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  • 【音楽】JASRACの独占に風穴かエイベックス本格参入の理由

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    【音楽】 JASRACの独占に風穴か エイベックス本格参入の理由

    2015年10月24日号  

    「今の独占状態だと、権利者が選ぶ選択肢が一つしかない。有力な対抗馬をつくっていきたい」(エイベックス著作権管理子会社の阿南雅浩社長)9月末、エイベックス・グループ・ホールディングスが、著作権管理業界シェア2位のイーライセンスと、3位のジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)の筆頭株主となり、両社の事業統合に向けた協議も開始した。

  • 【IT】世界最大のIT企業が誕生デルがEMCを8兆円で買収

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    【IT】 世界最大のIT企業が誕生 デルがEMCを8兆円で買収

    2015年10月24日号  

    パソコン(PC)・サーバ最大手の米デルは12日、エンタープライズストレージ(外部記憶装置)の米EMCコーポレーションを、投資ファンドと共同で670億ドル(約8兆0132億円)で買収することを発表した。2017年にも誕生する統合会社の売上高は約800億ドル(約9兆5672億円)で、IT業界で世界最大の企業となる。

  • 【小売り】GMS大閉鎖時代でも閉店しないイオンの言い分

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    【小売り】 GMS大閉鎖時代でも 閉店しないイオンの言い分

    2015年10月24日号  

    「GMS(総合スーパー)の閉鎖は基本的に考えていない。全てピカピカの店へとつくり替えていく」10月7日、イオンの2015年度上半期決算説明会。GMS事業の中核を担うイオンリテールの岡崎双一社長は、店舗閉鎖を決めた競合と一線を画す姿勢を強調した。

  • 【電機】日本発デファクトとなるか嗅覚センサーに高まる期待

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    【電機】 日本発デファクトとなるか 嗅覚センサーに高まる期待

    2015年10月17日号  

    毎朝スマートフォンに息を吹き掛けることで健康チェックができ、病気の兆候をいち早く自分で知ることができる──。そんな未来が実現可能となる技術が開発された。国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)が中心となり、開発した嗅覚センサーのことだ。膜型表面応力センサー(MSS)といい、センサー素子表面の感応膜に空気中の分子が吸着すると、対象の分子を検知する。

  • 【アパレル】アパレルメーカー初の試み日常着レンタル参入の訳

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    【アパレル】 アパレルメーカー初の試み 日常着レンタル参入の訳

    2015年10月17日号  

    アパレル界に一石を投じられるか──。9月16日、女性向けカジュアルブランド「アース ミュージック&エコロジー」などを展開するクロスカンパニーが、アパレルメーカー初となる日常着のレンタルサービス「メチャカリ」を始めた。 「ITベンチャーに市場シェアを奪われる前に、自分たちでITとアパレルを融合させたサービスを始める」(澤田昌紀・クロスカンパニーウェブマーケティング マネージャー)という発想が起点で、昨年からサービス開始に向けて市場分析などに着手した。背景には石川康晴社長の危機感がある。

  • 【銀行】金融庁が3メガに最後通牒?持ち合い株で名指し問題提起

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    【銀行】 金融庁が3メガに最後通牒? 持ち合い株で名指し問題提起

    2015年10月17日号  

    銀行界で持ち合い株に対する包囲網が急速に狭まってきた。金融庁による“ダメ押し”も加わり、メガバンクの動向に注目が集まっている。今年9月、金融庁は「金融行政方針」を公表した。今後1年間の政策で何を目指し、どう実現していくかを周知する狙いがある。そこで取り上げられたテーマは、ガバナンス改革や会計監査の在り方、地方創生にIT活用など多岐にわたる。その中で、金融庁が3メガバンクに名指しで突き付けたのが、政策保有株式、いわゆる持ち合い株の縮減だ。

  • 【重電】窮地の東芝原発事業に救い?三菱重工、アレバ出資の行方

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    【重電】 窮地の東芝原発事業に救い? 三菱重工、アレバ出資の行方

    2015年10月17日号  

    「これは、皮肉な“朗報”なのかもしれない」。ある東芝関係者は、政府のある動きについて思わず打ち明けた。それは10月5日に、日仏政府が行った原子力分野の対話だ。これは仏原子力大手アレバが経営難に陥っていることから、仏政府が、アレバと新型原子炉で提携する三菱重工業に出資を求めたものだ。

  • 【科学】ノーベル賞で受賞ラッシュも国内研究現場が抱える憂鬱

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    【科学】 ノーベル賞で受賞ラッシュも 国内研究現場が抱える憂鬱

    2015年10月17日号  

    相次ぐ日本人のノーベル賞受賞に列島が沸いた。2015年のノーベル生理学・医学賞に北里大学の大村智特別栄誉教授が、物理学賞に東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章教授が選ばれた。いずれも精緻な実験を長期間にわたってこつこつと積み重ねる、日本のお家芸ともいわれる研究スタイルが呼び寄せた吉報だ

  • 【行政】消費者契約法は「実務無視」広告めぐり企業の怒り爆発

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    【行政】 消費者契約法は「実務無視」 広告めぐり企業の怒り爆発

    2015年10月10日号  

    9月中旬、都内で開かれた会合にはパナソニック、三井不動産、野村證券、ヤフー、アマゾン・ジャパン──といった名だたる企業の法務担当者らが一堂に会した。数にして計110社約130人に上る。業種も小売りや不動産、アパレル、金融など多種多様である。

  • 【電機】経営危機のシャープが問う日本液晶産業のあるべき姿

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    【電機】 経営危機のシャープが問う 日本液晶産業のあるべき姿

    2015年10月10日号  

    「世界初の4Kスマホ」──。9月上旬、ドイツ・ベルリン市内で開催された国際家電見本市「IFA2015」で、フルハイビジョンの4倍の解像度を誇る液晶を搭載した、新型スマートフォンが発表された。

  • 【食品】“買い物巧者”のJTが打つアメスピ巨額買収の大博打

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    【食品】 “買い物巧者”のJTが打つ アメスピ巨額買収の大博打

    2015年10月10日号  

    たばこ市場で世界3位のJT(日本たばこ産業)が、またしてもイチかバチかの大勝負に出た。9月29日、JTは米たばこ大手のレイノルズ・アメリカン傘下のブランド、「ナチュラル・アメリカン・スピリット」(アメスピ)の米国外事業(商標権と米国外子会社9法人の全株式)を6000億円で買収すると発表。

  • 【通信】側近らの“個人保証”にすがる孫ソフトバンクに吹く逆風

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    【通信】 側近らの“個人保証”にすがる 孫ソフトバンクに吹く逆風

    2015年10月10日号  

    強気な経営を貫いてきたソフトバンクグループが、傘下の米スプリントの苦境や、安倍首相による通信料金値下げの要請を受けて、急成長の反動ともいえる逆風を受けている。

  • 【市場】中国減速で米利上げ先送りマーケットの混乱は続く

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    【市場】 中国減速で米利上げ先送り マーケットの混乱は続く

    2015年10月3日号  

    米連邦準備制度理事会(FRB)は、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げを見送った。9月の利上げを予想してきた大川智宏・UBS証券エクイティ・ストラテジストは、「利上げの先送りで、金融市場の不透明感が増してきた」と指摘する。FOMC後、日経平均株価も米ニューヨークダウもじわじわ下落した。

  • 【小売り】ヨーカ堂の大量閉店を決断鈴木会長の“総仕上げ”

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    【小売り】 ヨーカ堂の大量閉店を決断 鈴木会長の“総仕上げ”

    2015年10月3日号  

    「石にかじりついてでもという意欲がないのか。一体、何年やっているんだ。これ以上赤字を出すようならやめるしかないぞ!」今夏、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長は、傘下の総合スーパー(GMS)イトーヨーカ堂の店長ら幹部たちを激しい口調で叱責した。

  • 【通信】iPhone商戦を狙い撃ちで首相官邸が“独り勝ち”の舞台裏

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    【通信】 iPhone商戦を狙い撃ちで 首相官邸が“独り勝ち”の舞台裏

    2015年9月26日号  

    アップルの人気を最も上手に利用できたのは、実は首相官邸だったのではないか──。アップルのスマートフォンの最新作「iPhone6s」の発売(9月25日)を前に、通信業界にはそんな皮肉とも受け取れる反応が広がっている。それもそのはず。アップルの追い風をさらったのが大手通信キャリアではなく、安倍晋三首相だったからだ。

  • 【航空】JALの脅威に“誤算”が拍車ANA国際線急拡大の理由

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    【航空】 JALの脅威に“誤算”が拍車 ANA国際線急拡大の理由

    2015年9月26日号  

    「3カ月に1本ずつというのは、かなりのハイペース。ANAは無理をしているのではないか」(ある航空関係者)目下、全日本空輸(ANA)が急ピッチで国際線を開設している。2015年度は、上期に成田~ヒューストン、クアラルンプール、下期には成田~ブリュッセル、羽田~シドニーと4本の新路線を開設する。

  • 【商社】弱点逆手にSC再建で手腕双日に舞い込む地方再生案件

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    【商社】 弱点逆手にSC再建で手腕 双日に舞い込む地方再生案件

    2015年9月26日号  

    総合商社の双日が「ひょうたんから駒」の新ビジネスで、地方再生に一役買っている。高松市で来月23日、商業施設「瓦町FLAG(フラッグ)」がグランドオープンする。この駅ビルは、かつて百貨店のそごうや天満屋が入居していたが、客足が伸びずにいずれも撤退。「三度目の正直」でビルの再生を託されたのが、双日だった。

  • 【IT】嫌韓中の炎上商法は“破門”ヤフーが急ぐニュース改革

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    【IT】 嫌韓中の炎上商法は“破門” ヤフーが急ぐニュース改革

    2015年9月26日号  

    インターネット上で国民感情を煽ったり、韓国や中国とのあつれきを無用に深めたりするような「嫌韓」や「嫌中」のニュースを配信するメディアとは、ヤフーは今後付き合わない──。そんな“絶縁宣言”ともいえるような事態がついに発生した。

  • 【証券】成長モデル崩壊企業が上場浮上する審査厳格化の欺瞞

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    【証券】 成長モデル崩壊企業が上場 浮上する審査厳格化の欺瞞

    2015年9月26日号  

    本当に上場して大丈夫なのか──。10月にマザーズに上場が決定したばかりのある新興企業をめぐり、市場関係者からその成長性を疑う声が上がっている。それがアップバンク。ゲームアプリに関する攻略情報の提供やスマートフォン関連グッズの販売で急伸してきた企業だ。もっとも、スマホゲーム「パズル&ドラゴンズ」に関する動画配信で名をはせたマックスむらい氏の所属する企業といった方が有名かもしれない。

  • 【相続】相続税評価額が大幅アップ?「タワマン節税」に厳しい視線

    Inside
    【相続】 相続税評価額が大幅アップ? 「タワマン節税」に厳しい視線

    2015年9月19日号  

    活況ぶりが冷めやらぬマンション市場。とりわけタワーマンションの需要は旺盛で、東京建物が7月に売り出したJR目黒駅前の「ブリリアタワーズ目黒」は、平均坪単価600万円超にもかかわらず、第1期495戸が即日完売となった。

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記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…