記事一覧:コラム2379件
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From Readers From Editors
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2016年7月30日号多くの新人記者はまず地方支局へ配属され、「サツ回り」と呼ばれる警察担当を経験します。私の場合、最初に広島県へ赴任し、担当する警察署の副署長にあいさつしました。これが相当の“堅物”で、ろくな会話もできずに初日から暗たんたる気分になったのを覚えています。
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Book Reviews オフタイムの楽しみ
【サイエンス】 人間を特徴づけるしなやかさ 身体と知能の深い関係を知る
2016年7月30日号「治癒(heal)」という語は「治療」ばかりでなく「統一された身体にする」ことをも意味する。この序文で心をつかまれた。『脳はいかに治癒をもたらすか』で著者は脳の神経可塑性が新しい科学を拓きつつあることを驚きの事例で紹介する。首の慢性疼痛を持つ人が、痛みのない自分の脳活動地図を思い浮かべて発火領域の縮小を積極的に想像することで実際に痛みが緩和される。
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Book Reviews 目利きのお気に入り
ビジネス書としても読みたい プロの技が光る池井戸小説
2016年7月30日号池井戸潤さんの新作『陸王』。小説ながら絶対にビジネス書として読みたい著作です。足袋の街・埼玉県行田市。老舗足袋業者「こはぜ屋」は、じり貧で四苦八苦の状態。あるとき社長の宮沢は、長年培ってきた足袋作りのノウハウを生かしたランニングシューズの開発を思い立ちます。
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Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
単語・フレーズの出現頻度で “文化”を計測する新しい方法
2016年7月30日号私たちの社会は、「社会物理学」を提唱したフランスの社会学者コントが考えたように、実証的に把握できるだろうか? 思想や文化は?「文化をビッグデータで計測する」という副題が付いた『カルチャロミクス』の2人の著者は、米グーグルが進めてきた図書館デジタル化プロジェクトの成果と、急速に増大化した計算力を使うことで、思想や文化の把握を試みた。
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Book Reviews 知を磨く読書
優れた文章作法の指南書
2016年7月30日号堤未果著『政府はもう嘘をつけない』の結論部で、堤氏はわれわれの将来について二つの選択肢があると強調する。〈人間を安価な労働力としてしか見ず、限界までコストを下げることで手にした巨額なカネで政治を買い、民主主義を根底から破壊してゆく手法。
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From Readers From Editors
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2016年7月23日号アドラー心理学の教えは一見、シンプルで簡単そうに思えます。でも実践しようとすると、これがなかなか難しい。例えば「課題の分離」は、自分が変えられないことに口出しせず、自分が変えられることに集中すべきだという教えですが、散らかった娘の部屋を見ると、つい娘に文句を言いたくなります。
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Book Reviews オフタイムの楽しみ
【音楽・演劇・演芸】 ヒット曲を連発できる理由 伝説的ラジオ番組の舞台裏
2016年7月23日号GReeeeNは男性4人組グループだが、メンバー全員が歯科医師免許を持ち、医師業との両立のために素顔を明かさずに活動している。素顔を明かさないということは音楽活動には不利だが、にもかかわらず彼らは「愛唄」「キセキ」などヒット曲を連発している。『それってキセキ』を読むと、なぜ売れるのか? がよく分かる。
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Book Reviews 目利きのお気に入り
凄腕マーケターによる入門書 伝説のプログラマーの時間術
2016年7月23日号3号前の本誌の「確率・統計入門」特集で、USJ躍進の背景にあった森岡毅さんの『確率思考の戦略論』が紹介され、八重洲ブックセンターの鈴木さんも本欄で同書を推されていました。ただちょっと難解で、私は同じ森岡さんの前著『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』をまずお薦めしたい。
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Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
プーチン大統領が立ち向かう 国家と軍隊の再生ストーリー
2016年7月23日号国家の安全保障を考える上では、仮想敵国の武力が問題になる。2014年3月、ロシアは、民兵に偽装した特殊部隊員、親ロシア派の住民、正規軍を組み合わせた「ハイブリッド戦」に乗り出し、クリミア半島を制圧した。その結果、にわかにロシア脅威論が燃え上がった。
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Book Reviews 知を磨く読書
きな臭くなっている世界
2016年7月23日号宮家邦彦著『ハイブリッド外交官の仕事術』は、外務省で中東、米国、中国と外交の最前線で活躍した宮家氏の体験に裏付けられた実践的な仕事のノウハウを伝える。宮家氏は、シミュレーション・ゲームを重視する。〈あなたの競争者の立場に立つ。自分が相手だったら、あなたを、あなたの会社を、そして日本をどう見るかを考えてみてください。
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This is.
プラス 小さなボディに大容量、テープのりの進化型
2016年7月23日号テープのりには、従来のスティック型と比べて直線的にきれいに付けられる、最後まで使い切れるなどのメリットがある。一方で、「ヘッド部分からほこりが入る」「キャップがなくなる」といった難点があった。
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From Readers From Editors
From Readers From Editors
2016年7月16日号「何事も起こりませんように」──。編集部内ではマクロ担当の女性記者がこう祈ると「何事」かが起こるというジンクスがあります。私はひそかに「パラドックスの女王」と呼んでいますが、極め付きが今回の英国のEU離脱をめぐる国民投票。胸騒ぎが的中し、この2週間、企画の差し替えに追われました。
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Book Reviews オフタイムの楽しみ
【映画(DVD)】 SF大作から小説映画化まで 監督がいい作、主演がいい作
2016年7月16日号ロビンソン・クルーソーは絶海の孤島に置きざりにされた。『オデッセイ』の主人公は火星にただ独り──とスケールは違うが、監督(リドリー・スコット)と主演(マット・デイモン)がいいので面白くなった。排せつ物でジャガイモを育てる冒頭のエピソードからユーモアを忘れないのがいい。
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Book Reviews 目利きのお気に入り
SNS活用のマーケティング 効果向上と炎上予防のヒント
2016年7月16日号『感情類語辞典』など、出版業界でもSNSを活用してスマッシュヒットを出す事例が増えてきました。今注目を集めているSNSに画像投稿型のインスタグラムがあります。その活用策を豊富な事例を交えながら解説しているのが『Instagramマーケティング』。既存のSNSに比べて20~30代の女性ユーザーが多く、画像や動画の非言語性を生かして世界に発信できるなどの優れた特徴を指摘。
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Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
貧困・格差・社会的排除を扱う 欧州を代表する社会学の視座
2016年7月16日号古今東西、人類は“貧困”と縁を切ることができなかったことを認めないわけにはいかない。それは貧困の基準や分類、もっと言えば、私たちがこれに投げ掛ける目線が常に変化してきたからだ。つまり、貧困は、形を変えて普遍的に存在してきた。
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Book Reviews 知を磨く読書
頭をもたげる沖縄差別
2016年7月16日号西川武臣著『ペリー来航』で興味深いのは、草の根レベルでの反応だ。西川氏は、〈庶民の国際化も、ペリー艦隊の来航をきっかけにして急速に進んだ。特に、一八五四年の横浜村での交渉が二ヵ月間近くも友好的に進められた結果、多くの人びとがペリー艦隊の将兵と交流を繰り広げることになった。
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From Readers From Editors
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2016年7月9日号「入社以来こんな楽しい取材はありません」。今号の落語特集を担当した中堅記者は、普段と打って変わってここ数週間、ハイテンション状態。わざわざ寄席の近くに引っ越しをしたほどのフリークだからうなずけます。取材班を率いるのは歌舞伎大好きデスクで、落研出身の若手なども加わり、同好会のノリで取材が進んでいました。
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Book Reviews オフタイムの楽しみ
【料理・食】 日本の食の未来を見通す名著 好対照なす文豪と作曲家の食
2016年7月9日号地方再生のレシピ』の著者奥田政行氏は、山形県鶴岡市のイタリア料理店「アルケッチャーノ」のオーナーシェフにして、庄内の親善大使を務める。地元の庄内を元気にするためにはどうしたらよいか、長所短所を探り、同じ志の仲間を募り、そして、自ら都会へ出掛け、庄内の食の魅力を発信してきた。
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Book Reviews 目利きのお気に入り
目からうろこの偉人の生き方 京都花街のフィールドワーク
2016年7月9日号少年時代に戻ったようなわくわく感を抱かせてくれたのが『ミライの授業』。著者は『僕は君たちに武器を配りたい』の瀧本哲史氏。2015年に全国の中学校で行った特別授業の再録です。授業では20人の偉人の生き方を振り返りながら、人がどうやって未来を築いてきたのかを分かりやすく解説し、「未来をつくる5つの法則」を説きます。この偉人解説で本を閉じられなくなります。
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Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
まさかのトランプ現象を解説 オジサン世代が学べる入門書
2016年7月9日号並み居る米国ウオッチャーたちが、「予想していなかった」と口を揃えるのが“ドナルド・トランプ現象”だ。世が世ならば、彼を取り上げた「トランプ本」が書店にズラリと並びそうなものだが、あまりにも不測の事態だったせいか、今のところ数えるほどしか見当たらない。