記事一覧:US Report28

  • 次期FRB議長の資質に疑問符”官僚答弁”に終始した公聴会

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    次期FRB議長の資質に疑問符 ”官僚答弁”に終始した公聴会

    2013年11月15日

    ゆっくりと丁寧に話す様子は、さながら”官僚答弁”のようだった。11月15日深夜0時(米東部時間14日10時)。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長と目されるジャネット・イエレン副議長(67)が、いよいよ米上院銀行委員会の公聴会に臨んだ。

  • 景気重視から格差是正に舵を切るニューヨーク新市長の脱ビジネス路線

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    景気重視から格差是正に舵を切る ニューヨーク新市長の脱ビジネス路線

    2013年11月8日

    11月5日(米国時間)に行われたニューヨーク市長選で、民主党候補のビル・デブラシオ氏が当選を決めた。来年1月1日、現職マイケル・ブルームバーグ氏に代わって新市長に就任する。ニューヨークの顔ともいえる市長が代わるのは、12年ぶり。「親ビジネス」を柱とした景気重視型のブルームバーグ路線とは一線を画し、格差是正を前面に押し出した選挙公約で市民の支持を集めた。デブラシオ氏とは、どんな人物なのであろうか。

  • ハロウィンからバレンタインへ危機先送り瀬戸際続きの米財政問題に奇妙な慣れ

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    ハロウィンからバレンタインへ危機先送り 瀬戸際続きの米財政問題に奇妙な慣れ

    2013年11月5日

    10月16日深夜、米上下両院は債務上限の引き上げと政府閉鎖解除に関する法案を可決した。財務省は「資金繰りの緊急措置が効果を持つのは17日まで」と警告しており、その期限ギリギリで米国債のデフォルトは回避された。

  • 米国経済は本当に回復しているのか「消費」「新興国」のエンジン役に灯る黄信号

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    米国経済は本当に回復しているのか 「消費」「新興国」のエンジン役に灯る黄信号

    2013年8月21日

    リーマン危機から約5年が経過し、米経済に本格回復の兆しが出ている。雇用や住宅関連の指標が相次いで底入れを示唆。米連邦準備制度理事会(FRB)が、最短では9月に量的金融緩和縮小に踏み切るとの観測も出る。米国経済の実態はどうなっているのだろうか。

  • 【寄稿】Adventures in Fed Communications

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    【寄稿】 Adventures in Fed Communications

    2013年8月19日

    株式市場が乱高下を見せているのは、いわゆる“QE3(量的緩和第3弾)”の先行きを巡り、連邦準備制度理事会(FRB)がメッセージの発信に四苦八苦しているからだ。FRBの右往左往ぶりと、その背景について、FRBウォッチャーとして金融市場のプロの間で評価の高いライトソンICAP社のルー・クランドル氏が分析する。

  • 差し押さえの放置物件が街の治安を破壊今なお深いリーマンショックの爪痕

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    差し押さえの放置物件が街の治安を破壊 今なお深いリーマンショックの爪痕

    2013年5月29日

    2008年9月のリーマンショックから5年、失業率や住宅着工件数などの指標に明るさが見え始め、米国経済は回復に向かっているように見える。しかし、リーマンショックの爪痕はいまだにあちこちに残されており、米国社会に影を落としている。「フォークロージャー」と呼ばれる銀行によって差し押さえられた物件もその一つだ。住む人がいなくなり放置された空き家は荒れ果て、周辺の治安を悪化させ住民を不安に陥れている。フォークロージャーが集中するロサンゼルス南部の地域を取材した。

  • ”決定打”もなしで1ドル100円台突破世界の金融緩和競争がドル押し上げ

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    ”決定打”もなしで1ドル100円台突破 世界の金融緩和競争がドル押し上げ

    2013年5月11日

    9日のニューヨーク為替市場はドルが全面高の展開となり、ドル/円は2009年4月以来約4年ぶりに1ドル100円の大台を回復した。10日には一時102円に迫るまで値を伸ばすなど、このまま110円あたりまで値を伸ばしても不思議ではないような勢いだ。

  • 玉虫色のFRB声明文をよそに「ドル回帰」に備えるウォール街

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    玉虫色のFRB声明文をよそに 「ドル回帰」に備えるウォール街

    2013年5月8日

    4月末のマンハッタン。市内の高級社交場メトロポリタン・クラブには、ダークスーツに身を包んだウォール街のビジネスマンが詰め掛けていた。この日はETF(上場型株式投資信託)に関する説明会で、シンガポールに拠点を置くアバディーン社など、アジアから欧州まで世界中の株式を組み込んだETFを組成・運用する30以上のファンドが投資戦略を披露していた

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記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…