記事一覧:コラム2379

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2014年6月14日号  

    ここ数年、「日本人工場長説」を唱えています。品質を極限まで高め、一銭単位でのコスト削減には血道を上げる一方で、経営の大局を見るのは得意ではない──。昨今の日本製造業の苦境を見ると、案外本質を突いているのではないかと思っています。

  • 在シンガポール統括拠点の役割(1)

    Global Survey グローバルサーベイ
    在シンガポール統括拠点の役割(1)

    2014年6月14日号  

    日系企業がシンガポールに事業や地域の統括拠点を設置し、本社機能の一部を移管する動きが近年顕著だ。多くの場合、現場ニーズに基づいた迅速な意思決定を目指しており、人事機能はその実現を支える重要な役割を担っている。

  • 【ミステリー】“冒険小説の神”が描く監視システムvs目立たない男

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【ミステリー】 “冒険小説の神”が描く 監視システムvs目立たない男

    2014年6月14日号  

    若竹七海『暗い越流』は、日本推理作家協会賞〔短編部門〕を受賞した表題作を含む作品集だ。本来ならミステリーとしての評価を語らなければいけないのだが(切れ味鋭いことは言うまでもない)、何よりいいのは、この作家の文章が心地よいことで、だから読み終えてもしばらく本を離せない。凝っているわけではない。平易なのだ。

  • 特定の分野に埋没しないイノベーターの育成手法

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    特定の分野に埋没しない イノベーターの育成手法

    2014年6月14日号  

    特定の専門研究に埋没せず、越境し、かつ社会と積極的に関わることでイノベーションを創造する──。イノベーター育成の在り方を探る著作が相次いでいます。

  • 高齢者ケアの問題の解決に真摯に取り組む事例を紹介

    Book Reviews 書林探索
    高齢者ケアの問題の解決に 真摯に取り組む事例を紹介

    2014年6月14日号  

    超高齢社会となった日本。今後の日本において、高齢者ケアの在り方は、そのまま日本社会の住みやすさ、住みにくさを表す指標になるだろう。本書は、画期的な手法によって高齢者ケアに取り組んでいる実践例を、都市と地方に分けてそれぞれ詳しく紹介する。「高齢者ケアといっても、大都市圏には大都市圏の、地方には地方の、それぞれ独特の難しさがある」という鮮明な問題意識がそこにある。従って取り組みの内容は、地域の特性に応じた独特のものだ。しかし、そこにはこれからの高齢者ケアに等しく求められる、一つの原則のようなものも見て取れる。

  • 日本アルコン遠近両用コンタクトレンズで快適に老眼矯正

    This is.
    日本アルコン 遠近両用コンタクトレンズで快適に老眼矯正

    2014年6月14日号  

    40~50代のコンタクトレンズ装用者を対象にしたエイジングケアに関する調査によると、「もっともショックを受ける症状」の第1位は「老眼の症状が現れた時」ということだった。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2014年6月7日号  

    子供のころ、休日にデパートに行くのは、一大イベントでした。おもちゃ売り場を駆けずり回り、実演販売に見入った後、食堂でご飯を食べて、屋上の遊園地を堪能する──。今風に言えば、モノにではなく、時間に消費をしていたのでしょう。翻って今、休日はショッピングモールで一日を過ごすことが多くなりました。そこでのひそかな楽しみはウオーキング。空調の効いた巨大モールをぐるぐる歩き回れば日頃の運動不足も解消されます。

  • 世界の幸福度ランキング

    Global Survey グローバルサーベイ
    世界の幸福度ランキング

    2014年6月7日号  

    経済協力開発機構(OECD)が発表した2014年の幸福度ランキングによると、日本の幸福度は36カ国中20位。GDP世界3位の国の順位にしては低いと思うかもしれないが、当指標はGDPでは測れない国民の実感に近い幸福度の目安として発表されている。

  • 【映画(DVD)】深刻なのに人間味にあふれる巧妙に構成されたシナリオ

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【映画(DVD)】 深刻なのに人間味にあふれる 巧妙に構成されたシナリオ

    2014年6月7日号  

    『そして父になる』──。小学校のお受験。一粒種の長男が両親と一緒の面接で小さなうそをつく。「パパにほうぼう連れていってもらって、面白かった」。面接の場から出て来てこう言う。「塾でそう言いなさいって言われたんだ」。家族一同笑う。このすぐ後、この子が出生時、病院で取り違えられていたことが分かる……。導入部だけでもこの映画が優れていることが分かる。深刻な話なのに、いかにも現代の、人間味にあふれている。実際、観客は随所で笑うはずだ。是枝裕和監督(脚本も)会心の作だろう。現実にあった類似の事例を集めて巧妙に構成されたシナリオがいい。

  • 乱世に勝利できる企業とは?ビジネスにおける権力論

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    乱世に勝利できる企業とは? ビジネスにおける権力論

    2014年6月7日号  

    今月は、タイトルだけを見れば身構えてしまいそうですが、内容はいずれも直球勝負の3冊を。

  • 日本語は特殊な言語ではないその汎用性、効率性を示した書

    Book Reviews 書林探索
    日本語は特殊な言語ではない その汎用性、効率性を示した書

    2014年6月7日号  

    今やグローバル化は、日本の生き残りと成長のために不可欠な戦略だ。国も企業も個人も、グローバル化を強化している。企業でいえば、海外市場の開拓、生産拠点の海外展開。個々人でいえば、英語を学ぶ。国でいえば、TPPへの参加、外国人観光客や労働者の増加、クールジャパンの売り込みなど。しかし、それらの視点は本当に日本の「グローバル化」につながっているのだろうか?

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2014年5月31日号  

    銀行を担当する前、2月決算が多いとある“情熱と勢いの業界”を担当していた私は、地銀界を回ってみて、それはそれは驚きました。構造不況に陥っているにもかかわらず、再編をめぐる動きがあまりにも少なかったからです。

  • 各国の高齢者と女性の就業率

    Global Survey グローバルサーベイ
    各国の高齢者と女性の就業率

    2014年5月31日号  

    高齢者や女性の活用が求められて久しいが、経済協力開発機構(OECD)が発表している就業率によると、日本は加盟34カ国中それぞれ6位、17位で、他の国と比較して遜色ないように見える。

  • JT完熟葉が引き立てる「うまさ」

    This is.
    JT 完熟葉が引き立てる「うまさ」

    2014年5月31日号  

    1969年に発売され、今年で誕生から45周年を迎えたセブンスターは、いまや全12銘柄を有する国内屈指のメジャーブランドだ。味、香り、デザインのいずれでも独自の価値を貫き、しっかりした吸い応えと深い味わいを追求することで、多くの愛煙家を満足させてきた。

  • 今、この瞬間から変わる!未来を見るアドラーの教え

    Book Reviews 著者のホンネ
    今、この瞬間から変わる! 未来を見るアドラーの教え

    2014年5月31日号  

    心理学者といえば、日本ではフロイトやユングが有名ですが、アドラーの名前はあまり知られていません。しかし、世界的には、アドラーも含めて「心理学の三大巨頭」といわれています。デール・カーネギーの『人を動かす』やスティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』にも、アドラー心理学の思想が反映されています。

  • 【科学読み物】誕生から138億年膨張を続ける宇宙の秘密

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【科学読み物】 誕生から138億年 膨張を続ける宇宙の秘密

    2014年5月31日号  

    南極から宇宙を探る米国の望遠鏡によって誕生時の宇宙が急膨張したことを物語る原始重力波が観測された。今年3月の発表だ。

  • 地上数百メートルで働く男の仕事への誇りと美学

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    地上数百メートルで働く男の 仕事への誇りと美学

    2014年5月31日号  

    東京スカイツリーにも携わった鳶職人が、ブログの原稿と自らスマートフォンで撮影した写真をまとめたのが『鳶(とび)』。文章がうまい。写真も、そこで働いている者にしか撮影できない生々しさ。地上数百メートルの空間で、自分を守り、仲間を守り、ナット一つさえ落としてはならない緊張に耐えながら、ビルやタワーを造り続ける仕事への誇りと美学に満ちています。貴い仕事の記録です。

  • 教養の基礎となる学問を広くカバーした古典の名ガイド

    Book Reviews 書林探索
    教養の基礎となる学問を 広くカバーした古典の名ガイド

    2014年5月31日号  

    最近、教養がブームになっていると感じる。教養とは何かについてはそれ自体議論の的であるが、内外の古典に教養の主軸を求めることに異論は少ない。

  • 新しい公共財「くまモン」県庁改革で役所の常識を破る

    Book Reviews 著者のホンネ
    新しい公共財「くまモン」 県庁改革で役所の常識を破る

    2014年5月24日号  

    多くの方に「くまモン」に関心を持ってもらいましたが、「なぜ県庁という堅い職場の中から、くまモンが出てきたんだろう」という疑問が出てきたようです。その中で、知事である私の経歴が注目され「書きませんか」という話を頂きました。

  • 【子育て・教育】知っているか否かで大違い子育てに役立つコーチング

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【子育て・教育】 知っているか否かで大違い 子育てに役立つコーチング

    2014年5月24日号  

    日本にコーチングの手法が入ってきて15年ほどになるそうだ。ビジネスシーンでの実践が目立つが、実は子育ての場においても盛んに活用されている。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…