記事一覧:コラム2379

  • 【映画DVD】MY WAYの原曲を作った仏アイドルの知られざる生涯

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【映画DVD】 MY WAYの原曲を作った 仏アイドルの知られざる生涯

    2014年3月8日号  

    25年間トップの座を占めてきた弦楽四重奏団。そのリーダーのチェリストが突然パーキンソン病と診断され、楽団は解散を余儀なくされる。途端に長い間たまっていた憎悪、不満、隠されていた恋愛感情が噴き出す──。『25年目の弦楽四重奏』。名優ばかりがズラリ。第一バイオリンになれない不満を抱えたままビオラ奏者の妻を得た第二バイオリン(つい最近、薬物過剰摂取で急逝したフィリップ・シーモア・ホフマン)、チェロ(クリストファー・ウォーケン)。全編を流れるベートーベンのop.131にピタリと合う弓の動き、指のポジションにも驚くが、何より芝居がすごい。このところ見たものの中では文句なしに一番。

  • 意外と組織は合理的!?会社と従業員の関係を考える

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    意外と組織は合理的!? 会社と従業員の関係を考える

    2014年3月8日号  

    最近、会社と従業員の関係を考える著作が増えているように感じます。今回ご紹介する最初の2冊も、会社、従業員それぞれの立場で問題を提起します。

  • 本当に必要か、何を担うべきか新しい経済学で問う「中央銀行」

    Book Reviews 書林探索
    本当に必要か、何を担うべきか 新しい経済学で問う「中央銀行」

    2014年3月8日号  

    本書は中央銀行制度をめぐる問題について、新制度経済学、組織の経済学、比較制度分析などの経済理論に基づいて検討を加えたものである。中央銀行について書かれた著作、金融政策について書かれた著作はたくさんあるが、中央銀行制度について、新制度経済学の立場から分析した研究は評者が知る限り本書が唯一のものであり、極めて重要な貢献である。

  • 従業員のベネフィットの基本給比

    Global Survey グローバルサーベイ
    従業員のベネフィットの基本給比

    2014年3月8日号  

    クロスボーダーM&Aに際し、買収契約で一定期間の処遇条件の維持を求められる場合が多い。だが、退職金を含むベネフィット(福利厚生)の中には買収後に同等な内容の給付が難しかったりするものもあるため注意が必要だ。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2014年3月1日号  

    教育社会学者の関心の一つは、子どもの教育格差、教育を通じた階層の固定化の問題です。子どもの学力は家庭環境、親の教育熱の度合い、所得などに影響されます。そもそも、生まれついての能力に違いがあるのは確かです。『教育と格差』(橘木俊詔、八木匡著)では、日本の教育界は「子どもに勉強させることによって、生まれつきの能力差をできるだけ縮小することが先生の役割である、という理想主義に燃えていた」としています。

  • 日本の強みは失われていない必要なのは強いリーダーシップ

    Book Reviews 著者のホンネ
    日本の強みは失われていない 必要なのは強いリーダーシップ

    2014年3月1日号  

    2000年代初頭、本業である写真フィルム市場が急速に縮小し、存亡の機にあった富士フイルムは、そこからまったく違う会社へと生まれ変わった。この変革を、会社として、経営者としてどう考え、決断し、断行したのか。このことを伝えることは、経営環境の激変に直面する日本企業にとって、何らかの参考になるのではないかという思いがありました。

  • 【科学読み物】物語が秘められた写真で大自然の魅力を読む

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【科学読み物】 物語が秘められた写真で 大自然の魅力を読む

    2014年3月1日号  

    『竹田津実写真集 アフリカ』は、大自然を読み応えのある形で提示している。普通、写真は視覚の対象だが、本書の場合は、作品の1枚1枚が物語性を秘めている。だから眺めるよりも、読み進む感覚になるのだろう。300点の写真の基調を成すのは、生命の輪廻。草食獣のヌーやシマウマ、ガゼルの群れがいて、ライオンやチーター家族の営みがある。

  • 隙をなくし核心を突く状況を見極める話し方

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    隙をなくし核心を突く 状況を見極める話し方

    2014年3月1日号  

    携帯電話やメールなどの進化に反比例するかのように、肝心なことが一発で伝わらなくなってきている気がします。誤読されず、解釈の必要のないメールを交換したいものですが、なかなかスムーズにいきません。『プロ弁護士の武器と盾になる話し方』は、税務訴訟専門の弁護士が、法廷での丁々発止から学んだ話し方のノウハウ集。要は「隙をなくし核心を突く」。といっても法廷ドラマの弁護士のような決めつけ話法ではなく、状況や議論の筋を見極めるということ。あいまいさは優しさ、という風潮が強まる中で、きっちりとした話し方の大切さを説きます。

  • 先進国の停滞の真因は何か?政府の膨張で劣化する市民社会

    Book Reviews 書林探索
    先進国の停滞の真因は何か? 政府の膨張で劣化する市民社会

    2014年3月1日号  

    世界経済を大混乱に陥れたリーマンショックから5年以上が経過した。金融問題も最終局面に入り、米国を中心に、世界経済は元の高い成長に復帰すると考える人が増えている。しかし、これはどこかで聞いた話ではないか。10年前の日本では、金融問題こそが停滞の元凶で、それを解決すれば元の高い成長に戻ると多くの人は信じた。確かに金融問題は解決されたが、停滞は今も続いている。いったい、何が問題なのか。

  • APPJより白く、より厚く、カラーが映える用紙

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    APPJ より白く、より厚く、カラーが映える用紙

    2014年3月1日号  

    「社外提出用に厚めの紙を使いたいが、少量パックは値段が高い」「インクジェットプリンタを使うと普通紙はインクがにじむ」など、オフィスで使用する「紙」に不満を抱いている人は少なからずいるだろう。特に外部に提出する書類には、印字の美しさやそれなりの厚みを求めたいところだ。

  • 日米の経営者報酬の構成要素比較

    Global Survey グローバルサーベイ
    日米の経営者報酬の構成要素比較

    2014年3月1日号  

    クロスボーダーM&Aでは経営者報酬がディール成功の鍵を握ることが多い。被買収企業の経営層引き留め、適切なガバナンス確立に向けた重要な要素だからだ。

  • RADO美しいフェースに秘めた強さと心地よさ

    This is.
    RADO 美しいフェースに秘めた強さと心地よさ

    2014年3月1日号  

    傷つきにくく、心地よい装着感を味わえる時計。それを目指して、革新的なマテリアルと斬新なデザインを追求し続けているのがラドーだ。その到達点の一つが、1980年代に開発されたセラミックス製の時計ケースだった。超硬質のセラミックスは、傷つきにくいのはもちろん、着け心地も快適。いまやこの素材は、ラドーのアイデンティティだとさえいえる。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2014年2月22日号  

    本誌の読者ターゲットは、40~50代のビジネスマンです」。でも、これ、読者像について何も言っていないも同然でした。というのも、同僚に私とよく似た属性のこんな人物がいます。「広島県の高校から東京の私大文系に進み、当社入社後はほぼ本誌の編集一筋。

  • M&Aでのトランザクションボーナス

    Global Survey グローバルサーベイ
    M&Aでのトランザクションボーナス

    2014年2月22日号  

    前回、クロスボーダーM&Aに際して、対象会社の重要人材を引き留めるために、多くの買い手企業がリテンションボーナスを活用していることを紹介した。今回は、売り手企業が売却対象会社の重要人材に支払うトランザクションボーナスを紹介したい。

  • 【子育て・教育】子どもを伸ばしたい親必読の「自己肯定感」の育て方

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【子育て・教育】 子どもを伸ばしたい親必読の 「自己肯定感」の育て方

    2014年2月22日号  

    「子どもを伸ばしてあげたい」というのは、すべての親たちの切なる願いだ。だが、多くの親がそのためにどうすればよいかがわからずに空回りしている。そこで、お薦めしたいのが『伸びる子の育て方』だ。

  • ベテランも新人も必読のスキルアップ訓練本

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    ベテランも新人も必読の スキルアップ訓練本

    2014年2月22日号  

    まもなく新年度入り。ベテランにも、フレッシュマンにもお勧めの“スキルアップ訓練本”の売れ行きが好調です。

  • 日本医療の発展を邪魔する大学医学部の旧態依然

    Book Reviews 書林探索
    日本医療の発展を邪魔する 大学医学部の旧態依然

    2014年2月22日号  

    社会の発展は、その成員の優れた能力をどう生かすかによると私は思っている。中国は科挙という試験勉強にその成員の能力を費やしたが、発展はできなかった。その後は、政治闘争に費やし、政治闘争が減ると素晴らしい経済発展を始めた。経済が発展すれば、軍備増強も可能になり、広大な市場を見てひれ伏す国も出てくる。中国の目的がアヘン戦争以来の屈辱を晴らすことなら、もっと早くから、そうしていればよかったのにと私は思う。

  • Global Baseリノベーションマンションという新しい価値

    This is.
    Global Base リノベーションマンションという新しい価値

    2014年2月15日号  

    住宅の「リノベーション」は、従来のリフォームとはまったく異なる改修工事だ。リフォームの目的は建築当初の性能に「戻す」ことだが、リノベーションは、より大規模な工事によって建物の性能を向上させ、価値を高める。「新築」でも「中古」でもない、新たなジャンルの住宅だ。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2014年2月15日号  

    何か苦手なものとか、アレルギーで食べられないものとかありますか──。会食に誘われたときに、相手からよく聞かれるせりふです。

  • M&Aでのリテンションボーナスの活用

    Global Survey グローバルサーベイ
    M&Aでのリテンションボーナスの活用

    2014年2月15日号  

    M&Aの成功には買収対象企業の重要人材のリテンション(引き留め)が欠かせない。買収直後に重要人材が流出してしまっては元も子もないからだ。図は、クロスボーダーM&Aを行う際のリテンションボーナスの活用度を、欧米企業を中心に調査した結果である。経営幹部や重要な従業員に対しては、多くの案件でリテンションボーナスが支払われている。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…