記事一覧:Inside1307件
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ECBとスペインに差し迫る 二つの「格下げリスク」
2012年8月18日号欧州情勢をめぐり、市場に“楽観ムード”が広がっている。きっかけは7月26日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の発言だった。「ユーロ圏を崩壊から守るためにできることを、責務の範囲内で何でもする用意がある」
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フレッツ光の契約数が激減 難局を迎えるNTT東日本
2012年8月18日号NTT東日本の提供する光回線サービス「フレッツ光」の伸びに急ブレーキがかかっている。新規契約数から解約数を除いた純増数は、今年4月の10.1万件から5月の4万件、6月の2.4万件へと激減している。
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石油部門をシンガポールへ移管 試される三井物産の実力
2012年8月4日号三井物産が、5年前から温めてきた構想を形にする。8月1日、石油の取引部門を海外へ全面的に移管するのだ。
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穀物価格急騰、最高値更新で 2008年の悪夢再来の恐れ
2012年8月4日号米国の穀物価格が急騰している。相場は6月以降に急変、7月20日には大豆17.6ドル、トウモロコシ8.2ドルに達し(いずれもシカゴ先物期近価格、1ブッシェル当たり)、2008年に記録した過去最高値を更新した。年初からの上昇率は、大豆が28%、トウモロコシが48%に及ぶ。
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アップルの大量受注追い風に 上場を急ぐ“日の丸液晶連合”
2012年8月4日号世界最大の家電メーカーに君臨している米アップルが、今年10月に発売すると囁かれる新型スマートフォンの「iPhone5」。その主要な部材である液晶パネルをめぐり、日本の電機業界が固唾をのんで見守っていた企業がある。
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請負から運営に回るゼネコン 自然エネルギー参入の思惑
2012年8月4日号太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーの全量買い取り制度がスタートして1カ月。メーカーが自社工場の屋根にソーラーパネルを設置したり、自治体が遊休地を提供したりするなど、企業が発電事業に参入する動きが次々と出ている。
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公的資金返済めぐる協議が難航 あおぞら銀の方針に当局不信感
2012年8月4日号「早期に返済を始めたい」。あおぞら銀行のブライアン・プリンス社長が、決算発表の記者会見で公的資金返済への強い意欲を示してから2カ月余り。しかし、一つの区切りだった6月の株主総会では返済に必要な決議を見送り、今なお具体的な手続きに入ったという話が聞こえてこない。
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貸金業法“再改正”が最終局面へ 民主党PTでは弁護士が巻き返し
2012年7月28日号改正貸金業法の再改正をめぐる議論が、大詰めを迎えている。民主党の改正貸金業法検討ワーキングチームは今月、再改正に向けた中間提言をまとめた。上限金利は「現行水準を当面維持」とする一方、中小・零細事業者に限り、金利を引き上げる方針を示した。
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ベストの看板も役員も維持 ヤマダが示す温情は本当か
2012年7月28日号家電量販店最大手のヤマダ電機が、ベスト電器の買収を決めた。ヤマダはベストの第三者割当増資を引き受けることで、出資比率を51%に高め、子会社化する。
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驚愕の証券モラルハザードに JALが野村の地位を格下げ
2012年7月28日号「日本航空(JAL)は、驚愕したでしょうね」と語るのは、ある金融関係者。7月3日、全日本空輸(ANA)が最大2110億円の公募増資を発表したが、その責任を担う主幹事証券会社に、野村証券の名前があったからだ。
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国交省が海外受注2兆円計画 疑問視される国のバックアップ
2012年7月28日号建設業界の海外受注高を2020年度までに2兆円以上に──。国土交通省はこのほど有識者会議の提言をもとに、こんな目標を設定した。昨年度は約1兆3500億円だったから、1.5倍にするという野心的な目標だ。
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欧州の安全網「ESM」稼働せず 危機対応能力にさらなる不安
2012年7月28日号欧州がまたもや市場の期待を裏切った。7月から稼働する予定だった新たな安全網、欧州安定メカニズム(ESM)がいまだ発足できずにいるのである。
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武富士に過払い債権漏れ35億円 1000人以上が請求可能か
2012年7月21日号2010年に経営破綻した消費者金融、武富士(現TFK)に、スポンサーの募集時に存在しないとした過払い債権が、計算漏れで少なくとも35億円も発生していることが、本誌の取材でわかった。
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名門・太平洋クラブの民事再生 最悪のケースは「破産」へ移行
2012年7月21日号1月に経営破綻した名門ゴルフ場、太平洋クラブの民事再生手続きがヤマ場を迎えている。会社は再生計画案をまとめ、8月下旬~9月上旬に債権者による決議を予定している。ところが議決権を持つゴルフ場会員の反対に遭い、解体される可能性も出てきた。
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マツダ、メキシコ新工場に暗雲 ブラジル向け輸出は凍結へ
2012年7月21日号現在、メキシコ中央部のグアナファト州では、2013年度中の操業開始に向けて、マツダ新工場の建設が急ピッチで進められている。あるマツダ幹部は、「建設プロジェクトのすべてが計画通りに進行している」と言い切る。
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高コスト体質是正に抵抗勢力 東電新体制が迎える正念場
2012年7月21日号7月6日午前、東京・内幸町の東京電力本店内の一室に、7人の男が集まっていた。6月末に発足した新体制で「改革の司令塔」となる経営改革本部の初会合である。配られた資料には当面の重点経営課題として、福島第1原子力発電所の廃炉や賠償、柏崎刈羽原発の再稼働と並び「スマートメーター」との文字が記されていた。
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ANA増資でインサイダー疑惑 問われる幹事証券の“煽り”姿勢
2012年7月21日号まさに最悪のタイミングである。7月3日に2000億円もの公募増資を発表した全日本空輸(ANA)で、またもやインサイダー取引疑惑が浮上しているのだ。
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業界初“比較広告”当局も知らず オリックス生命の仁義なき戦い
2012年7月14日号「この広告が出ることを金融庁さえ知らされていなかった」──。オリックス生命が先月25日、同社ウェブサイトや新聞広告で開始した生命保険業界初の比較広告が業界に波紋を広げている。
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新サービスでヤフーが開けた 通信の秘密というパンドラの箱
2012年7月14日号ヤフーが8月に始めようとしている新たな広告配信が波紋を広げている。川端達夫総務相が「通信の秘密」の侵害に当たるかどうか調査する考えを明らかにしたからである。
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JAL再上場前に駆け込み増資 ANAの“荒業”は吉と出るか?
2012年7月14日号全日本空輸(ANA)が、2100億円の公募増資を決定した。ANAは過去にも2006年、09年に大型増資を実施しており、それに続くもの。中でも2100億円という額は最大規模になる。