家計対策として機運が高まる
生命保険の見直し
事実、保険の見直し機運は高まっている。
ホロスプランニングが、45~65歳で世帯年収600万円以上の男女を対象に行ったインターネット調査によれば、消費増税を受けて現在検討している対策を聞いたところ、男女共に「生命保険を見直す」がランクインしている(下のグラフ参照)。
「負担の増加により、将来不安を感じている人が増えている。教育費などは削れないため、保険が対象の一つになっている」とホロスプランニングの堀井計会長は分析する。
とはいえ、見直す際には注意が必要。毎月支払う保険料をはじめ、保障の内容や厚さなど、保険に求めているものや適しているものがそれぞれ違うからだ。
だが、折しも注目が高い医療保険は、昨年あたりから生命保険各社が主力商品をいっせいにチェンジ。詳細は後述するが、保険料の引き下げのみならず、ニーズに応じた保障がこれまで以上
に多く取りそろえられるなど、商品の選択肢に幅ができている。
そういう意味では、消費増税をはじめとする〝大負担時代〟を乗り切るため、今こそ保険を見直すベストタイミングといえる。
住宅費や教育費は削りにくく
家計対策は保険のリストラがベスト
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これ一冊があれば、保険の見直しは万全です。是非、ご覧ください。
(『週刊ダイヤモンド』副編集長 田島靖久)