記事一覧:財務で会社を読む157

  • 九州旅客鉄道(JR九州)

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    九州旅客鉄道(JR九州)

    2016年11月26日号  

    10月に上場したJR九州。今期518億円の営業利益を見込み、まずまずの収益力に見えるが、5200億円に上る減損処理によって捻出されたものだった。本業である鉄道事業の稼ぐ力は弱いままだ。

  • 三菱電機

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    三菱電機

    2016年11月19日号  

    リーマンショック後にあっても電機大手で唯一黒字を計上した構造改革の優等生、三菱電機の収益力の強さがあらためて際立っている。課題は過去最高水準に積み上がった手元資金の有効活用だ。

  • 神戸製鋼所

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    神戸製鋼所

    2016年11月12日号  

    中国経済の減速が神戸製鋼所を直撃している。同社は鉄鋼や建機の事業規模が最大手より小さく、コストが割高になりがち。高付加価値路線に活路を見いだすが、技術力で生き残れるか正念場を迎えている。

  • 富士通

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    富士通

    2016年11月5日号  

    同業他社がノンコア事業の切り離しなどに動く中、一人“不動”であり続けた富士通が、ついに動いた。10年来の懸案である事業構造改革は果たしてうまくいくのか。

  • 三井不動産

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    三井不動産

    2016年10月29日号  

    3000億円超の大規模公募増資から2年。業績は最高益を更新し、国内外で着々と開発を続けている。証券市場で期待された新たなビジネスには結果として関与せず、ひたすら既存の事業を拡大している。

  • アップル

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    アップル

    2016年10月22日号  

    スマートフォンという新たな製品分野を開拓してから来年で10年。iPhone頼みの成長神話が崩れ始めた今、アップルは物語を紡ぐ新たな収益の柱を果たして見つけることができるか。

  • 旭硝子

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    旭硝子

    2016年10月15日号  

    過去数年、連結売上高で世界一の総合ガラスメーカー・旭硝子は、財務内容の改善に取り組んできた。ようやく、2015年度から業績を反転させたが、成長の継続性という点では“意外な悩み”を抱えている。 

  • 三井住友フィナンシャルグループ

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    三井住友フィナンシャルグループ

    2016年10月8日号  

    3メガバンクグループの中で、規模では劣りながらも収益性や効率性の高さを誇ってきたのが、三井住友フィナンシャルグループだ。しかし今、彼らはその地位を維持できるかどうかの岐路に立つ。

  • ユニ・チャーム

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    ユニ・チャーム

    2016年10月1日号  

    紙おむつや生理用品など「不織布・吸収体」製品を武器に、世界を席巻してきた日用品国内大手、ユニ・チャーム。破竹の勢いで急成長を遂げたが、ここにきて不安材料も出ている。

  • 丸紅

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    丸紅

    2016年9月24日号  

    丸紅が再浮上へ正念場を迎えている。ここ数年間の積極投資が裏目に出て財務が悪化し、立て直しが急務となっている。今後3年間で財務体質の抜本改善に注力する。

  • KDDI

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    KDDI

    2016年9月17日号  

    厳しい競争環境の中、増収増益を達成し絶好調のKDDI。だが足元の通信事業環境は決して楽観視できるものではない。今後も継続して成長を達成できるか、鍵を握るのは「au経済圏」の拡大だ。

  • 日本マクドナルドホールディングス

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    日本マクドナルドホールディングス

    2016年9月10日号  

    3年ぶりに黒字化の兆しが見え始めた日本マクドナルドホールディングス。「ポケモンGO」効果にも沸くその裏で、現場スタッフの表情はさえない。

  • イオン

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    イオン

    2016年9月3日号  

    2015年度の営業収益が初めて8兆円を超えた流通大手のイオン。ただ、稼ぎ頭は金融と不動産という状況は変わらず、苦戦が続く本業のGMSの改革は道半ばだ。

  • トクヤマ

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    トクヤマ

    2016年8月27日号  

    半導体向け多結晶シリコンやソーダ灰などで堅調に利益を伸ばしていた老舗化学メーカーのトクヤマ。しかし、2009年に決定したマレーシアの大型投資で運命が狂った。同社は何を見誤ったのか。

  • 出光興産

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    出光興産

    2016年8月13日号  

    創業家の反対で、昭和シェル石油との合併に黄信号がともった出光興産。だが市場環境を見れば、合併以外に生き残る道はない。会社は創業家を振り切り、前進するしかない状況だ。

  • 商船三井

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    商船三井

    2016年8月6日号  

    海運不況に沈みつつも、経常利益を見れば、まずまずの収益を確保している商船三井。ところが、営業利益はわずか23億円しか出ておらず、為替差益によって経常利益を押し上げていた。

  • 川崎重工業

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    川崎重工業

    2016年7月30日号  

    川崎重工業は今後10年で売上高と営業利益率を共に1.5倍の水準まで引き上げる。この目標を実現するには“縦割り”の企業風土を打破して、部門横断のシナジーを生むことが欠かせない。

  • 東芝

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    東芝

    2016年7月23日号  

    不正会計問題を経て、経営再建中の東芝。巨額赤字で自己資本が大幅に毀損し、事業の柱に位置付けた半導体や原子力事業の先行きには不透明要素もある。依然として静かな危機は続いている。

  • ヒューリック

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    ヒューリック

    2016年7月16日号  

    旧富士銀行の支店ビルなどの資産を引き継いだことで、異例の高成長を実現してきたヒューリック。今では銀行グループのくびきを離れ、公募増資と物件取得でさらなる拡大を目指す。

  • 華為技術(ファーウェイ)

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    華為技術(ファーウェイ)

    2016年7月9日号  

    通信機器業界で、世界三大企業に数えられるまでに成長した中国・華為技術(ファーウェイ)。潤沢なキャッシュを元手に多額の開発投資を続け、“政治リスク”という事業の阻害要因も顕在化し始めた。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…