記事一覧:Inside1307件
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関西府県の“茶番劇”が露呈 迷走だらけの大飯原発再稼働
2012年6月16日号「で、結局、関西は何かを得たのでしょうか」福井県の西川一誠知事が、報道陣を前に漏らした言葉がすべてを物語っていた。運転休止中の関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働をめぐり、橋下徹市長らが事実上の“容認”に転じたことを皮肉ったのだ。
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広島市民球場の構造欠陥疑惑 具体性を欠く市の2次回答
2012年6月9日号3年前に新設された広島市民球場に、構造上の欠陥が懸念されている。広島市の元幹部の木原康男さんが、知人の1級建築士と広島市民球場の構造計算書などを分析し、柱や耐力壁の下に杭が打たれていない箇所が多数あることを発見したものだ。
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ケンコーコム&楽天で進める 薬販売規制緩和の“新闘争”
2012年6月9日号楽天は5月中旬、健康関連商品のインターネット販売を行うケンコーコムの買収を決めた。ケンコーコムが6月に実施する第三者割当増資を引き受ける。取得額は約15億円。同時に楽天から國重惇史副社長以下4人がケンコーコムの取締役に就任する予定だ。
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日本の“割高”LNG調達に 東ガス・住商が投じる一石
2012年6月9日号相次ぐ原子力発電所の停止で、火力発電所の稼働が増えた昨年、日本のLNG(液化天然ガス)の輸入量は前年比18%増の8318万トンと過去最高となり、31年ぶりの貿易赤字に陥る一因となった。
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東京スカイツリーも採用した キャタピラーの可搬型発電機
2012年6月9日号5月22日に開業してから5日間で入場者数が100万人を超えた東京スカイツリー。その電波塔には、新種のエンジンと発電機が2台納入された。これがインフラ関係者の注目を集めているのだ。
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苦境の電機業界がさらされる “聖域”なき本社リストラの波
2012年6月9日号これまで“聖域”だった本社にも、ついに大幅な人員削減の波が押し寄せた──。半導体大手のルネサスエレクトロニクスが、主力生産拠点の一つである鶴岡工場(山形県)の売却とともに、全従業員の約3割に当たる1万数千人のリストラを検討していることが明らかになった。
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病院の規格取得の動き急増 国際対応で競争力向上を狙う
2012年6月2日号昨年から今年にかけて、日本の有名病院の関係者らが韓国やシンガポールなどの病院を相次いで訪れた。訪問先は、米国発祥の国際的な医療施設の機能認証規格、JCIを取得した病院だ。自分たちもJCIを取得するべく、先行する病院を研究するためだ。
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“3階建て投信”のブームに 隠された証券会社の思惑
2012年6月2日号複雑怪奇な投資信託がいま、人気を博している。その背景には、高い手数料を狙う証券会社の思惑が透けて見える。
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ギリシャ再選挙で危機再燃 “ユーロ離脱”の可能性
2012年6月2日号欧州の信用不安が再燃している。為替や金利に投資を行う「グローバルマクロ」と呼ばれるヘッジファンドの多くは、ギリシャや周辺国の先行きを悲観し、ユーロやスペイン・イタリア国債売りのポジションをあわてて取り始めた。
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三井化学事故で材料供給難に 半導体産業を襲うボトルネック
2012年6月2日号「7月末にもメタパラクレゾールの製品在庫が払底するだろう。会社の存亡が懸かる大事な時期だというのに、泣き面に蜂だ」(大手半導体メーカー幹部) 業績不振にあえぐ国内半導体産業に、新たな試練が訪れている。
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持ち株会社制をめぐり 製紙2強が真逆の対応
2012年6月2日号持ち株会社制をめぐり、製紙のトップ2社が真逆の対応を取る。日本製紙グループ本社は2013年4月に、持ち株会社制を廃止する。主要子会社の日本製紙を存続会社とし、グループ傘下にある一部の事業会社を吸収合併することで重複を解消、コストを削減するのが狙いだ。
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“ハイボール”ファンに照準 サントリーがスナックを開発
2012年5月26日号バーやレストランなど外食業態の提案業務も手がけるサントリーが、スナック業態の開発に乗り出している。都内で実験店舗をすでに15店展開、今後も拡大させる。
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国内ベンチャーに業を煮やし 公募型研究に走る製薬各社
2012年5月26日号国内製薬大手の間で「公募型共同研究」なるものが流行している。国内の大学や公的研究機関の研究者を対象に新しい医薬品を創るための共同研究を公募するもので、2007年に塩野義製薬が、11年には第一三共とアステラス製薬が公募サイトを立ち上げた。
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「新生東電」の事業計画認定で 浮き彫りになる政権の逃げ腰
2012年5月26日号東京電力が、家庭用電気料金の平均10.28%値上げを経済産業省に申請した。電気事業法に基づく料金改定申請は1980年以来32年ぶりで、すでに東電が4月から始めた産業用電気料金の値上げに批判が集中したこともあり、その行方に注目が集まっている。
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市場部門の改革で試される 三菱東京UFJの脱国債依存
2012年5月26日号三菱東京UFJ銀行がビジネスモデルの転換を行っている。ここ数年、邦銀はどこも収益の多くを国債の売買益で稼いでおり、その偏った収益構造に批判の声が出ていた。
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ソニー、パナのテレビ提携交渉 疑われる国の“救援策”狙い
2012年5月26日号ソニーとパナソニックという長年の“宿敵”だった2社が、次世代テレビで提携を模索していることが明らかになった。
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穀物メジャーに王手かけるか 巨額投資に挑む丸紅のジレンマ
2012年5月19日号丸紅は、米国の穀物3位のガビロン社の買収交渉を進めている。全株式を取得すれば、丸紅の年間穀物取扱量は4000万トン規模となり、世界首位の穀物メジャー、米カーギル社に並ぶ。かねて目指してきた、「和製穀物メジャー」の称号獲得に一気に手が届きそうだ。
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米景気の鈍化傾向が鮮明に FRB追加緩和策の可能性
2012年5月19日号今夏にかけて世界経済の懸念材料の一つとなっていた、米国景気の鈍化傾向が明らかになってきた。米労働省が5月4日に発表した2012年4月の雇用統計において、非農業部門の雇用者数は前月比11.5万人増と、3ヵ月連続で増加幅が縮小した。
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“身内”の離反で急展開 ダノンのヤクルト株買い増し
2012年5月19日号ヤクルトの筆頭株主で、世界的な食品大手のダノンがヤクルト本社に株の買い増しを迫っている。
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壁高い円滑化法の出口戦略 金融庁の新政策に疑問符
2012年5月12日号金融機関に、貸し付け条件の変更などに応じる努力義務を課した中小企業金融円滑化法。その期限切れが来年3月に迫り、金融庁は “出口戦略”に向けた政策パッケージを打ち出した。