『週刊ダイヤモンド』1月10日号の巻頭特集は「今年こそ!お金を学ぶ 賢く 貯める 殖やす 備える 使う」です。お金に対する基本哲学や、今さら誰にも聞けない経済の構造などについて、わかりやすく解説しています。
なぜ、年初にこのような特集を企画したのかといいますと、2015年は、社会・経済の潮目となる年になりそうだからです。
円安傾向は定着しつつありますし、デフレからインフレへの転換、さらには、バブルの到来を予測する専門家もいます。
そんな、時代にお金に無頓着でいることはできないのです。あるいは、今までと同じ姿勢でお金に対峙していると、痛い目に遭う可能性があるのです。
そこで、特集では今がどういう時期なのか、なぜ、お金に対する考えが重要になるのかを説明したうえで、具体的な方法も開示しています。
そもそもお金とは何なのかを、物々交換の時代にまでさかのぼって、歴史的背景から解説しています。また、為替レートはどうやって決まるのか、金利の本質とは、などをわかりやすく、大きな図とともに解説しています。また、今さら誰にも聞けない「日銀の役割ってなんなの?」という疑問にも、こちらも大きな図とともに、答えています。
そうした基本だけではありません。「貯める・殖やす」についても、わかりやすく説明しています。通常の週刊ダイヤモンドでは投資の中級者向けに、具体的な銘柄などを紹介するような特集が多いですが、今回は、それ以前に「リスクとは何か」、「株で儲けるとはどういうことか」、「分散投資の必要性」など、投資に入る前の準備段階として必要な考え方も丁寧に解説しました。さらに、投資をしつつ、経済、政治について学ぶ方法も開陳しています。
そして、なにより重要な長期の生活設計、家計術についても、根本的な考えを提示しています。今後は、平均よりも高い年収をもらっていても、不動産や自動車、教育費など普通の出費をしていても、破綻するリスクがあるといわれています。そのため、3万件以上の家計を診断してきた、有名ファイナンシャルプランナーに家計に対する考え方、人生設計を指南してもらっています。
最後に。旅行、外食、スマホ、服装、薬など、その裏にある業界の事情、カラクリを学ぶことで、安く良いものを手にいれる方法も、満載です。このあたりは、普段の週刊ダイヤモンドの投資やお金の特集とは一味違う点です。単なる節約術ではなく、業界のニュースも学べます。
つまり、こういうことです。「時代が転換する中で持つべきお金の考え方を明示し、賢く貯めて殖やして、長期の人生設計を立て、日常の出費も安くおさえる」。これが今回の特集の目的です。
お金を守り、殖やす準備はできていますか!?ぜひ、ご一読ください。