記事一覧:Inside1307件
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【食品】 世界トップ10入り狙う味の素 組織と労働環境の改革に執心
2016年5月21日号味の素からAJINOMOTOへ──。「2020年までに食品で世界トップ10入り」を目標に掲げる味の素が、着々と“グローバル仕様”への変身を進めている。5月10日に発表された16年3月期の通期決算では国内外の食品事業が好調で、売上高1兆1859億円(前年同期比18%増)、営業利益910億円(同22%増)の増収増益を達成した。
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【総合商社】 狙うは不動の業界トップ 伊藤忠が追加減損した理由
2016年5月21日号「商社新時代をリードする」。今月6日、伊藤忠商事の2015年度決算発表に臨んだ岡藤正広社長の発言には、今後の商社業界をけん引するという強い自負がにじみ出ていた。それもそのはずだ。伊藤忠は15年度の連結決算で2404億円の純利益を稼ぎ、初の業界首位に立った。
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【防衛】 敗因は“お役所仕事的”売込み 豪潜水艦受注レースの舞台裏
2016年5月14日号 -
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【電力】 2040年度に80万トン!? 太陽光パネルの大量ごみ問題
2016年5月14日号地震や強風、洪水などの自然災害などで見るも無残に破壊された太陽光パネル。熊本地震では、パネルを取り付けた住宅が倒壊したさまが連日のように報道されている。これら使用不能となった太陽光パネルは産業廃棄物として処理されるが、実は2040年度には廃棄される太陽光パネルが膨大な量になるという試算がある。昨年6月に環境省が行ったもので、14年度に年間約2400トンだった廃棄量が、40年度には年間約80万トンに膨れ上がるという。
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【銀行】 もはや融資ではなく金庫預金 銀行界に貸出金利0%の衝撃
2016年5月14日号借りた金は金利を付けて返す。そんな常識が通用しない世界の幕開けを告げる“事件”が発生した。それは、独立行政法人である石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の入札による資金調達で起きた。JOGMECは借入額5178億円、借入期間1年間の資金調達を入札で実施。4月13日にその結果が発表された。
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【食品】 アサヒが欧州4社を取得 真の狙いは買収防衛にあり
2016年5月14日号「今回の買収、シナジー(相乗効果)があるようには思えないんだよな」。ある投資銀行の幹部は、首をかしげながらこう呟いた。「今回の買収」とは、アサヒグループホールディングスの案件だ。4月19日、アサヒは26億ユーロ(3200億円)で、伊ペローニ、蘭グロールシュなど欧州のビール会社4社の買収契約を締結した。
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【農業】 加工食品に新原産地ルール 進次郎改革で始まるバトル
2016年4月16日号自民党は、全ての加工食品について原料の原産地表示を求める方針を決めた。5日のTPP(環太平洋経済連携協定)承認案の国会審議入りを前に農業対策の目玉として打ち出した。夏の参院選公約にも盛り込む。
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【小売り】 銀座にロッテ免税店が誕生 オープンまでの“紆余曲折”
2016年4月16日号3月末、銀座の数寄屋橋にそびえ立つ商業施設「東急プラザ銀座」の上層2フロアに、ロッテ免税店がオープンした。広々とした明るい店内には150もの高級ブランドが入り、宝飾品やバッグ、化粧品などが豊富に取りそろえられている。
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【小売り】 ラーメン店、カフェに殴り込み コンビニがのみ込む専門店市場
2016年4月2日号コンビニエンスストアは他業態を取り込みながら成長を続けていく。コンビニ大手の今期の商品戦略は、そんな傾向がより鮮明になっている。「ターゲットは全国3万店のラーメン店。5000億円のラーメン市場への挑戦だ」3月23日、東京ビッグサイトで開催されたファミリーマートの商品政策説明会で、本多利範商品本部長はこう声を張り上げた。
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【建材】 ブラジルで再挑戦に乗り出す 旭硝子が抱える“王者の苦悩”
2016年4月2日号「なぜ今、ブラジルに出ていくのか?」。3月11日、世界一の板ガラスメーカーである旭硝子が発表した“設備増強計画”が波紋を広げている。初期投資だけで約180億円を投じ、2018年末の稼働開始を目指してブラジルに第2フロート工場を新設する。
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【電機】 東芝がキヤノン・富士に迫った 「医療+本体救済」の仰天要求案
2016年4月2日号3月17日にキヤノンへの売却が決まった東芝の医療子会社・東芝メディカルシステムズ。売却金額は6655億円。価格がつり上がった熾烈な買収合戦の裏で何があったのか。本誌の調べで、東芝が驚くべき要求を行っていたことが分かった。
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【観光】 豊洲新市場に温泉施設が登場 東京湾岸で集客バトル勃発か
2016年3月26日号東京・築地から移転する豊洲新市場で、観光施設「千客万来」を整備・運営する事業者が、ようやく決まった。全国で日帰り型と宿泊型の温泉施設を展開する万葉倶楽部だ。千客万来は築地が持つ独特なにぎわいを継承し、発展させるのに必須とされ、当初は市場と同じ今年11月にオープンする予定だった。
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【米景気】 FRBが利上げを見送り 米国に迫る景気後退の足音
2016年3月26日号「トランプに投票したよ。民主党政権で金持ちはもっと金持ちになった。でも自分の稼業には全然恩恵がない」3月上旬に行われた米大統領選予備選挙の投票所で、40代の男性はそう打ち明けた。2月から本格化している米大統領選は、共和党のトランプ氏や民主党のサンダース氏といった本命ではなかった候補が躍進している。
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【小売り】 スキーム駆使して最終黒字に イオンが捻り出す薄氷の決算
2016年3月26日号流通大手のイオンは2月12日、2016年2月期の連結最終利益の予想を、それまでの425億円から50億円へと下方修正した。前期比88%減という大幅な引き下げだが、それさえも「“お化粧”して、強引に作った決算なのでは」との見方が市場関係者の間で広がっている。
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【銀行】 マネーの“ババ抜き”始まった マイナス金利で異常事態続出
2016年3月19日号「収益計画の大幅な見直しについて、ご理解いただきたい」2月中旬、マイナス金利政策のスタート直後に開かれた意見交換会の場で、地方銀行から金融庁に対してそんな泣きが入った。
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【食品】 2度目の総会でも次男に軍配 混迷を極めるロッテお家騒動
2016年3月19日号2度目の“審判”でも、次男に軍配が上がる結果となった。3月6日、骨肉の経営権争いが続くロッテホールディングス(HD)の新宿本社で臨時株主総会が開催された。
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【日用品】 ど派手な容器は時代遅れ? 商品名なきEC商品の金脈
2016年3月19日号「大企業ならではの悩み。マスマーケティング頼みの商品だけでは、いずれじり貧になる」そう危機感をあらわにするのは日用品大手、花王の塗谷弘太郎ホームケア事業グループ長だ。「“マス物”のにおいを感じる商品を手に取らない消費者が、年々増えている」とため息をつく。
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【アパレル】 大手退店の跡地を狙う絶好調アパレルの荒い鼻息
2016年3月19日号「長年のご愛顧誠にありがとうございました」。2月27日、イオンモール太田(群馬県)に大手名門アパレルであるワールドの「ハッシュアッシュ」や、同イトキンの「アー・ヴェ・ヴェ」の「閉店のお知らせ」が張られる中、同モール内の目と鼻の先では、「アメリカン ホリック」が1号店をオープンした。
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【観光】 北海道や九州でも出店狙い大江戸温泉がREITを上場へ
2016年3月19日号全国で29の日帰り・宿泊型の温泉施設を展開する大江戸温泉物語グループが不動産投資信託(REIT)を設立し、早ければ5月に上場を計画していることが本誌取材により明らかになった。
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【小売り】 インバウンドの追い風でも 東武百貨店がリストラ実施
2016年3月19日号東京・池袋に本店を構える東武百貨店が、早期退職者を募るなど大規模なリストラを実施していたことが明らかになった。関係者によると東武百貨店は、運営する池袋本店と船橋店で、昨秋から40歳以上の正社員を対象に早期退職者を募集、全社員の2割程度に当たる200人が応募して2月末に退職したという。