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  • 【製薬】外国人社長「当て馬」説も出る武田薬品の仰天トップ人事

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    【製薬】 外国人社長「当て馬」説も出る 武田薬品の仰天トップ人事

    2013年12月14日号  

    武田薬品工業の仰天トップ人事が波紋を広げている。長谷川閑史社長が来年6月に会長兼最高経営責任者(CEO)に就任し、英国の大手製薬会社、グラクソ・スミスクライン(GSK)からフランス国籍のクリストフ・ウェバー氏(47歳)を社長兼最高執行責任者(COO)として招くというものだ。

  • 【鉄鋼】昨日の敵は今日の友・第2幕新日鐵とミタルが米工場買収

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    【鉄鋼】 昨日の敵は今日の友・第2幕 新日鐵とミタルが米工場買収

    2013年12月14日号  

    「昨日の敵は今日の友」──。新日鐵住金が、ルクセンブルクのアルセロール・ミタルと共同で、ドイツのティッセン・クルップから、米国のアラバマ州にある自動車用鋼板(薄板)の工場を買収することを発表した。折半出資の買収金額は、約1580億円となる見込みだ。

  • 【流通】セブンのニッセン買収が促すコンビニとネットの再編機運

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    【流通】 セブンのニッセン買収が促す コンビニとネットの再編機運

    2013年12月14日号  

    「これからは過去にない異質な変化の時代がやって来る。オムニチャネルを軌道に乗せなければ成長はあり得ない」(鈴木敏文・セブン&アイ・ホールディングス会長) セブン&アイが「オムニチャネル」と呼ばれる新たなビジネスモデルの構築にかじを切り始めた。店舗(リアル)とECサイト(ネット)の継ぎ目をなくすことで、いつでもどこでも同様の買い物体験を提供する考え方のことだ。

  • 【重電】田中社長の拡大路線が浸透東芝、再エネ発電参入のなぜ

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    【重電】 田中社長の拡大路線が浸透 東芝、再エネ発電参入のなぜ

    2013年12月7日号  

    東芝が再生可能エネルギー分野に急傾斜している。発電機器メーカーとしてではなく、自らが発電を手がけようというケースが相次ぎ、2013年に入ってすでに3件を数えているのだ。

  • 【証券】好調な野村HDを脅かすサブプライム問題の“亡霊”

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    【証券】 好調な野村HDを脅かす サブプライム問題の“亡霊”

    2013年12月7日号  

    8億ドルに達するのか、3億ドル程度で済むのか──? 国内の株高と海外事業の持ち直しで好決算に沸く野村ホールディングス(HD)。2013年4~9月期は、税引き前利益が1861億円と前年同期の3倍を超えた。永井浩二グループCEOが掲げる目標の一つ、16年3月期での税引き前利益2500億円の前倒し達成も、視野に入ってくる。

  • 【通信】スマホのデータ通信料がただ!日本通信の挑む携帯“節約市場”

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    【通信】 スマホのデータ通信料がただ! 日本通信の挑む携帯“節約市場”

    2013年11月30日号  

    月額わずか1560円。データ通信料が無料で、しかも電話番号がついて通話もできる。スマートフォン市場において、画期的なサービスが登場した。手がけるのは、通信ベンチャーの日本通信だ。通信回線の品質はNTTドコモのそれと遜色はない。なぜなら、ドコモの通信網を日本通信が借り受けているからだ。

  • 【海運】海運各社、業績回復に安堵もコンテナ船はいまだ視界不良

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    【海運】 海運各社、業績回復に安堵も コンテナ船はいまだ視界不良

    2013年11月30日号  

    海運不況に明るさが見えてきた。今期は、日本郵船、商船三井、川崎汽船そろって、営業利益が増益、もしくは前期の赤字から黒字転換する見通しになるなど、海運大手3社の業績が好転しているのだ。

  • 【米国】次期FRB議長の資質に疑問符“官僚答弁”に終始した公聴会

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    【米国】 次期FRB議長の資質に疑問符 “官僚答弁”に終始した公聴会

    2013年11月30日号  

    ゆっくりと丁寧に話す様子は、さながら“官僚答弁”のようだった。11月15日深夜0時。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長と目されるジャネット・イエレン副議長(67歳)が、いよいよ米上院銀行委員会の公聴会に臨んだ。

  • 【銀行】金融庁から擁護論が消えうせ四面楚歌に陥ったみずほ銀行

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    【銀行】 金融庁から擁護論が消えうせ 四面楚歌に陥ったみずほ銀行

    2013年11月23日号  

    「金融庁を軽視していたなんてことはないでしょうね」。みずほ銀行の暴力団融資問題をめぐって、計5時間14分に及ぶ集中審議を実施した、衆議院の財務金融委員会。佐藤康博頭取が参考人として出席した午前の部で、焦点の一つとなったのは、金融庁への虚偽報告だった。

  • 【家電】ふり向けば“ジャンク債”の危機 ソニーを悩ます格付け急落

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    【家電】 ふり向けば“ジャンク債”の危機 ソニーを悩ます格付け急落

    2013年11月23日号  

    ソニーの経営再建に、またもや暗雲が漂っている。米格付け会社のムーディーズは今月1日、ソニーの長期信用格付けについて、数カ月以内の引き下げを検討していると発表した。課題の家電事業がいまだ赤字から抜け出せないことを不安視したもので、実施されると、ソニーは「ジャンク級(投機的格付け)」に転げ落ちることになる。

  • 【アジア】問題噴出のインドネシア経済政治リスクで遠のく成長回復

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    【アジア】 問題噴出のインドネシア経済 政治リスクで遠のく成長回復

    2013年11月16日号  

    「大変厳しい半年だった」(藤塚主夫・コマツCFO)。“コマツショック”が市場に衝撃を与えている。同社の2013年4~9月期の連結営業利益は前年同期比2.1%減。通期の見通しも前年比0.8%減となった。当初の44%増益見込みから、一転しての減益予想である。

  • 【銀行】本命は金利ダンピング阻止!?金融庁がもくろむ地銀新検査

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    【銀行】 本命は金利ダンピング阻止!? 金融庁がもくろむ地銀新検査

    2013年11月16日号  

    「困ったな……」。金融庁が、地方銀行への検査のあり方について、頭を悩ませている。悩みの種は、今年9月に検査・監督の基本方針として新たに掲げた「水平的レビュー」だ。

  • 【食品】最高益なのにリストラ断行JTグローバル経営の非情

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    【食品】 最高益なのにリストラ断行 JTグローバル経営の非情

    2013年11月16日号  

    最高益なのにリストラを実施──。日本たばこ産業(JT)が下した非情ともいえる決断が注目されている。郡山市(福島県)、浜松市(静岡県)の二つのたばこ製造工場を含む計4工場などを閉鎖、国内たばこ事業部と本社コーポレート部門を対象に2015年3月までに1600人規模の希望退職者を募集するというものだ。

  • 【ゼネコン】 前田マッコーリー連合が狙う関空・伊丹空港の運営権獲得

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    【ゼネコン】  前田マッコーリー連合が狙う 関空・伊丹空港の運営権獲得

    2013年11月9日号  

    関西国際空港と大阪(伊丹)空港を合わせて8000億~1兆円、愛知県の運営する有料道路1000億円超、さらに仙台空港数十億円──。この1年前後で国や地方自治体が運営権を民間に売却する可能性の高い公共インフラだ。前田建設工業とオーストラリアの投資銀行、マッコーリー・グループがメガソーラー(大規模太陽光発電)や風力発電で提携、年内に折半出資で新会社を設立する。提携は再生可能エネルギー分野にとどまらず、公共インフラの運営権取得を目指す方針だ。

  • 【製薬】医師会配慮で自虐的販売規制医療用大衆メタボ薬の悲惨

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    【製薬】 医師会配慮で自虐的販売規制 医療用大衆メタボ薬の悲惨

    2013年11月9日号  

    大正製薬と日水製薬が今年4月から発売した中性脂肪異常改善薬「エパデールT」がまったく売れていない。当初は「適正使用調査」という名目で薬剤師の問診や症例報告などを義務づけて発売されたものだが、9月までに両社合わせて、300例を厚生労働省に報告した後、全国一斉発売というスケジュールだった。しかし、現時点でまったく届かず、「年内に300例集めるのは絶望的」(関係者)という。早くも業界内では「全国一斉発売は無理」との声が聞こえてくる。

  • 【通信】iPhone効果は不発!ドコモ苦境を示す“現状維持”

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    【通信】 iPhone効果は不発! ドコモ苦境を示す“現状維持”

    2013年11月9日号  

    いったい、いつ成果が出るのか──。市場関係者からは、焦りとも取れるような発言が相次いでいる。iPhone導入後、初の決算発表を迎えたNTTドコモ。業績への影響が注目されたが、結局、「営業利益8400億円の目標は据え置き」で現状維持となった。年間の純増数の目標についても、今期185万件と、こちらも据え置いた。上半期の純増数が23.6万件だったことを考えると、この半年で得た件数以上を毎月、重ねないと達成できない計算だ。

  • 【ホテル】阪急阪神ホテルズだけでない!メニュー表示偽装の構造問題

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    【ホテル】 阪急阪神ホテルズだけでない! メニュー表示偽装の構造問題

    2013年11月9日号  

    阪急阪神ホテルズのメニューの虚偽表示問題がホテル業界を震撼させている。「うちも同じことをしていないか、お客さまに聞かれたときにきちんと根拠を示すことができるか、トップからの指令で見直しているところだ」と、大手ホテル幹部は声を潜める。

  • 【自動車関連】 利益でもミシュラン超え射程ブリヂストンの「断トツ戦略」

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    【自動車関連】  利益でもミシュラン超え射程 ブリヂストンの「断トツ戦略」

    2013年11月2日号  

    世界のタイヤ市場でシェア首位のブリヂストンが、“絶対王者”の座奪取に向け、抜かりがない。「業界においてすべてに断トツを目指す」とかねて宣言してきた津谷正明CEO。世界シェアでは仏ミシュランを抜きトップになって久しいものの、利益率では後塵を拝していた。だが2013年1~6月の業績では、ミシュランの営業利益率11.3%に対してブリヂストンは同11.2%と接近。13年12月期の営業利益は4000億円の過去最高益を見込んでおり、“ミシュラン超え”が射程圏内に入った。

  • 【精密】キヤノン、ニコンの牙城狙うソニーカメラ事業の快進撃

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    【精密】 キヤノン、ニコンの牙城狙う ソニーカメラ事業の快進撃

    2013年11月2日号  

    ソニーが10月16日に発売した新商品「α7R」と「α7」がその“刺客”だ。レンズが交換可能なミラーレスと呼ばれるジャンルのカメラで、特徴は、他社では大きなボディに搭載している大型の受像センサーを、およそ400グラムの小型ボディに搭載した点にある。この1年ほど、ソニーのデジタルカメラはカメラファンをうならせるものばかりだった。

  • 【航空】JALの扉をこじ開けたエアバスCEOの“粘り腰”

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    【航空】 JALの扉をこじ開けた エアバスCEOの“粘り腰”

    2013年11月2日号  

    来日した欧州航空大手エアバス社のファブリス・ブレジエCEOは意気揚々としていた。現在、日本におけるシェアは13%にもかかわらず、「20年後には5割にしたい」と、掲げた目標の大きさが物語っている。それもそのはずだ。わずか3週間前に、日本で“大金星”を収めたばかりだからだ。10月7日、日本航空(JAL)が長距離路線用の中型機として、エアバスのA350型機を大量発注した。31機のカタログ価格は9500億円というビッグディールで、日本の航空市場における勢力図が大きく塗り替わった瞬間だった。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    農協から届いた「抗議文」を読んで、しばし感傷に浸る

     JA全中から毎年、抗議文をもらうのですが、今年は雑誌の発売前に届きました。特集の一部を「組合長165人が“辛口”評価 JA上部団体の通信簿」としてダイヤモンド・オンラインで先に配信したからです。
     抗議文は、「19万人の農協役職員の0.2%の意見で記事が構成されており、(中略)偏った先入観を植え付ける意図があった」として、続編の配信中止を求める内容でした。
     組合長ら幹部200人超を含む役職員434人の声には傾聴する価値があるはずです。抗議文を読み、自分は若いと思い込んでいる人が鏡に映った老いた姿を見て、こんなはずはないと怒っているような印象を持ちました。自戒を込めて、鏡のせいにしてはいけないと思いました。

  • 編集長 浅島亮子

    ロングセラー第9弾でも攻め続ける農業特集

     今年も人気企画「儲かる農業」特集の第9弾が刷り上がりました。身内ながら感心するのが、毎年新しいコンテンツを加えて特集構成を刷新していることです。今回の新ネタは農協役職員アンケート。ロングセラー企画の定番を変えるには勇気が必要ですが、果敢に新機軸を打ち出しているのです。
     昨年、千本木デスク率いる農協問題取材チームは、共済の自爆営業などJAグループの不正を暴いたことが評価され、報道実務家フォーラム「調査報道大賞」優秀賞を受賞しました。訴訟に屈することなく、問題の本質を突く取材活動を貫いた結果と受け止めています。今回の特集でも粘り強い取材は健在。取材チームの熱量を存分に感じていただければ幸いです。

最新号の案内2024年5月11日号

表紙

特集儲かる農業2024

いよいよ儲かる農業が実現するフェーズに入った。「台頭する豪農」と「欧米のテクノロジー」と「陰の仕掛け人」が”令和の農業維新”というムーブメントを起こしている。他方、農業を牛耳ってきた旧来勢力である農協と農水省は、存在意義を問われる”緊急事態…

特集2家計・住宅ローン・株が激変! 金利ある世界

日本銀行が17年ぶりの利上げで金融政策の正常化に踏み出した。”金利ゼロ”に慣れ切った家計や企業経営、財政はどうなるのか。日本は「成長期待が持てない経済」から抜け出せるのか。それとも低金利は続き、物や資本が余った経済への道を歩むのか。「金利あ…