記事一覧:コラム2379件
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Book Reviews オフタイムの楽しみ
【旅行・乗り物】 外国人に人気の地、奈良、下町 日本再発見のためのガイド
2016年3月26日号春の訪れとともに旅がしたくなる。どこへ出掛けようか迷うところだが、国内旅行のヒントになりそうな本が何冊か出たので、それらを読みつつ行き先を決めたいものだ。
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Book Reviews 目利きのお気に入り
充実感いっぱいの人生相談 「地元商店街の敵」への新解釈
2016年3月26日号この号が皆さんに届くころには、欠品が解消されているでしょう。それほどの勢いで売れているのが『東芝 不正会計』。毎日新聞論説委員による東芝事件の全容報告です。
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Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
近年の戦争の変化を詳述した ぜひ読んでおきたい“概説書”
2016年3月26日号わずか数年の間に、世界の軍事情勢が急速に悪化し、国際情勢、ひいてはビジネスにも大きく影響する時代になった。仕事上で、軍事に関する知識の欠落が致命的な判断ミスを招くリスクも高まっている。しかし、本書を一読すれば、その欠落をだいたい埋めることができる。
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Book Reviews 知を磨く読書
第三次世界大戦の可能性
2016年3月26日号山内昌之著『中東複合危機から第三次世界大戦へ』は、中東情勢だけでなく現下の国際情勢の基本構造を理解するための基本書中の基本書だ。山内氏は、〈二〇一五年十一月のパリ大虐殺は、ISを媒介に中東複合危機と不可分に結びついている。
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Book Reviews 著者のホンネ
机上の空論では終わらない アドラー心理学の実践版
2016年3月19日号続編でアドラーの思想をもう一度整理しようと考えました。『嫌われる勇気』がアドラーの思想の全体像を知る“地図”のようなものだとすれば、本書は思想を実践して幸福な人生を歩むための“コンパス”のような役割を果たしています。
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Book Reviews オフタイムの楽しみ
【スポーツ・ホビー】 全編にあふれる敬意と畏怖 無性に山へと登りたくなる本
2016年3月19日号2年前から登山に目覚め、月に2~3回は山行している。ただ素人故に冬の山には登れない。そこでこの時期に本屋に行くとついついこんな本、『人生のことはすべて山に学んだ』に惹き付けられる。
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Book Reviews 目利きのお気に入り
音と触感のマーケティング 触感のサイエンスの新視点
2016年3月19日号日々、私たちは音に囲まれ、音を聞いて「今、ここに」と感じています。何かの音をきっかけにストーリーや思い出が走馬灯のように回転し始めたりする。これを「ブームモーメント」というのだそうです。
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Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
南仏の“楽園”を題材に描き出す現代化と共同体が抱える危機
2016年3月19日号米グーグルの「ストリートビュー」で見る限り、本作の舞台である南フランスのカドネ村は、プロヴァンス地方のよくある田舎にみえる。この村の住民として過去30年間、定点観測を続けた著者は、その表層を一枚一枚丹念に剥がして、現実に進んだ“町の変化”を克明に綴る。
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From Readers From Editors
From Readers From Editors
2016年3月19日号「お客さまの中にお医者さまはいませんか」。昨夏、ドラマさながらのシチュエーションを体験しました。しかも、恥ずかしながらですが、妻の気分が悪くなってフライトアテンダントに申し出たところ、冒頭のような機内アナウンスが流れたのです。
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Book Reviews 知を磨く読書
司馬遼太郎の語られざる本音
2016年3月19日号森史朗著『司馬遼太郎に日本人を学ぶ』は、司馬遼太郎の日本人観を掘り下げて考察した名著だ。司馬がノモンハン事件について作品を書きたいと思いながら頓挫した理由が興味深い。
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From Readers From Editors
From Readers From Editors
2016年3月12日号東アフリカのケニアでは、携帯電話のメッセージ機能を使って、いとも簡単に送金ができるサービス「エムペサ(M-PESA)」が普及していると知りました。銀行の支店やATMなど金融インフラが整っていないことから生まれた仕組みは、手数料も安く、少額でも使えるようデザインされています。
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Book Reviews 著者のホンネ
人類学者出身の敏腕記者が警告 企業をむしばむ「サイロ」の危機
2016年3月12日号日本では、「サイロ」という言葉になじみがないかもしれません。でも、米国では細分化を端的に想起させる、身近な言葉です。スペルも短い。新しいコンセプトを読者に理解してもらうには、サイロが最適な言葉だと考えました。
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Book Reviews オフタイムの楽しみ
【ファッション】 新しいスタイルが台頭した 東日本大震災後のファッション
2016年3月12日号『ワンコイン古着』は専門店のヴィンテージではなく、リサイクル店にある100円ウエアのガイドブック。グラフィックデザイナーが本業の著者は、腐っても鯛的な古着を独特のセンスで見極め、その成果を写真で紹介している。またワンコインでそれを入手するノウハウも解説。
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Book Reviews 目利きのお気に入り
ホワイト企業になるための地に足の着いたマネジメント
2016年3月12日号小さな書店とはいえ福岡にも店ができてスタッフも増え、「ここで働きたい」と言ってもらえるようなホワイト企業になるべく、どうしてもマネジメントの本に手が伸びます。
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Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
「神学論争」を排して描く“黒田日銀”の壮大な実験
2016年3月12日号本書が書店に並んだのは1月下旬、“金融政策決定会合”の直前であった。書き出しは、「やはり日銀(日本銀行)は動いた」とある。さすがにマイナス金利の導入までは想定していないが、歴史的決定のタイミングを狙い澄まして準備されている。
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This is.
リヤドロ 伝説の名馬ディープインパクトの勇姿
2016年3月12日号生涯成績14戦12勝。ディープインパクトは、約2年間の競技生活を通じて、異次元の強さを見せ続けた。引退レースとなった2006年の有馬記念でも、3馬身差を付けての圧勝。種牡馬となってからも、日本競馬界をリードする名馬を世に送り出している。
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Book Reviews 知を磨く読書
著名神学者のもう一つの顔
2016年3月12日号深井智朗著『パウル・ティリヒ』は、ナチスに抵抗してドイツから米国に亡命したプロテスタント神学者で、哲学者テオドール・アドルノの指導教授として現代思想にも無視できない影響を与えたパウル・ティリヒ(1886~1965年)の生涯と思想について、日本語で読むことができる最良の概説書だ。
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From Readers From Editors
From Readers From Editors
2016年3月5日号中学生のころ、塾に行くのが妙に楽しかった記憶があります。校区外の友人をつくる“社交場”のような趣があったからでしょう。特に中3のときに通ったいわゆる街の学習塾では、そそくさと勉強を終えると教室内で野球をしたり、卓球をしたりと遊びが“本業”でした。
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Book Reviews オフタイムの楽しみ
【映画(DVD)】 臓器移植に真正面から挑む 傑作連続ドラマの迫力
2016年3月5日号異常なまでのしつこさと手段を選ばぬ取材方法で、害虫のように忌み嫌われるパパラッチ。多くは一匹狼で、機器の進歩した今日ではアマチュアでも簡単になれる。日本ではもっぱら芸能人がターゲットだが、外国では政治家が本命らしい。一人のパパラッチが新人からスクープでのし上がってゆく姿をドキュメンタリー風に描いたのが『ナイトクローラー』。
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Book Reviews 目利きのお気に入り
無戸籍者問題に深く迫る良作 マイナス金利フェアの目玉
2016年3月5日号日本に1万人はいるといわれる無戸籍者。無戸籍になった理由はさまざまですが、『無戸籍の日本人』の著者が取り上げるのは自身の離婚からも体験した「民法772条(嫡出の推定)」です。たとえDV夫と離婚しても、離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子と推定される。DNA鑑定もある時代に、なぜ772条は見直しが進まないのか。