記事一覧:World Scope ワールドスコープ669件
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【from 欧州】 国政選挙のウクライナに揺さぶりをかけるロシア 緊張高まる両国関係
2019年2月2日号米シンクタンク、ユーラシアグループも19年の10大地政学的リスク(1月7日発表)の一つとしてウクライナ情勢を挙げた。ユーラシアグループは、今年ウクライナで大統領選挙(3月31日)や議会選挙(秋)といった政治イベントが予定される中、ロシアが干渉を強めることで、緊張が高まる恐れがあるとしている。
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【from 米国】 ノーベル化学賞を受賞した 史上5人目の女性が語るトップ科学者の育て方
2019年2月2日号ノーベル化学賞を受賞した女性はこれまでたった5人しかいない。そのうちの1人が、昨年10月に受賞者として選ばれたカリフォルニア工科大学(CALTECH)のフランシス・アーノルド教授(62歳)だ。
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【from 欧州】 格差への不満が引き金の「黄色いベスト」運動で 窮地のマクロン大統領
2019年1月26日号マクロン仏大統領は今までにない危機に立たされている。支持率は大統領就任後最低の24~31%にまで落ち、辞任を求めるデモである「黄色いベスト」運動は衰える兆しがない。原因は、当初デモのきっかけとなった燃料税の引き上げよりもはるかに深いところにある。それは中流家庭における生活水準の低下であり、下流に落ち込んでしまうという恐怖だ。
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【from アジア】 日本の外国人労働市場 法改正で門戸開放もアジアは冷ややかな目
2019年1月26日号改正出入国管理法(入管法)がすったもんだの末に昨年12月8日、国会で成立。今年4月実施ありきで拙速なプロセスとの印象が拭えない一方で、個人的には外国人への労働市場開放が遅過ぎたと感じている。
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【from アジア】 ロヒンギャ問題やインフレ、 改革停滞で低迷するミャンマー経済
2019年1月19日号統計が未整備なため、ミャンマーの経済状況を把握するのは容易ではないが、どうやら経済はあまり好調ではないようだ。例えばミャンマー商工会議所連盟の調査によれば、企業の景況感は時間がたつほどに悪化している。国際通貨基金も景気見通しを連続で引き下げた。
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【from 中国】 改革開放40周年式典 習総書記の談話が示す政治体制改革の後退
2019年1月19日号「改革開放はわが党にとって重大な覚醒であり、偉大なる革命であった。それこそが中国の特色ある社会主義事業の偉大なる飛躍を推進したのだ」
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【from 中国】 2019年の中国経済 米中関係悪化で試される中国政府の政策運営
2019年1月12日号2018年の中国経済は年末に減速が強まった。年初は、米中関係悪化の火種が見えつつも、ハイテク・電子商取引(EC)ブーム、株価上昇などによって、楽観ムードが維持された。
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【from 米国】 公文書で明らかになるロシア疑惑の全体像 綱渡りの政権運営
2019年1月12日号2016年の米大統領選挙で、ロシアがトランプ大統領候補(当時)陣営と結託し、選挙結果に影響を及ぼしたという疑惑、いわゆるロシア疑惑の捜査が、山場を迎えているもようだ。
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【from アジア】 ついにTPP発効へ ASEAN諸国の貿易活性化に期待
2018年12月22日号米国を除くTPP、正式にはCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定。以下TPP)は、10月31日までに6カ国が発効に必要となる国内手続きを終え、寄託国のニュージーランドにその旨を通知したことで、今年の12月30日に発効することが確定した。ASEANからは、シンガポールがその初期発効メンバーに名を連ねた。また、ベトナムも11月15日に国内手続きの完了を通知し、来年1月14日には効力が発生する見通しとなった。
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【from 欧州】 EU離脱の経済への影響を英国政府と英中銀が試算 GDP9%減少の可能性も
2018年12月22日号11月下旬、英国政府と英中央銀行(BOE)は欧州連合(EU)からの離脱が英国経済に与える影響に関するレポートをそれぞれ発表した。政府のレポートは、英国とEUが新たな経済関係に移行してからの約15年間に想定される長期の影響を分析し、BOEのレポートは2019年から23年までの比較的短期の影響を分析している。
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【from 欧州】 ロシアの脅威に対抗して「真の欧州軍」設立を模索 米国依存から脱却できるか
2018年12月15日号「ドイツの方向を睨んだまま、立った姿勢で埋葬してもらいたい!」。対独強硬論者だった元仏首相のジョルジュ・クレマンソーの遺言だ。犬猿の仲とされるフランスとドイツの確執の歴史は長く、その隔たりは深いものがある。
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【from 米国】 どこでも乗り捨て可能の2人乗り電動スクーター 仕掛け人はフランス企業
2018年12月15日号今年のロサンゼルス(LA)自動車ショーで注目されたのが、道端に気軽に乗り捨てできる電動スクーターのシェアサービスだ。
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【from 中国】 民営企業を追い詰める政府の債務削減圧力 危機感強める党指導部
2018年12月8日号「ここ最近、私の周りで資金繰りの困難さから倒産する民営企業が後を絶たない。納税義務が厳格化され、逃げ道がなくなった現状も彼らを追い込んでいる」
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【from アジア】 日産自動車だけではない食い物にされる日本企業 国際化で増加する厄介事
2018年12月8日号カルロス・ゴーン氏逮捕の事件は、シンガポールでも連日大きく報道されている。日系企業の間でもこの話題で持ち切りだ。
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【from アジア】 日本も学ぶ点が多い シンガポールのFinTech振興策
2018年12月1日号高所得国であるシンガポールは、もはや外国の模倣では経済成長を維持できない発展段階にある。このため政府は、ITなど高度な技術を生かしたビジネスを展開すべく、総力を挙げて取り組んでいる。
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【from 米国】 トランプ氏勝利が示す米国の民主主義の危機 20年の再選も視野に
2018年12月1日号「チェンジ」「ホープ」といった言葉を、米国の選挙であまり聞かなくなった。オバマ前大統領が選挙戦で「チェンジ」を掲げたのは有名な話だ。しかし、トランプ大統領の戦略は、「恐怖心」を煽ることだ。11月6日投開票の米中間選挙が終わり、選挙の姿が大きく変わったのを痛感した。
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【from 中国】 複合要因で落ち込む中国の自動車需要 成長のリスク要因に
2018年11月24日号中国の自動車販売が急速に落ち込んでいる。2018年9月の国内自動車販売は前年比11.6%減の239.4万台と、3カ月連続のマイナスとなった。自動車販売の中国の小売販売額に対する割合は1割以上を占めており、足元の小売販売額全体も低調な伸びとなっている。
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【from 欧州】 デジタル税や規制強化に身構える米巨大IT企業 英政界出身者を続々と招聘
2018年11月24日号10月19日、米ソーシャルメディア大手フェイスブックは、英国の元副首相であるニック・クレッグ氏を国際戦略・広報担当の副社長として迎えると発表した。クレッグ氏は中道左派政党、自由民主党の元党首で、第1次キャメロン内閣時代(2010~15年)にキャメロン首相の保守党(中道右派)と連立政権を形成した。
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【from 中国】 シェアサイクルで苦戦のOFOが電動自転車に進出か 立ちはだかる二つの難題
2018年11月17日号華々しい話題を提供してきたシェアサイクルビジネス。いまのところ上海の街を見る限りはモバイク(オレンジ色)とOFO(黄色)の車両が最も多く、その次に後発のハロー(青色)、電動自転車の享騎出行(緑色)が続く。ユーザーにとっては1元(約16円。享騎出行は3元)という低価格で気軽に利用できるサービスだが、経営面ではどのプレーヤーも利益を計上できていない。
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【from 欧州】 メルケル首相引退へ 独経済界は保守本流のメルツ首相誕生を切望
2018年11月17日号10月29日にドイツのメルケル首相は、ヘッセンなど二つの州議会選挙で与党が大敗した責任を取り、来月末のキリスト教民主同盟(CDU)の党首選立候補を断念したことを明らかにした。メルケル氏は今の任期が終わる2021年までは首相の職務を続ける方針だ。しかしCDUには首相と党首を同じ人物が務める伝統があるため、メルケル氏が21年以前に首相の座を明け渡すという見方が有力だ。