記事一覧:コラム2379

  • 【健康・医療】ピンピンコロリの願いを阻む三つの衰え予防策の実践法

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【健康・医療】 ピンピンコロリの願いを阻む 三つの衰え予防策の実践法

    2018年9月29日号  

    「ロコモ(ロコモティブシンドローム)」「サルコぺニア」「フレイル」、これらの言葉をご存じだろうか。寝たきりになることなく逝きたいと思う人は多い。しかし、運動器の障害で立つ、歩く機能が低下した状態のロコモ、筋肉が急激に減るサルコぺニア、そして、生活機能全般が衰えるフレイルに──。こうなると要介護状態である。

  • リアルなリーダー実践論と中間管理職のための課題解決

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    リアルなリーダー実践論と 中間管理職のための課題解決

    2018年9月29日号  

    「セゾングループ」を知らない人も増えています。セゾンを源流とする一員とすれば、なんとも言えぬ寂しさがありますが、創業リーダーの姿と思いに触れ、背筋を伸ばしたのが『セゾン 堤清二が見た未来』。

  • 景気循環論の第一人者による日本経済が盛り返す大胆予測

    Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
    景気循環論の第一人者による 日本経済が盛り返す大胆予測

    2018年9月29日号  

    景気の回復局面が始まったのは2012年12月だった。その後、17年9月には、高度経済成長期の「いざなぎ景気」を超えて戦後2番目となった。現在、日本の景気循環に対する関心が高まっている。

  • 自由貿易に対立する関税同盟

    Book Reviews 知を磨く読書
    自由貿易に対立する関税同盟

    2018年9月29日号  

    岡本裕一朗著『人工知能に哲学を教えたら』は、AI(人工知能)の発達が人間の思想に与える影響について包括的に論じた意欲的な作品だ。〈現代では、書物としての『聖書』を読まなくても、インターネットでイエスの言動や思想を検索することは容易にできます〉というような箇所に聖書学者や神学者は、「聖書のテキストからイエスの言動を確定することはほぼ不可能なので、このようなアプローチはナンセンスだ」というような反応をするであろう。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2018年9月22日号  

    「グーグルやアマゾンから、『一緒に何かやらないか』と誘いがあってね。われわれしか持たないデータに興味があるようだ」昨年末のインタビューで、山田進太郎会長の語った言葉が、今回の特集の原点でした。“データの支配者”といえるITの巨人たちが、メルカリのデータに熱視線を送っているというのです。

  • 企業のリーダーに必要な資質はオーナーシップと大局観

    Book Reviews 著者のホンネ
    企業のリーダーに必要な資質は オーナーシップと大局観

    2018年9月22日号  

    7、8年前、トップの座を次世代にバトンタッチしようと考えた際に、企業という組織のリーダー、トップの資質について考えるようになりました。それをメモし、まとめたものが、この10カ条です。ただし、これらは企業のリーダーの理想論みたいなものです。

  • 【ミステリー】ミステリーのごとき青春物語誤報にまつわる物語の意外

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【ミステリー】 ミステリーのごとき青春物語 誤報にまつわる物語の意外

    2018年9月22日号  

    小野寺史宜著『夜の側に立つ』はミステリーとうたっていないけれど、友人が死ぬところから始まり、どうしてそんなことになったのかという一点に向かっていく話であるので、ミステリーとして読むことも可能な物語だ。

  • 巨大帝国と迎え撃つライバル躍進と抵抗の最新レポート

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    巨大帝国と迎え撃つライバル 躍進と抵抗の最新レポート

    2018年9月22日号  

    小売りの巨大帝国は、次にどのような仕掛けを考え、存亡の機にひんしているライバル企業はどのように対抗しようとしているのか。『デス・バイ・アマゾン』は、アマゾンを台風の目とする小売業界の最新レポート。最初から「必読」と言っておきます。

  • 生物学の世界における定説を歴史を掘り起こして検証する

    Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
    生物学の世界における定説を 歴史を掘り起こして検証する

    2018年9月22日号  

    私たちの身体を構成する約60兆もの細胞には、一つひとつに「核」と呼ばれる部分があり、その中に遺伝情報が格納されている。その構造は、単細胞の原生生物から哺乳動物まで共通している。

  • 文化は操作可能な道具か

    Book Reviews 知を磨く読書
    文化は操作可能な道具か

    2018年9月22日号  

    斎藤哲也著『試験に出る哲学』は、大学入試センター試験(マークシート方式)の倫理の問題を用いて、社会人に哲学の基礎知識を付けることを試みた意欲的な作品だ。〈哲学の用語や概念をわかりやすく噛み砕いて説明する際、ブ厚い哲学事典よりも、倫理の教科書や参考書、用語集のほうが役立つことが多かったのだ。/が、倫理は入試科目としては脇役に追いやられている。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2018年9月15日号  

    「ファイナンス思考」とは、将来に稼げるお金の総額を最大化するという発想にほかならず、その点において「価値志向であり、長期志向、未来志向です」と、朝倉祐介さんは著書『ファイナンス思考』の中で書いています。

  • 【スポーツ】サッカーファンを魅了する解説者の仕事の流儀と矜持

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【スポーツ】 サッカーファンを魅了する 解説者の仕事の流儀と矜持

    2018年9月15日号  

    サッカー解説者、戸田和幸をご存じだろうか。2002年日韓共催W杯で中田英寿や稲本潤一と一緒に戦ったあのモヒカンの日本代表選手。多くの人がそう記憶しているはずだ。英国プレミアリーグに渡り、シンガポールのチームでもプレーし、13年に静かにユニホームを脱いだ。若い世代の台頭もあって、晩年の彼の動向はその奇抜な髪形ほど目立つものではなかった。そんな戸田が今、一躍注目を集めている。

  • 気持ち良く分かれば人は動く多様な「理解」を究める書

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    気持ち良く分かれば人は動く 多様な「理解」を究める書

    2018年9月15日号  

    今回は「気持ち良く伝わるとは、気持ち良く理解できることで、それで人は動く」を、実感する3冊。

  • 日本経済120年を概観した経営者たちの人間喜劇・悲劇

    Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
    日本経済120年を概観した 経営者たちの人間喜劇・悲劇

    2018年9月15日号  

    著者は、「日本経済新聞」の証券記者を振り出しに、40年にわたって名経済ジャーナリストとして鳴らしてきた。本書は、2016年の『バブル』に次ぐ力作である。戦後の経営者列伝という体裁を取っているが、実は著者が理想と考える「渋沢資本主義」(日本資本主義の父である渋沢栄一にちなみ、明治維新からバブル経済崩壊までの時代を指す著者の造語)を基準にした経営者たちの成績簿だ。

  • 孤独な作家にとっての憩い

    Book Reviews 知を磨く読書
    孤独な作家にとっての憩い

    2018年9月15日号  

    五木寛之著『七〇歳年下の君たちへ』は、灘高校の生徒と早稲田大学文化構想学部の学生と著者のやりとりをまとめたユニークな作品だ。灘高生に五木氏は、〈人間について言えば、僕は人間嫌いという一面もあるんです。一人でいるのが一番楽。それでいて、孤独なままでずっと生きていることは苦しい。/もしも自分にとって小説の意味があるとしたら、ただ小説というものを通じてのみ、見えない仲間とコミュニケートできるという感覚はあるんです。やっぱり一人ではキャッチボールはできないから、小説という投げたボールを受け止めてくれ、またこっちへ投げ返してくれる人はどこかにいるのだろうか、どうやら誰かがいてくれているようだ、という漠然とした感覚が読み手への思いとしてあります〉と言う。小説でもノンフィクションでも作家の仕事は基本的に孤独である。表現を通じて読者とコミュニケーションを取ることが作家にとって喜びであり、憩いでもある。

  • 光冷暖

    This is.
    光冷暖

    2018年9月15日号  

    その部屋に入ると、洞窟の中に入ったかのようにひんやりしていた。猛暑の続く夏の日に開催されていた「光冷暖」体感会でのことだ。通常のエアコンはどこにも見当たらない。目に入るのは格子状のラジエーター(パネル)だ。その表面に触れると、細かい水滴が付いていた。ラジエーターには冷水が循環している。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2018年9月8日号  

    不動産「投資」とはいいますが、銘柄の選定と売買のタイミングが大半を占める株式投資とは違って、やることがたくさんあります。今号に出てくる“勝ち組大家”さんを見て、成功するには投資家というより事業家の素養が必要だなと感じました。

  • 【旅行・乗り物】海外、鉄道、グルメを楽しむ大人の気ままで自由な旅

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【旅行・乗り物】 海外、鉄道、グルメを楽しむ 大人の気ままで自由な旅

    2018年9月8日号  

    おおよそ50歳以上で、時間にゆとりのある人なら、時にはのんびり旅をしたいと思うであろう。それも団体旅行ではなく、気ままに一人や気の合った人と出掛けたい。とはいえ、旅慣れないと最初の一歩が踏み出せないかもしれない。そんな人の背中を押すような指南書が『おとなの青春旅行』である。

  • 人を魅了するものづくり仕組みづくりと発想の秘訣

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    人を魅了するものづくり 仕組みづくりと発想の秘訣

    2018年9月8日号  

    ものづくりの力とは創造する力であり、横文字風に言えばコンテンツを生み出す力です。力を維持したり拡大したりするための仕組み自体を創造する力も、また不可欠。

  • 英国では歴史を楽しんで学ぶ大英帝国を扱った壮大な物語

    Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
    英国では歴史を楽しんで学ぶ 大英帝国を扱った壮大な物語

    2018年9月8日号  

    私たちはごく一般的に、歴史上の「帝国」は人類に負の影響しかもたらさなかったというイメージを持っているが、「大英帝国」は他の帝国とは異なり、実は世界に素晴らしい遺産をもたらした──。今回、紹介する本は、このようにやや逆説的なテーマを扱った歴史書だ。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…