いよいよパリCOP21開催! 異常気象「常態化」の危機

『週刊ダイヤモンド』12月5日号の第1特集は、「暴れる地球〜気候変動の脅威〜」です。

 いよいよ11月30日から、パリでCOP21(気候変動枠組み条約第21回締約国会議)が開催されます。COPとは、温暖化対策を決める国際会議のことを言います。

 今回のCOPは、1997年の京都議定書以来となる、「国際的な枠組み」を決める重要なイベントになります。

 パリでは痛ましいテロが発生したばかりですが、それでも、日本の安倍晋三首相、米オバマ大統領や中国の習近平国家主席など主要国首脳たちが相次いで参加を決めました。

 環境へのボルテージが上がるこのタイミングで、気候変動の脅威をお伝えしたく、今回の特集を組みました。

 スーパー台風、ゲリラ豪雨、関東での大雪──。近年、日本では、「30年に1回」のはずだった異常気象が多発しています。特集では、人気と実力を兼ね備えた3人の気象キャスター(森田正光さん、天達武史さん、井田寛子さん)に、異常気象のイロハをわかりやすく解説してもらいました。

 リスクはチャンスとは良くいったもので、産業界では気候変動が将来の「飯の種」になるとして、多くの企業がチャンスをものにしようと動きはじめています。誌面では、商機を狙う50社リストをまとめました。

 その他、衝撃グラビア「カメラが捉えた地球暴走の瞬間」や、「日本の主要13都市の災害リスクランキング」、「原発が救世主として浮かびあがったワケ」など、コンテンツ満載です。

 もはや、気候変動は、遠い世界で起きている現象ではありません。われわれに迫っている本当の脅威を感じていただきたいと思います。