記事一覧:Inside1307件
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【医療】 亀田総合病院元幹部が提訴 暴露される病院と官僚の闇
2016年10月8日号民間病院の名門である亀田総合病院(千葉県)を2015年9月に懲戒解雇された元副院長の小松秀樹医師が今年9月、同病院などを展開する亀田グループの経営者2人、さらに厚生労働省と千葉県の職員2人を相手取り、二つの民事訴訟を起こした。闇に葬り去られるとみられていた、解雇の舞台裏にある真実を明らかにしようというのだ。
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【自動車】 ホンダ・トヨタvsスポンサー タカタ再生手法を巡る攻防
2016年10月8日号エアバッグのリコール(回収・無償修理)問題で経営危機に陥っているタカタのスポンサー選定が大詰めを迎えている。9月下旬に締め切られた入札には、化学品メーカーのダイセルと米ファンドのベインキャピタル連合、米ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)、スウェーデンのエアバッグ大手オートリブなど5陣営が名乗りを上げた。
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【繊維】 帝人が高額買収で本腰入れる 1次サプライヤー化の勝算
2016年10月8日号「だからずっと言ってきたじゃないですか、ティア1になるって」(帝人役員)強くて軽い炭素繊維などを使った高機能複合材料を成長の柱に据える繊維大手の帝人が、9月13日、同社として過去最大の買収に乗り出すと発表した。8億2500万ドル(約840億円)をつぎ込む相手先として選んだのは、米国のコンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(CSP)社。
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【レジャー】 メガソーラー大バブル終焉 窮地に陥るゴルフ場の悲鳴
2016年10月8日号リオデジャネイロ五輪で112年ぶりに五輪競技復活を果たしたゴルフだが、国内市場は縮小の一途。その厳しい現状を象徴するのが、2012年の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」開始以降に広がったゴルフ場のメガソーラー化だ。
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【小売り】 ローソン子会社化で見えた 三菱商事の“川下”戦略転換
2016年10月1日号三菱商事はローソン株33.4%を持つ筆頭株主だが、来年1月をめどに総額1440億円を投じて株式公開買い付け(TOB)を実施し、保有比率を50%超へと引き上げる。こうした巨額投資の布石は、今年3月に開かれたローソンの社長交代の記者会見にあった。
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【航空】 新聞広告や賃上げでも解消しないパイロット不足
2016年10月1日号「機長・副操縦士 募集中!!」。8月下旬、新聞の求人欄にパイロットを募集する広告が躍った。広告主は、LCCのジェットスター・ジャパン。「現状は何とか足りているが、将来の規模拡大に備えて、早めに唾を付けておきたい。一人でも多く採用したい」(ジェットスター幹部)と本音をのぞかせる。
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【外食】 五輪ブラジル、すき家も“銀” 国内牛丼立地はギューギュー
2016年9月24日号「ゴストーゾ(うまい)! これが日本ではやりの食べ物か」──。日本でも大いに沸いた五輪会場のリオデジャネイロから西へ約350キロメートル。南米最大の都市サンパウロ近郊で花卉農園を営む日系1世、藤原利貞さんは牛丼に舌鼓を打った。
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【地方】 文化庁誘致は成功したものの ただで終わらない京都の苦悩
2016年9月24日号東京一極集中の是正を狙った「地方創生」の一環である中央省庁の地方移転計画。今年3月、文化庁の京都移転が正式に決定した。京都にとって文化庁誘致は、「30年来の悲願」(京都市京都創生担当)。これまで、元京都大学名誉教授の河合隼雄氏が文化庁長官を務めていた2002年、分室を京都市に開設するなど、長年の熱心な誘致活動が実を結んだ形だ。
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【銀行】 保険手数料の開示迫る金融庁 真の標的は「銀行にあらず」
2016年9月24日号銀行業界は今、空前の“情報開示ラッシュ”だ。8月下旬以降、一部の生命保険の販売手数料を開示するという銀行が相次いでいる。3メガバンクなどの大手行に加えて、一部の大手地方銀行や第二地銀も10月からの開示を表明。現在検討中の銀行も多数あり、開示ラッシュは今後も続くとみられる。
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【化学】 住友化学が苦節20年で狙う リチウム電池部材事業化の夢
2016年9月24日号合従連衡が進むはずだ──。1年半ほど前から、化学業界の幹部がリチウムイオン電池の部材分野について異口同音に予見していたことが、着実に現実のものとなっている。
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【財政】 「9年ぶり」は実現困難? 個人向け国債が急減速
2016年9月17日号9年ぶりの水準まで人気復活のはずが……。財務省は個人向け国債の販売増大を狙うが、そう簡単にはいかないようだ。国は個人向け国債の安全性を売りにしてきた。何しろ、固定3年物と5年物、変動10年物の3種類あり、1万円から購入が可能なのだが、償還時は当然のこと、中途換金時にも元本が保証されている。
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【中東】 サウジで一点突破の全面展開 関西ペイントの中東攻略作戦
2016年9月17日号自動車用塗料で国内1位の関西ペイントは、巨大な市場である石油などの“エネルギー”の世界に関与し始めた。どうにも畑違いの動きのように見えるが、本気度を示す海外M&Aが立て続けに起きた。
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【電機】 シャープから秋波を送られた 液晶JDIの資金繰りの真相
2016年9月17日号「日の丸連合をつくって、韓国・中国勢に対抗していくべきだ」8月末。シャープの戴正呉(たい・せいご)社長から、次世代パネルの有機ELの開発で連携を呼び掛けられた、中小型液晶最大手のジャパンディスプレイ(JDI)。その日、呼び掛けを報道で知ったというJDIの首脳は「今さらこんなこと言っているみたいですね、と記事を見て社内で笑ってましたよ」と余裕の表情だった。
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【航空機】 5度目の納期遅延も視野に トラブル続きのMRJの試練
2016年9月10日号三菱重工業傘下の三菱航空機が手掛ける「三菱リージョナルジェット(MRJ)」が8月下旬、米国へ飛び立ったが、機器のトラブルにより、2日連続で途中で引き返した。
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【建設】 羽田で不正工事の東亜建設 大手ゼネコンによる救済論も
2016年9月10日号「2017年3月期の業績予想は、当社が施工不良、データ改ざんおよび虚偽報告を行った一連の問題により、現時点では算出が困難」──。海洋土木大手の東亜建設工業は、今年6月に発表した16年3月期決算に続き、17年3月期第1四半期決算でも通期の見通しを立てられず、視界不良の経営が続いている。
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【自動車】 新型NSXがついに日本上陸 真の狙いはアキュラてこ入れ
2016年9月10日号ホンダの“夢”がついに復活する──。かつて国産初のスーパーカーとして一世を風靡したNSXが、約10年の時を経て、日本市場に再登場した。技術の粋を集めて、米オハイオ州の専用工場で100人ほどの少数精鋭の熟練工が造り込む同車の価格は2370万円。現行日本車の最高値に、ホンダの本気が見て取れる。
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【通信】 “老舗”日本通信の撤退で加速するMVNO業界再編
2016年9月3日号日本通信は8月18日、同社が展開する個人向けSIM事業でU-NEXTと「協業」することを発表した。これまで日本通信がMVNO(仮想移動体通信事業者)として提供してきた通信サービスはU-NEXTに引き継がれ、日本通信は今後MVNE(仮想移動体サービス提供者)としてMVNOに回線を提供するなどの“卸”事業に集中する。
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【石油】 ガソリン流通改革が大詰め 鍵握る指標会社は米社優勢
2016年9月3日号市場が不透明だとして経済産業省が進めてきた、ガソリンや灯油といった石油製品の流通市場改革で、大きな動きがあった。改革の最大の要は、石油元売り企業と中間業者である商社などが取引する際の卸価格に、市場原理を持ち込むことだった。
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【日用品】 ライオンが8年ぶり新商品 ボディソープで狙う三つ巴
2016年9月3日号日用品大手のライオンが9月28日、ボディソープ市場へ実に8年ぶりとなる新たな大型ブランドを投入する。同社幹部によると「参入障壁が低く、コストパフォーマンスが良い市場を狙う」ものだ。
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【電機】 シャープ買収で問われる 台湾・鴻海のブランド戦略
2016年9月3日号「皆さんは大きな変化に直面し、戸惑いや不安を感じられているかもしれません」。台湾・鴻海精密工業(ホンハイ)の副総裁で、シャープの社長に新たに就任した戴正呉(たい・せいご)氏。鴻海によるシャープの買収完了後、トップとして初めて社員に向けて送ったメッセージには、日本人社員の心情に配慮した文言が随所にちりばめられていた。