かった通常の長期派遣(ビジネス目的での2~5年の海外派遣)が減少し、コストの観点から、12カ月前後の短期派遣や、もともと駐在員だった外国人の現地採用という形態へのシフトを想定している企業が多いことだ。

  • 【健康・医療】“奇跡のリンゴ”の原点は化学物質過敏症の妻への思い

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【健康・医療】 “奇跡のリンゴ”の原点は 化学物質過敏症の妻への思い

    2013年8月3日号  

    無肥料・無農薬の自然栽培で約10年の悪戦苦闘の末に実った“奇跡のリンゴ”は、テレビで紹介され、映画化された。そのリンゴを育てた農家の木村秋則さんの新刊が『ソウルメイト』。奇跡のリンゴを誕生させた原点である、魂と魂で結ばれた人々との絆を“じょっぱり魂”で書いている。奇跡のリンゴが誕生するのは農薬散布によって体を害する妻への思いからだった。妻は化学物質過敏症。ここから食の大切さに次第に気づいていく。

  • 現実になってからでは遅い!人ごとではない介護や相続

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    現実になってからでは遅い! 人ごとではない介護や相続

    2013年8月3日号  

    60代半ばの親はまだまだ元気いっぱいで、介護や相続など遠い先のことのように思えるものの、将来の変化への漠然とした不安を感じ始めている人も多いのではないでしょうか。『データでわかる2030年の日本』を読むと、人口減や高齢化、未婚化などが、新聞で報じられるのとは違い、人ごとではない問題だと実感させられます。約50のテーマ別に統計と著者の考察を示します。マーケティングアナリストらしい的確な読み解きの一方で、時にはとっぴに感じるものもありますが、想定外のことが起きてもなんら不思議ではない世の中なので、それはそれで面白く読めます。

  • 米国でも根強い女性への偏見前へ踏み出すためのアドバイス

    Book Reviews 書林探索
    米国でも根強い女性への偏見 前へ踏み出すためのアドバイス

    2013年8月3日号  

    リーン・インとは、「一歩前へ踏み出す」という意味だ。多くの女性たちに社会でもっと活躍してもらいたいという思いを込めて、もう一歩前へ踏み出そう、と呼びかけている。著者はフェイスブックの女性COO(最高執行責任者)であり、2児の母で多忙な日々を送っている(もっとも女性○○という言葉の使い方自体が、「珍しい女性○○」という含意があり気に入らないとしているが)。本書では自身の人生を失敗談も含めて赤裸々に振り返りながら、世の多くの女性ももっと自信を持って前へ踏み出せるという根拠とアドバイスを丁寧に語っている。そして徐々にではあるが、これまでの男女間の役割のステレオタイプと男尊女卑の偏見を取り払うことで、男女が協力し合う社会や企業ができつつあることを事例で紹介している。

  • 999.9 feelsunサングラスの新基準

    This is.
    999.9 feelsun サングラスの新基準

    2013年8月3日号  

    私たちは、サングラスの役割を、まぶしさや紫外線から目を守り、陽射しを「防ぐ」ものだと思ってはいないだろうか。だがフォーナインズは、「サングラスの本質は、陽射しを防ぐことではなく、『ここちよくすること』である」と考えた。なぜなら陽の光は、私たちの暮らしに無くてはならないものだからだ。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2013年7月27日号  

    インベーダー世代とファミコン世代のはざまに位置します。最もはまったのは1983年登場のシューティングゲーム「ゼビウス」。以前のゲームと違って敵の出現パターンが変わるシステム、それにフラッグ、ソルといった隠れキャラにも夢中になったものです。開発チームを率いた遠藤雅信氏によれば、ゼビウスは当時、大作の隙間を埋めるB級作品と位置づけられ、「上司には好き勝手に作っていいよ」と言われていたといいます。社内評価は「面白いという人と駄目だという人と真っ二つ」「隠れキャラなどはむちゃくちゃ怒られた」とのこと。

  • 株式ファンドの運用リターン

    Global Survey グローバルサーベイ
    株式ファンドの運用リターン

    2013年7月27日号  

    マーサーは企業年金等の資金を運用する世界中の運用機関から運用ファンドのリターン(収益率)データを収集している。グラフは主要な市場の株式ファンドのリターンの分布を示したものだ。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…