記事一覧:Inside1307

  • 【食品】サントリー「本体上場」か創業家の相続問題に課題

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    【食品】 サントリー「本体上場」か 創業家の相続問題に課題

    2015年8月8日号  

    「サントリーホールディングス(HD)の経営陣に対して、幾度となく提案してきたこと。“本体上場”は既定路線だ」(ある金融機関幹部)7月28日、「サントリーHDが上場検討」との一報に、酒類業界は色めき立った。それとは対照的に、金融関係者らの反応は驚くほど冷静だった。

  • 【自動車】独自動車3社が群がったノキア地図事業買収の狙い

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    【自動車】 独自動車3社が群がった ノキア地図事業買収の狙い

    2015年8月8日号  

    フィンランドの通信大手ノキアの地図事業をめぐる買収合戦が、ついに決着する見通しとなった。7月21日、欧米各メディアは、独自動車大手のアウディ、BMW、ダイムラーの3社連合がノキアの地図事業「HERE(ヒア)」を買収することで大筋合意に達したと一斉に報じた。買収額は約27億ユーロ(約3700億円)で、近く最終合意に至る予定だ。

  • 【行政】小売業から金融、運輸まで消費者契約法見直しで大打撃

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    【行政】 小売業から金融、運輸まで 消費者契約法見直しで大打撃

    2015年8月1日号  

    何とか見直しはできないのか──。今、内閣府の専門調査会で静かに進んでいる、ある法律の改正議論をめぐって、業界団体の見直しを求める働き掛けが活発化している。7月に入ってから、楽天などの新興企業で成る新経済連盟をはじめ、企業法務の集まりの経営法友会らが相次ぎ意見書を提出。それまでにも新聞業界が出て、広告業界も動いている。

  • 【IT】ウインドウズ10を無料提供大転換に賭けるMSの真意

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    【IT】 ウインドウズ10を無料提供 大転換に賭けるMSの真意

    2015年8月1日号  

    ウインドウズ7以降のユーザーは1年間、無料でアップグレードできる──。かつてない配布方法を採り、ウインドウズ10が7月29日から提供開始となる。「ウインドウズ10は、これまでのOSの概念を超えて“サービス”になる」と平野拓也・日本マイクロソフト社長は言う。

  • 【IT】ソフトバンクが目をつけた広告技術の有力ベンチャー

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    【IT】 ソフトバンクが目をつけた 広告技術の有力ベンチャー

    2015年7月25日号  

    国内では成長スピードが鈍化している通信事業に代わり、海外のインターネット企業に投資を続けているソフトバンクグループ。約165億円の報酬を受け取って話題になっている元米グーグルのニケシュ・アローラ副社長を司令塔に、インドやインドネシアの有力eコマース運営会社や、タクシー配車サービスへの出資が注目を集めているが、同社が長らく「広告産業」を投資ポートフォリオの一角に入れていることは意外に知られていない。

  • 【建材】もはや中国勢を無視できない経産省が板ガラス3社に苦言

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    【建材】 もはや中国勢を無視できない 経産省が板ガラス3社に苦言

    2015年7月25日号  

    6月26日、経済産業省からひっそりと発表された報告書(「板ガラス産業の市場構造に関する調査報告」)の内容が波紋を呼んでいる。報告書は、産業競争力強化法第50条で定めた調査に基づくもので、大義名分はどこか物々しい。「政府は、事業者による事業再編の実施の円滑化のために必要があると認めるときは、商品若しくは役務の需給の動向又は各事業分野が過剰供給構造にあるか否かその他の市場構造に関する調査を行い、その結果を公表するものとする」

  • 【自動車】“三度目の正直”の社長交代スズキ、長期政権後の多難

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    【自動車】 “三度目の正直”の社長交代 スズキ、長期政権後の多難

    2015年7月18日号  

    社長交代劇が起きたのは、株主総会からわずか4日後のことだった。6月30日、スズキで37年もの間、トップを務めてきた鈴木修会長兼社長CEO(85)が、社長ポストを長男の鈴木俊宏副社長(56)に委ねる“世襲人事”を発表した。自身は会長CEO職にとどまる。

  • 【半導体】セイコーが半導体事業を分社提携先候補にルネサスも浮上

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    【半導体】 セイコーが半導体事業を分社 提携先候補にルネサスも浮上

    2015年7月18日号  

    知る人ぞ知る企業が次なる半導体再編の台風の目となるかもしれない。セイコーホールディングス(HD)傘下の半導体事業子会社、セイコーインスツル(SII)が、事業を分割し日本政策投資銀行との合弁会社として新たに編成し直すと発表したのだ。7月中にも正式契約を結び、2015年度第3四半期中の会社設立を目指すという。

  • 【製薬】引き抜き外国人が電撃退任高報酬に社内外から不満の声

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    【製薬】 引き抜き外国人が電撃退任 高報酬に社内外から不満の声

    2015年7月18日号  

    「株主の皆さまには、ご心配、ご迷惑を掛けて誠に申し訳ない」製薬大手、武田薬品工業の定時株主総会が開かれた6月26日。長谷川閑史会長は、株主たちを前にそう謝罪した。武田は、総会直前になって議案を修正するという赤恥をかいていた。総会のわずか2日前、再任予定だった武田初のCFO(財務最高責任者)、フランソワ・ロジェ氏が電撃退任したのだ。

  • 【製紙】三菱に訳ありラブレター法的バトル迫る製紙再編

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    【製紙】 三菱に訳ありラブレター 法的バトル迫る製紙再編

    2015年7月4日号  

    「お送りした“ラブレター”は読んでいただけましたか?」6月9日、紙卸売業界の組合が都内で開催した創立30周年記念大会。製紙会社や紙の販売会社のトップなど約200人が集まる会場で岸本晢夫・北越紀州製紙社長が鈴木邦夫・三菱製紙社長にこう切り出すさまを、周りにいた面々は固唾をのんで見守っていた。

  • 【食品】サントリー新商品で激化必至泥沼化の勝者なきビール業界

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    【食品】 サントリー新商品で激化必至 泥沼化の勝者なきビール業界

    2015年7月4日号  

    ビールの国内市場で生き残りを懸けたサバイバルゲームが、さらに激しさを増しそうだ。サントリービールは、9月8日より、ビールの新商品「ザ・モルツ」を発売すると発表。水谷徹社長は記者会見の席で「将来的には、業界で定番と認知される1000万ケースの出荷数量を目指す」と目標を掲げた。

  • 【電力】環境大臣のNGで混乱必至乱立する石炭火力計画に暗雲

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    【電力】 環境大臣のNGで混乱必至 乱立する石炭火力計画に暗雲

    2015年6月27日号  

    環境省の望月義夫大臣がある新規計画にノーを突き付けた“望月ショック”に、電力業界はこれから直面する問題の難しさをあらためて認識することになった。6月12日、望月大臣が大阪ガスとJ-POWER、宇部興産の3社が山口県宇部市で進める石炭火力発電所建設計画について、「現段階で、是認しがたい」という意見書を宮沢洋一経済産業大臣に提出したのだ。

  • 【建材】旭硝子が新製品に埋め込む一発逆転のビジネスモデル

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    【建材】 旭硝子が新製品に埋め込む 一発逆転のビジネスモデル

    2015年6月27日号  

    今年の春より、液晶ディスプレイガラスで世界2位の旭硝子は、“ガラスにガラスを張る”という世界初の新製品(「インフォベール」)の本格販売を開始した。水面下で温めてきた3年越しの計画だ。

  • 【音楽】アップル参入で国内入り乱れ音楽配信の“繰り返す歴史”

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    【音楽】 アップル参入で国内入り乱れ 音楽配信の“繰り返す歴史”

    2015年6月20日号  

    5月末から、国内外で音楽配信の定額聴き放題サービスの発表が相次いだ。最も話題をさらったのが、6月8日に米アップルが発表した「アップル・ミュージック」だ。アップルといえば、2001年のiPod発売が復活のきっかけとなったように、音楽とは切っても切れない関係。だが、音楽をダウンロード販売するiTunesは、近年、聴き放題サービスの台頭で陰りを見せており、てこ入れとばかりに、新たな聴き放題サービスを打ち出したのだ。

  • 【住設】海外子会社破産で巨額損失LIXILが提示した“教訓”

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    【住設】 海外子会社破産で巨額損失 LIXILが提示した“教訓”

    2015年6月20日号  

    国内最大手の住宅設備メーカーのLIXILグループは6月8日、不正会計処理が発覚した子会社の独ジョウユウが破産手続きに入ったことにより延期していた2014年度連結決算の詳細を発表した。

  • 【小売り】セブンのサントリー離れ?激化するPBめぐる駆け引き

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    【小売り】 セブンのサントリー離れ? 激化するPBめぐる駆け引き

    2015年6月20日号  

    ついにビール業界の雄もセブンの軍門に下ってしまったか──。セブン&アイ・ホールディングスは、キリンビールと共同開発したプライベートブランド(PB)のビールを今月9日に発売した。自社ブランドにこだわってきたキリンは、これまで特定のコンビニエンスストア向けの「限定商品」を出したことはあった。しかし、特定チェーン向けのPB商品を開発したのは初めてのことだ。

  • 【自動車】米グッドイヤーと提携解消住友ゴムが16年で得た果実

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    【自動車】 米グッドイヤーと提携解消 住友ゴムが16年で得た果実

    2015年6月20日号  

    提携解消の仲裁交渉は、意外に早く終わったという印象だった。6月4日、「ダンロップ」ブランドで知られるタイヤ国内2位(世界6位)の住友ゴム工業は、世界3位の米グッドイヤーとの資本・業務提携を解消した。

  • 【電力】自由化後の覇権争いで号砲電力・通信の3大陣営が激突

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    【電力】 自由化後の覇権争いで号砲 電力・通信の3大陣営が激突

    2015年6月20日号  

    来年4月に迫った電力小売り完全自由化をめぐる覇権争いは、営業力がものをいうガチンコ勝負となりそうだ。 「関電がKDDIと組んで殴り込んでくるんだから、しっかり防衛しないといけないな」 料金規制などが撤廃され、新規参入を促す完全自由化へ向けて、関西電力とKDDIが、さらに中部電力とNTTドコモが提携交渉をしているとの観測が業界を駆け巡ると、最大のライバルとなる東京電力サイドの大手企業幹部は警戒感をあらわにした。

  • 【市場】バブル期に次ぐ株価12連騰過熱感なき上げ相場の“正体”

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    【市場】 バブル期に次ぐ株価12連騰 過熱感なき上げ相場の“正体”

    2015年6月13日号  

    バブル期以来の上げ相場である。日経平均株価が5月15日から6月1日まで12営業日連続して上昇、1988年2月に記録した13営業日連騰に次ぐ記録となった。株価は2万0569円を付けた後下がり、6月3日には2万0500円を割り込んだものの、売りが売りを呼ぶ展開とはなっていない。

  • 【化学】中国人のおむつ“爆買い”で三井化学に迫られる決断

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    【化学】 中国人のおむつ“爆買い”で 三井化学に迫られる決断

    2015年6月13日号  

    国内化学大手の三井化学が頭を悩ませている。悩みの種は、紙おむつ。同社は紙おむつの材料である不織布を生産しており、それが品不足に見舞われてきているのだ。原因は中国人による紙おむつの“爆買い”で、数字を見てもその影響は明らか。衛生材料の業界団体の統計によると、2014年の国内の乳幼児用紙おむつの生産枚数は、少子化にもかかわらず前年比で12%も増えた。

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記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…