記事一覧:財務で会社を読む157

  • 太平洋セメント

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    太平洋セメント

    2016年7月2日号  

    構造不況業種とされるセメント業界は、1990年のピーク時と比べて需要が半分以下になった。国内首位の太平洋セメントは、大規模リストラで財務体質の質的転換を図るも、まだ次の“大波”に乗れていない。

  • みずほフィナンシャルグループ

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    みずほフィナンシャルグループ

    2016年6月25日号  

    5月13日、みずほフィナンシャルグループは新たな中期経営計画を発表。当初の構想ではあまり強く打ち出すつもりがなかった、財務体質の強靭化を重要戦略に掲げた。その理由を財務データから読み解く。

  • コーセー

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    コーセー

    2016年6月18日号  

    5年前までどん底にあった化粧品国内大手コーセーが、V字回復を果たした。伸び悩む2トップを圧倒的な収益力で猛追。営業利益で業界序列を覆す下克上に挑む。

  • 伊藤忠商事

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    伊藤忠商事

    2016年6月11日号  

    商社業界で初の純利益トップに立った伊藤忠商事。2016年度の連覇を見据え、財務体質の強化を着々と進める。一方、収益基盤拡大の鍵を握るのが、中国市場への攻め口だ。

  • ゼンショーホールディングス

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    ゼンショーホールディングス

    2016年6月4日号  

    一昨年、すき家で人員不足問題が勃発したゼンショーホールディングス。深夜営業の再開には一定のめどが付き、業績は回復基調だ。2018年度にROE10%超えを目指すが、海外での苦戦など課題も抱える。

  • ローソン

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    ローソン

    2016年5月28日号  

    コンビニエンスストア業界で長らく2位だったローソンが、ファミリーマートの統合により3位に転落する。本業も伸び悩みを見せる中、「質」への投資による巻き返しを狙うが、大きな課題も横たわる。

  • オリエンタルランド

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    オリエンタルランド

    2016年5月21日号  

    東京ディズニーリゾートの再開発がいよいよ動きだす。オリエンタルランドは4月末、満を持して計画を発表。株式市場は好意的に受け止めた。だが、計画は1度、見直されていた。その背景に何があったのか。

  • 三菱ケミカルホールディングス

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    三菱ケミカルホールディングス

    2016年5月14日号  

    競争力の低下した汎用化学品をリストラしながらも、大型買収を繰り返し、世界に伍する規模を手にした三菱ケミカルホールディングス。その多角化モデルは、安定的かつ効率的に稼ぐ収益力を問われている。

  • JXホールディングス

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    JXホールディングス

    2016年4月30日号  

    2017年4月に東燃ゼネラル石油と経営統合するJXホールディングス。国内ガソリン事業が縮小するため、海外へ活路を見いだしているが、その前に低収益体質から脱するための、大規模な構造改革が必須だ。

  • アステラス製薬

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    アステラス製薬

    2016年4月23日号  

    主力製品の特許が切れ、崖から滑り落ちるように業績が悪化する「パテントクリフ」から這い上がったアステラス製薬は業界の優等生と評される。その優等生に第二の崖が迫り、再編待望論が浮上している。

  • 日本マクドナルドホールディングス

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    日本マクドナルドホールディングス

    2016年4月16日号  

    2014年の鶏肉の消費期限切れ問題で崖っぷちに立たされたマクドナルド。今年に入ってようやく既存店売上高が回復しつつあるが、食材費率の高止まりと人材の不足という構造的な問題は抱えたままだ。

  • 東日本旅客鉄道(JR東日本)

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    東日本旅客鉄道(JR東日本)

    2016年4月9日号  

    鉄道会社といえば、乗客を運ぶ鉄道事業や、旅行事業などが本業。しかし、国内最大の鉄道会社JR東日本は、中堅の百貨店に匹敵するほどまでに流通事業を拡大させている。

  • 住友金属鉱山

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    住友金属鉱山

    2016年4月2日号  

    住友金属鉱山は、2016年3月期に14年ぶりの経常赤字に転落する。チリ銅鉱山の減損処理が響いたためだ。そして、この逆風下で、新たに米銅鉱山への投資を決めた。果たして、勝算はあるのか。

  • 森ビル

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    森ビル

    2016年3月26日号  

    高層ビルと地下空間の一体的な開発で独自性を発揮する森ビル。大型再開発のための巨額の有利子負債は、優良物件の賃貸と売却による高利益率が支えている。そのビジネスモデルを分解してみよう。

  • ソニー

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    ソニー

    2016年3月19日号  

    2016年3月期に1400億円の連結最終黒字を見込むソニー。一部で復活の兆しと持ち上げる向きもあるが、足元ではデバイス事業が急速に悪化し、収益構造には依然として脆さが見え隠れする。

  • TOTO

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    TOTO

    2016年3月12日号  

    2009年3月期の大赤字から一転、大規模構造改革により財務内容を劇的に改善させたTOTO。海外事業もおおむね好調で18年3月期の創業100周年に向けて着実に歩を進めるが、むろん死角もある。

  • 花王

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    花王

    2016年3月5日号  

    日用品の国内最大手、花王が絶好調だ。各社がその向上に心血を注ぐ効率性指標ROE(自己資本利益率)は、収益力を武器に世界最大手を射程内に捉えた。一方、まだ弱点も残されている。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…