記事一覧:Inside1307

  • 【小売り】グループ企業に押し付けもヨーカ堂閉鎖店の一部が判明

    Inside
    【小売り】 グループ企業に押し付けもヨーカ堂閉鎖店の一部が判明

    2016年9月3日号  

    今年8月。岡山県倉敷市のショッピングモール「アリオ倉敷」には、いつもより多くの人が訪れていた。キーテナントとして入居していたイトーヨーカドー倉敷店が8月いっぱいでの閉鎖を決め、「閉店売りつくしセール」を実施していたからだ。

  • 【都政】ゼネコン・不動産業界が内田都議にひれ伏す理由

    Inside
    【都政】 ゼネコン・不動産業界が 内田都議にひれ伏す理由

    2016年8月27日号  

    6月8日、東京・大手町で開かれた三井物産本社ビルの大規模再開発工事「(仮称)大手町一丁目2地区計画」の起工祝賀会。来賓として招かれた千代田区長に続いて祝辞のあいさつに立ったのは、千代田区選出の都議会議員、内田茂氏。「都議会のドン」として、7月に初当選した小池百合子・東京都知事から批判を浴びている人物だ。

  • 【医療】2020年に誰もがフサフサ?“毛髪”再生医療で臨床試験

    Inside
    【医療】 2020年に誰もがフサフサ?“毛髪”再生医療で臨床試験

    2016年8月27日号  

    薄毛に悩む人は、男性型脱毛症(AGA)をはじめ、国内1800万人以上に及ぶ。その4000億円といわれる関連市場に異業種から大手企業が相次いで参入し、この夏、毛髪の再生治療の実用化に向けた研究を加速させている。

  • 【通信】携帯の商慣行をけん制する公取委の本当の“標的”

    Inside
    【通信】 携帯の商慣行をけん制する 公取委の本当の“標的”

    2016年8月27日号  

    公正取引委員会は8月2日、携帯電話市場の取引慣行の課題を記した報告書「携帯電話市場における競争政策上の課題について」を発表した。同書では通信料金と端末料金の一体化や「2年縛り」による利用者の期間拘束、端末の利用を特定キャリアのSIMカードだけに制限する「SIMロック」など、これまでキャリア各社で行われてきた商慣行を問題視。独占禁止法に違反する事実が認められた場合には厳正に対処するとけん制している。

  • 【小売り】サークルKサンクス大量閉鎖その裏にあるユニーの思惑

    Inside
    【小売り】 サークルKサンクス大量閉鎖 その裏にあるユニーの思惑

    2016年8月27日号  

    “結婚”前の身辺整理が完了──。9月1日にファミリーマートと経営統合する流通大手のユニーグループ・ホールディングス(GHD)が、不採算店に大ナタを振るった。傘下のコンビニエンスストア、サークルKサンクス(CKS)約6250店のうち約1000店を、店舗移転も含めて2019年2月期末までに閉鎖すると8月9日に発表。また、現在216店ある総合スーパー(GMS)も、19年2月期末までに約25店を閉鎖する。

  • 【行政】小池新知事の手腕問われる新国立のサブトラック問題

    Inside
    【行政】 小池新知事の手腕問われる 新国立のサブトラック問題

    2016年8月13日号  

    「新国立競技場のサブトラック常設について、舛添要一・前都知事が決めた計画の変更も視野に入れたい」新東京都知事となった小池百合子氏が都知事選のさなか、こう発言したことが波紋を広げている。初回案は、膨大な建設費が批判を浴びて白紙撤回された新国立競技場。再コンペで建築家、隈研吾氏の設計に決まり、問題は沈静化したかに見えたが火種はくすぶり続けている。それが、「サブトラック」(補助競技場)問題だ。

  • 【電機】ソニーが電池事業を売却誇りと赤字で揺れた25年

    Inside
    【電機】 ソニーが電池事業を売却 誇りと赤字で揺れた25年

    2016年8月13日号  

     ソニーが昨春まで、「経営資源を集中させて強化する」(鈴木智之副社長)と宣言していた電池事業を、来年3月をメドに電子部品の村田製作所に売却する方針を決めた。数ある事業領域の中で、中核と位置付けていたはずだった電池事業を一体なぜ今、売却するのか。理由は簡単で、赤字体質から抜け出せていないからだ。

  • 【小売り】セブン&アイが大リストラその裏に隠された二つの狙い

    Inside
    【小売り】 セブン&アイが大リストラ その裏に隠された二つの狙い

    2016年8月13日号  

    5月に経営トップが交代したセブン&アイ・ホールディングス(HD)が、構造改革を急いでいる。8月2日、傘下の百貨店、そごう・西武のリストラ策と共に、不振のカタログ通販事業のニッセンHDの完全子会社化を表明。井阪隆一・セブン&アイ社長は「100日プラン」と銘打った新たなグループ戦略を、2016年度上半期決算の場で発表する方針で、カリスマ頼みだった経営体制からの脱却をアピールしようと躍起だ。

  • 【医療】OECD統計で順位急上昇日本の医療費はやっぱり多い

    Inside
    【医療】 OECD統計で順位急上昇 日本の医療費はやっぱり多い

    2016年8月13日号  

    日本の医療費は、先進国の中では多くない。こうした常識を覆すような統計が出た。先ごろOECD(経済協力開発機構)が公表した「医療統計」で、日本の医療費(総保健医療支出)のGDP(国内総生産)に対する比率が、OECD加盟35カ国中、昨年の8位から3位へと大きく順位を上げたのだ。

  • 【通信】ソフトバンク3.3兆円買収でIoTに見いだす成長の活路

    Inside
    【通信】 ソフトバンク3.3兆円買収で IoTに見いだす成長の活路

    2016年8月6日号  

    「これから20年以内に1兆個のチップを地球上にばらまくことになる」。7月21日に行われたSoftBank World 2016の基調講演で壇上に立ったソフトバンクグループの孫正義社長がそう述べると、会場は興奮と歓喜の渦に包まれた。来るテクノロジーのパラダイムシフト、IoT(モノのインターネット)の可能性が孫社長の口から雄弁に語られたからだ。

  • 【食品】キリン苦杯でサッポロ復調も美酒に酔う者なきビール業界

    Inside
    【食品】 キリン苦杯でサッポロ復調も 美酒に酔う者なきビール業界

    2016年7月23日号  

    7月12日、ビール、発泡酒、第三のビールを合わせた「ビール類」の上半期課税出荷数量(1~6月)が発表された。大手4社のシェアを見ると、業界2位のキリンビールは前年同期比1.9%減の32.1%で過去最低。アサヒビール(39.2%)、サントリービール(16.0%)、サッポロビール(11.9%)の3社がシェアを伸ばした。

  • 【原発】仮処分の波状攻撃で原発政策は制御不能状態

    Inside
    【原発】 仮処分の波状攻撃で 原発政策は制御不能状態

    2016年7月23日号  

    原子力発電所の再稼働の行方が、ますます見通せなくなってきた。その最大の要因は司法だ。目下、四国電力の伊方原発3号機が今月下旬に再稼働する予定だが、それに反対する周辺住民が、原発周辺の地方裁判所に相次いで運転差し止めの仮処分を申請。今年3月の広島地裁を手始めに、5月末に松山地裁、今月に入って大分地裁と、現在3件の仮処分が申請されているのだ。

  • 【半導体】紆余曲折のエグジット戦略ルネサスは“独立・専業”へ

    Inside
    【半導体】 紆余曲折のエグジット戦略 ルネサスは“独立・専業”へ

    2016年7月16日号  

    「インテル、クアルコム、エヌビディアなど、世界の半導体メーカーの勝ちパターンは、独立系で半導体専業であること。われわれは、どこかのメーカーの傘下に入る道はない」6月28日に就任したルネサスエレクトロニクスの呉文精社長兼最高経営責任者(CEO)は、産業革新機構が保有するルネサス株の買収に意欲を示す日本電産をけん制した。

  • 【石油】出光創業家、突然のご乱心昭シェルとの合併に漂う暗雲

    Inside
    【石油】 出光創業家、突然のご乱心 昭シェルとの合併に漂う暗雲

    2016年7月16日号  

    昨年、経済産業省の後押しもあってようやく成就した出光興産と昭和シェル石油の合併に、思わぬ横やりが入った。6月28日に開催された出光の株主総会で、創業家が合併に反対することを表明したのだ。創業家は反対の理由を二つ挙げている。一つ目は社風の違いだ。

  • 【通信】アローラ副社長が電撃退任孫氏「10年続投」のリスク

    Inside
    【通信】 アローラ副社長が電撃退任 孫氏「10年続投」のリスク

    2016年7月2日号  

    ソフトバンクグループで副社長を務めていたニケシュ・アローラ氏が電撃退任した。アローラ氏は米グーグルの最高事業責任者を経て、2014年にソフトバンクへ入社。主に海外の投資事業をけん引し、今年に入ってからは中国・アリババグループやフィンランド・スーパーセルの株式売却で手腕を発揮していた。孫正義社長の「事実上の後継者」と目されていただけに、株主総会前日に行われた突然の退任発表は市場を騒然とさせた。

  • 【ホテル】ヒルトンに敗れたオークラリベンジ期す“お台場決戦”

    Inside
    【ホテル】 ヒルトンに敗れたオークラ リベンジ期す“お台場決戦”

    2016年7月2日号  

    外国人観光客でにぎわう東京・お台場。ゆりかもめの駅とほぼ直結する「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」は7月1日から、「グランドニッコー東京 台場」にリニューアルする。この名称、聞き覚えはないだろうか。

  • 【総合商社】伊藤忠が次に狙うタイトルは健康力ナンバーワン商社!?

    Inside
    【総合商社】 伊藤忠が次に狙うタイトルは 健康力ナンバーワン商社!?

    2016年7月2日号  

    「結果にコミットする」のフレーズでおなじみの会員制パーソナルトレーニングジム「ライザップ」。伊藤忠商事の岡藤正広社長は社長7年目続投を決めた年初から、このライザップに通い続けている。よわい66にして5キログラムの減量に成功し、血糖値や尿酸値などが改善した“結果”に気を良くしたのか、今度は全社員の健康にも“コミット”していくことを宣言した。それが6月に制定した「伊藤忠健康憲章」だ。

  • 【鉄鋼】鉄鋼生産過剰で日米に温度差日本が気を揉む中国の反発

    Inside
    【鉄鋼】 鉄鋼生産過剰で日米に温度差 日本が気を揉む中国の反発

    2016年7月2日号  

    日本の鉄鋼業界で、「中国の生産能力過剰を批判するだけでは反発を招き、かえって削減が遅れかねない」(林田英治・JFEホールディングス社長)という懸念が高まっている。5月の伊勢志摩サミットで、参加国は中国の鉄鋼生産能力削減の遅れを指摘し、是正を求めた。

  • 【電機】シャープ元首脳がJDIへホンハイの再建計画に暗雲

    Inside
    【電機】 シャープ元首脳がJDIへ ホンハイの再建計画に暗雲

    2016年6月25日号  

    日の丸液晶の競争力強化に向け、ライバル企業同士が「人的タッグ」を組むことになった。中小型液晶最大手のジャパンディスプレイ(JDI)が、シャープの液晶部門の元統括役員を、経営陣に迎え入れると発表したのだ。

  • 【製薬】増税延期で一息つく製薬業界それでも先送り時期に歯がみ

    Inside
    【製薬】 増税延期で一息つく製薬業界 それでも先送り時期に歯がみ

    2016年6月25日号  

    「薬価の連続改定が、ひとまず避けられた」。6月1日、安倍晋三首相が消費税増税の再延期を表明し、製薬各社はこぞって胸をなで下ろした。薬価の改定は通常2年に1回。西暦の偶数年に行われる。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…