記事一覧:コラム2379

  • 【子育て・教育】受験に挑戦するわが子に親としてできるアドバイス

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【子育て・教育】 受験に挑戦するわが子に親としてできるアドバイス

    2016年2月6日号  

    自分の子が受験をする。親として、費用を稼ぐ以外にやれることはあるだろうか。例えば「良い学習方法はこうだ」と言い切れれば格好いいだろう。大抵は自分個人の成功体験程度しか語れないのだが、『脳が認める勉強法』は、記憶やひらめき、効果的な学習法について、心理学や脳科学の研究を踏まえて説明してくれていて参考になる。

  • 不確実な現代を生きるための「無知の知」のあり方を説く

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    不確実な現代を生きるための「無知の知」のあり方を説く

    2016年2月6日号  

    ソクラテスは、「無知の知」を唱え、無知の自覚の大切さを説きました。知識があるほど的確に判断できると誰もが思いますが、既知への執着で判断を誤る“知のパラドックス”が生じます。複雑で不確実さが増す現代では、知のパラドックスのリスクは高まり、最優秀な頭脳が集まるウォール街でもリーマンショックを予測できませんでした。

  • 悩んで成長する過程が面白い注目の経営者による中間報告

    Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
    悩んで成長する過程が面白い 注目の経営者による中間報告

    2016年2月6日号  

    ユニークな社風の数々で知られるサイボウズの社長で、「イクメン」(積極的に育児を楽しむ男性)社長を実践したり、「夫婦別姓」を容認する論陣を張ったりと、何かとビジネス界に話題を提供してくれる青野慶久氏による近著が『チームのことだけ、考えた。』である。

  • 情緒でなく合理と実証

    Book Reviews 知を磨く読書
    情緒でなく合理と実証

    2016年2月6日号  

    井出英策、古市将人、宮﨑雅人著『分断社会を終わらせる』は、新自由主義的価値観が世界的規模で拡大する中で、伝統的共同体を維持することはもはや不可能であるという前提に立って、社会を再構築することを提案する。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2016年1月30日号  

     「広報誌にインタビュー記事が掲載されているので、それを参考に書いてください」「金曜会事務局の連絡先も教えられません」特集を組むに当たって、三菱広報委員会に、金曜会の世話人代表への取材を申し込んだら、そう返答がありました。むむむ、これはハードな取材になりそうだと、覚悟を決めました。

  • 【音楽・演劇・演芸】日本の歌謡曲文化の黎明期79年の音楽シーンの特殊性

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【音楽・演劇・演芸】 日本の歌謡曲文化の黎明期 79年の音楽シーンの特殊性

    2016年1月30日号  

    『1979年の歌謡曲』はタイトル通り1979年の歌謡曲に的を絞った評論本だ。ではなぜ著者は79年というたった1年間に狙いを定めて評論を書いたのか? その答えは79年の音楽シーンの特殊性にある。79年は歌謡曲とニューミュージックとの「一年戦争」と著者は言う。

  • 常識を覆す育児の手引き書大ヒット編集者による仕事論

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    常識を覆す育児の手引き書 大ヒット編集者による仕事論

    2016年1月30日号  

    わが家にも2歳9カ月になる娘がおりますが、子育ては本当に大変。『子育てのパラドックス』を手にしたのもごく自然なことでしたが、従来の常識を覆す内容に目からうろこの連続でした。

  • 世界で「成功した」と見られる同族企業は何がどう違うのか

    Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
    世界で「成功した」と見られる同族企業は何がどう違うのか

    2016年1月30日号  

    創業後、100年以上活動を続ける企業が“成功モデル”としてもてはやされている。その多くが同族企業であることを根拠に、優位性が強調される。しかし実際は、同族企業のほとんどが、一代で消え去る。何代も続く企業でも、多くが存亡の縁をさ迷っている。では、そうならずに、永続的に発展していくために心掛けることは何か。

  • 21世紀の資本主義分析

    Book Reviews 知を磨く読書
    21世紀の資本主義分析

    2016年1月30日号  

    服部龍二著『中曽根康弘』は、1918年5月生まれで、現在97歳にして、なお政局に一定の影響を与え続けている中曽根康弘元首相についての優れた評伝だ。中曽根氏の思想が最も分かりやすく示されたのが拓殖大学総長を務めた時期(67~71年)だ。

  • TUMIクリーンで現代的なトラベルスタイル

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    TUMI クリーンで現代的なトラベルスタイル

    2016年1月30日号  

    1980年代に発表した黒一色の革新的なバリスティックナイロン製トラベルバッグの成功で、一躍脚光を浴びるようになったトゥミ。多くのコレクションがある中で、機能性を保ちながらエレガンスの要素を加えてラグジュアリーな味わいを持つのが「Arrive'(アリーヴェ)」だ。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2016年1月23日号  

    多くの文系サラリーマン同様、私も理系に対して拭い難いコンプレックスがあります。きっかけは代表科目の数学ではなく、物理と化学。高校2年生のとき、独習した速記でふざけ半分にノートを取って放置し、試験勉強をする際に見直したところ「判読不能」に陥ったのです。

  • 日本企業が学ぶべき精神独特の成功要因を読み解く

    Book Reviews 著者のホンネ
    日本企業が学ぶべき精神 独特の成功要因を読み解く

    2016年1月23日号  

    自動車は足が長いビジネスなので、長期的な視点で経営に取り組むことが大切です。同族経営は信念を持って長期目線で経営できるし、そうした文化が根付くという点で強いのでしょう。トヨタであればハイブリッド車への情熱、スズキであれば小さな車への情熱。そうした情熱がぶれると、技術や商品はモノにならないわけです。

  • 【健康・医療】到来! スギ花粉症への切り札舌下免疫療法を正しく知る

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【健康・医療】 到来! スギ花粉症への切り札 舌下免疫療法を正しく知る

    2016年1月23日号  

    2月になるとスギ花粉症の季節到来。今シーズンは例年並みの飛散量と予測されている。スギ花粉症の舌下免疫療法薬が保険適用(2014年10月から)となり、治療を受けて初めてのシーズンを迎える人が多いはず。その人たちの感動の声が上がるだろう。

  • 米国次期大統領の課題を検証世界を理解する基礎テキスト

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    米国次期大統領の課題を検証 世界を理解する基礎テキスト

    2016年1月23日号  

    昨年あたりから「フィンテック」という言葉を目にするようになりました。「ITとファイナンスが結合したものらしい」ぐらいの理解でしたが、『FinTech革命』で驚くと同時に納得。「金融を変えるのは銀行ではない」をキーワードに、米ペイパルに象徴される決済会社の動き、シリコンバレーでの新サービスの台頭、メガバンクの対応など、さまざまな角度からフィンテックを解説します。

  • 現代社会学の泰斗が著した“欧州”の将来を見据える書

    Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
    現代社会学の泰斗が著した “欧州”の将来を見据える書

    2016年1月23日号  

    「アヌス・ホリビリス(ラテン語で、ひどい年という意味)」。1992年、英国の女王エリザベス2世が戴冠40周年の演説で使ったこの言葉は、2015年の欧州にこそ相応しいものだったろう。パリのテロ事件で幕を開けた15年は、ギリシャのユーロ離脱危機、押し寄せる難民危機と続き、再びパリの同時多発テロで締めくくられた。

  • 日本人の思考の鋳型

    Book Reviews 知を磨く読書
    日本人の思考の鋳型

    2016年1月23日号  

    井上章一著『京都ぎらい』は、京都の洛中の特殊性を語ることを通じて日本人の思考の鋳型について論じた秀逸な文化論だ。例えば靖国神社について井上氏は、以下の指摘をする。〈靖国神社の信仰を肯定的に語る論客は、しばしば保守派だと評される。否定的な立場の人には、進歩派というレッテルがはられやすい。それが、いわゆる論壇の通り相場になっている。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2016年1月16日号  

    今年のえとは申。株式相場には「申酉(さるとり)騒ぐ」との格言がありますが、初日は全面安。先行き不透明な年明けになりました。そんな中での株特集ですが、見方を変えれば成長性のある銘柄を割安で買えるチャンスでもあります。中堅企業は専業であるが故に、成長性やリスクが判断しやすく、そういう銘柄を集めると面白いだろうと、今回の特集を企画しました。

  • azabu tailorオーダーシャツで最高の着心地と個性を

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    azabu tailor オーダーシャツで最高の着心地と個性を

    2016年1月16日号  

    シャツをオーダーするビジネスマンは、まだ少数派かもしれない。とはいえ、既製品に満足している人もそう多くはないだろう。人間の体形はそれぞれだから、既製品ではどこかフィットしないところがあり、着心地やシルエットに不満が残るものだ。

  • 【映画(DVD)】マンネリ恐れぬ娯楽大作パンチが効いた新作の感動

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【映画(DVD)】 マンネリ恐れぬ娯楽大作 パンチが効いた新作の感動

    2016年1月16日号  

    「007」「ターミネーター」。どこを見てもシリーズ物ばかり。新しい名前を売り込むのが、いかに困難か。『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』は、前身のテレビ番組まで溯(さかのぼ)れば卒倒するほど旧いが、トム・クルーズがイーサン・ハントの役を手に入れて巨大なアクション映画に仕立ててからでも、もう5本目。

  • 度肝を抜かれる迫力の評伝ヒント満載「速さ」の秘密

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    度肝を抜かれる迫力の評伝 ヒント満載「速さ」の秘密

    2016年1月16日号  

    昨年の年の瀬、米スペースXが、宇宙ロケットの回収試験に成功したとのニュースが飛び込んできました。報道では、ロケットを再利用できれば打ち上げ費用は100分の1(数千万円)に抑えられるとか。スペースXそしてテスラモーターズのオーナーがイーロン・マスク。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…