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  • 【製薬】排卵日検査薬の市販化に「妊活」女性らが熱視線

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    【製薬】 排卵日検査薬の市販化に「妊活」女性らが熱視線

    2017年2月4日号  

    武田薬品工業、ロート製薬が昨年12月、女性が妊娠しやすいとされる排卵日の予測検査薬のスイッチOTC医薬品(第1類医薬品)を相次ぎ発売し、妊娠を望む女性らの注目を集めている。妊娠したかどうかを自宅で簡単にチェックできる妊娠検査薬以来、検査薬として二十数年ぶりの医療用からのOTC化だ。

  • 【航空】MRJが5度目の納期延期で三菱重工が抱く淡い期待

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    【航空】 MRJが5度目の納期延期で三菱重工が抱く淡い期待

    2017年2月4日号  

    三菱重工業は1月23日、三菱リージョナルジェット(MRJ)の初号機納入時期が2018年半ばから20年半ばに遅れると発表した。パイロットが握る操縦かんの動きを可動翼に伝える電気系統のシステムを見直すために、設計や飛行試験のやり直しが必要になった。

  • 【自動車】“苦肉の策”でシビック復活ホンダの日本てこ入れ戦略

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    【自動車】 “苦肉の策”でシビック復活 ホンダの日本てこ入れ戦略

    2017年1月28日号  

    「ホンダらしさを具現化したこの『シビック』で、ブランドをもっと輝かせたい」。寺谷公良・ホンダ執行役員は、新型シビックの日本市場への投入にそう意気込みを見せた。ホンダは、今夏、新型シビックを日本市場に投入する。1972年に発売されたシビックは、言わずと知れたホンダの大ヒットブランド。

  • 【ゲーム】背水の任天堂「スイッチ」にじむWiiU惨敗の教訓

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    【ゲーム】 背水の任天堂「スイッチ」 にじむWiiU惨敗の教訓

    2017年1月28日号  

    WiiUの反省は生きるのか──。任天堂が1月13日に開催した新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の発表会の会場で、同社幹部は「サードパーティー(外部のソフトメーカー)との関係は特に大事」と漏らした。

  • 【商社】CITICのマック買収に透ける中国と伊藤忠の思惑

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    【商社】 CITICのマック買収に透ける中国と伊藤忠の思惑

    2017年1月28日号  

    「CITICが中国政府のプレッシャーを受けて、重い腰を上げ始めた」中国の国有複合企業、中国中信集団(CITIC)と資本提携関係にある伊藤忠商事の幹部から昨年夏以降、こんな言葉が漏れ聞こえるようになった。

  • 【商社】鈴木商店の栄華から100年双日がルーツにこだわる理由

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    【商社】 鈴木商店の栄華から100年 双日がルーツにこだわる理由

    2017年1月21日号  

    昨年12月、東京都千代田区の双日本社ビルに、あるコーナーが開設された。そこには双日ゆかりの人物らの彫像が並ぶ。第1次世界大戦期に財閥系を圧倒し、“日本一の総合商社”に上り詰めた鈴木商店の女主人・鈴木よね、よねを支えた“大番頭”の金子直吉、鈴木商店破綻後に日商を設立した元ロンドン支店長の高畑誠一、その日商と合併した岩井商店の創業者・岩井勝次郎──。

  • 【防衛】豪潜水艦の失敗を引きずる「第2戦」NZ武器輸出の行方

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    【防衛】 豪潜水艦の失敗を引きずる「第2戦」NZ武器輸出の行方

    2017年1月21日号  

    政府は海上自衛隊のP-1哨戒機の輸出に向けて、ニュージーランド(NZ)政府と協議を始めた。P-1とは、国産初のジェット哨戒機のことで、川崎重工業が製造、海上自衛隊が運用している。海上を飛行し、他国の潜水艦を探知するのが主な役目だ。

  • 【外食】ファミレスが24時間廃止へ携帯が破壊した深夜帯営業

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    【外食】 ファミレスが24時間廃止へ 携帯が破壊した深夜帯営業

    2017年1月21日号  

    深夜2時。東京都府中市にあるロイヤルホスト府中東店では、約30卓あるテーブル席に客がわずか2組しかおらず、店内は静まり返っていた。ここは大手ファミリーレストランチェーンである「ロイヤルホスト」の店舗の中で、唯一24時間営業を継続している。しかし、1月末で深夜営業を終了する予定。これにてロイヤルホストは全223店舗が24時間営業の幕を閉じる。

  • 【製薬】武田が6200億円で買収ウェバー改革は吉と出るか

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    【製薬】 武田が6200億円で買収 ウェバー改革は吉と出るか

    2017年1月21日号  

    薬の公定価格である薬価の引き下げ議論などで混沌とする製薬業界で、クリストフ・ウェバー社長CEO率いる国内製薬最大手の武田薬品工業が年明け早々に動いた。9日、がん領域で強みを持つ米製薬ベンチャーのアリアドを約54億ドル(約6200億円)で買収すると発表したのだ。

  • 【自動車】トランプの米国回帰に翻弄日系自動車、生産修正に現実味

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    【自動車】 トランプの米国回帰に翻弄 日系自動車、生産修正に現実味

    2017年1月21日号  

    「米国外に工場をつくる企業には高い国境税をかける。(オバマ政権の)通商協定は完全な失敗だ」。1月11日、トランプ次期米大統領は当選後の初会見を開き、米国への国内生産回帰による雇用創出、通商政策見直しの方針を主張した。

  • 【銀行】三重銀・第三銀が統合交渉地銀「県内合併元年」の号砲

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    【銀行】 三重銀・第三銀が統合交渉 地銀「県内合併元年」の号砲

    2017年1月21日号  

    銀行の「県内合併元年」と呼ぶにふさわしい幕開けとなった。新年が明けて間もない1月5日、三重県の地方銀行同士である三重銀行と第三銀行が経営統合に向けて交渉中であることが明らかになったのだ。

  • 【働き方】肩透かし案に産業界は安堵「同一労働同一賃金」の前途多難

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    【働き方】 肩透かし案に産業界は安堵 「同一労働同一賃金」の前途多難

    2017年1月14日号  

    ある大手メーカーの人事担当幹部は、ほっと胸をなで下ろした。昨年12月末、安倍政権が進める働き方改革の“一丁目一番地”とされる「同一労働同一賃金」のガイドライン案の詳細が明らかになり、産業界は最悪の事態を回避できたことに安堵している。

  • 【M&A】30年越しで鬼門の改革に着手旭硝子がバイオ医薬品で勝負

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    【M&A】 30年越しで鬼門の改革に着手 旭硝子がバイオ医薬品で勝負

    2017年1月14日号  

    昨年12月20日、世界一の総合ガラスメーカー・旭硝子は、約600億円を投じて、デンマークのCMCバイオロジックス社(バイオ医薬品開発製造受託企業)を買収した。過去3番目の規模となる大型案件だ。

  • 【市場】大発会は21年ぶりの株高に今年も「申酉騒ぐ」年になるか

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    【市場】 大発会は21年ぶりの株高に 今年も「申酉騒ぐ」年になるか

    2017年1月14日号  

    株式市場には、乱高下を意味する「申酉(さるとり)騒ぐ」という“格言”がある。今年の1月4日の大発会では、日経平均株価が2016年末比479円高の1万9594円となった。大発会としては1996年に付けた749円高に次ぐ上げ幅だ。

  • 【ガス】火蓋切られた“光熱費”争奪戦価格競争でガス劣勢の公算大

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    【ガス】 火蓋切られた“光熱費”争奪戦 価格競争でガス劣勢の公算大

    2017年1月14日号  

    4月の家庭向け都市ガス市場完全自由化で本格化する、“光熱費”争奪戦の火ぶたが切られた。家庭で消費されるガスのうち、規制が残っている都市部でガス導管によって供給される家庭向け都市ガス市場が4月以降自由化される。そこで勃発するのが、“光熱費”争奪戦ともいえる、家庭向けエネルギー市場の奪い合いだ。

  • 【M&A】欧州市場進出はロシアに照準関西ペイントの地政学的買収

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    【M&A】 欧州市場進出はロシアに照準 関西ペイントの地政学的買収

    2016年12月24日号  

    関西に地盤を置く、自動車用塗料で国内首位の関西ペイントは、海外M&A攻勢に余念がない。12月6日には、オーストリアのヘリオス・グループを過去最大の約700億円を投じて買収し、西洋塗料発祥の地・欧州市場への橋頭堡を築いた。

  • 【石油】膠着続く出光・昭シェル統合迫られる“海賊”からの自立

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    【石油】 膠着続く出光・昭シェル統合 迫られる“海賊”からの自立

    2016年12月24日号  

    出光創業家のわがままが、メジャーの世界戦略がきっかけで寄り切られることになるのか。経営統合に合意している石油元売り大手の出光興産と昭和シェル石油だが、出光創業家の反対で事態は混迷。出光経営陣は膠着状態を打開すべく創業家の説得を続けているが、2016年7月以来、話し合いのテーブルにさえ着けていない。出光経営陣は打つ手がなく、にらみ合いが続いている。

  • 【米国】12月のFOMCで利上げへ来年以降は年2回のペースか

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    【米国】 12月のFOMCで利上げへ 来年以降は年2回のペースか

    2016年12月17日号  

    米連邦準備制度理事会(FRB)は、12月13~14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で1年ぶりの利上げを決定する──。これが市場関係者の間のコンセンサスだ。11月の雇用統計で失業率が4.6%と9年ぶりの水準にまで改善したことも利上げ観測を後押ししている。

  • 【小売り】ニトリがついに新宿へ進出大都市攻略の標的は主要駅

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    【小売り】 ニトリがついに新宿へ進出 大都市攻略の標的は主要駅

    2016年12月17日号  

    家具大手のニトリホールディングス(HD)が、これまで“空白地帯”だった大都市への出店を加速させている。百貨店など好立地だが苦戦が続く商業施設へのテナント出店に軸足を移し、客層拡大を狙っているのだ。

  • 【市場】OPECの減産で円安株高も今なおくすぶる反転リスク

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    【市場】 OPECの減産で円安株高も 今なおくすぶる反転リスク

    2016年12月10日号  

    市場関係者にとってはうれしいサプライズだったに違いない。OPEC(石油輸出国機構)は11月30日の総会で、2008年12月以来の減産を決めた。12月1日の午前中、円の対ドルレートは1ドル=114円台となり、日経平均株価は前日比400円を超える上昇を見せた。

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記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…