記事一覧:World Scope ワールドスコープ669件
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【from 中国】 かつての最貧省・貴州が一変 インフラ整備と新産業育成で新しい成長モデルを体現
2019年6月29日号かつて中国で最も貧しい省といわれた貴州省は、2010年代に中国経済全体がスローダウンを続ける中、年平均+11.5%(11~18年。全国年平均+7.4%)の高成長を達成し、重慶市、雲南省と並んで、中国の成長の新時代におけるモデル的な地域となっている。
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【from 欧州】 迷走する英政府に苛立ち募らせる国民 求心力失う二大政党
2019年6月29日号英国の欧州連合(EU)離脱は、英議会における離脱協定承認手続きの頓挫により、当初3月29日に予定されていた離脱期限が2度の延期を経て10月31日に繰り延べられた。離脱協定が承認されず未発効のまま英国がEUを離脱し、経済や社会が混乱に陥る「合意なしの離脱」はひとまず遠ざかったが、英国の有権者は離脱プロセスの迷走に苛立ちを募らせている。
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【from アジア】 シンガポールでシェアサイクルが 急激に姿を消した理由
2019年6月22日号シンガポールのシェアサイクルは、中国のOバイクが2017年1月にサービス提供を開始したのが始まりで、その後内外から参入が相次いだ。一時はシンガポール中で、こうした業者が所有する黄や赤のカラフルな自転車をよく見掛けたものだ。
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【from 中国】 米国との貿易戦争で高まる 挙国一致の気運が習近平政権の追い風に
2019年6月22日号5月10日、訪問先のワシントンで米国側との通商協議“決裂”後、中国メディアの前に姿を現した劉鶴・国務院副総理は突如英語でこう言い放った。"The purpose decides everything(目的が全てを支配する)"
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【from アジア】 米中貿易摩擦の激化でアジアに輸出代替期待も 供給面の制約がネックに
2019年6月15日号米中貿易摩擦が再燃している。両国は、昨年7、8、9月と3回に渡り制裁関税をかけ合った。以降、事態打開に向け交渉を重ねてきたが合意には至らず、米国は昨年9月の制裁対象(2000億ドル分の対中輸入)に関して、追加関税を10%から25%に引き上げるに至った(5月10日実施)。
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【from 欧州】 与党中道派連合が敗北 欧州議会選挙で露呈したEUを待ついばらの道
2019年6月15日号5月23~26日に行われた5年に1度の欧州議会議員選挙は、欧州連合(EU)に対する国民投票だといっても過言ではない。この選挙はEUの立法機関である欧州議会の議員を選ぶ選挙だが、投票が国ごとに行われるため、EUに対する評価が明確に出るからだ。関心は高く、前回2014年の選挙で42%だった投票率は51%にまで伸びた。
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【from 中国】 収益力は二の次 大きければ金を出す 過熱するマネーゲーム
2019年6月8日号そのビジネスモデルの斬新さ故に日本でも非常に注目されていた、中国生まれのネット系モビリティサービスの一つであるシェアサイクル。サービスが乱立し競争が激化した結果、今ではアリババ系列のハローと美団系列のモバイクにほぼ収斂された。
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【from 米国】 大地震が起きたらIoT技術が ガスの元栓を自動的にシャットオフ
2019年6月8日号大地震が起きた瞬間、大地がぐらっと揺れる震動を、地面に設置された家庭用の電気メーターの中の加速度計がいち早く感知する。
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【from アジア】 東方に迫るISの脅威 スリランカ爆破テロで東南アジアも警戒強化
2019年6月1日号悲劇的な事件が大好きな国で起きてしまった。キリスト教のイースター(復活祭)サンデーに当たる4月21日、南西アジアのスリランカで連続爆破テロが発生。
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【from 欧州】 所得格差が広がる中 ドイツで浮上する「社会主義待望論」
2019年6月1日号ドイツで所得格差が広がる中、企業財産の没収を含む社会主義待望論が一部の政治家の間で浮上している。
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【from 欧州】 コメディアンが当選した ウクライナ大統領選に見る 国民の失望と不信の大きさ
2019年5月25日号4月21日に行われたウクライナ大統領選挙の決選投票では、コメディアンのウォロディミル・ゼレンスキー氏(41歳)が現職のペトロ・ポロシェンコ氏(53歳)を破って当選した。ゼレンスキー氏の得票率は73.2%と、ポロシェンコ氏の24.5%を大きく上回った(投票率は62・1%)。
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【from 米国】 米国で苦戦するウーバー 高齢者の事故が多発する日本は 門戸を開放するか
2019年5月25日号米配車サービス大手、ウーバー・テクノロジーズ(Uber)が5月10日、ニューヨーク証券取引所に上場した。しかし、注目の大型新規株式公開(IPO)としては異例の大幅下落スタートとなった。
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【from アジア】 経常収支悪化で売られるアジア主要国の通貨 特にフィリピンは要注意
2019年5月18日号米国の利上げ持続を背景として、2018年にアジアを含む幅広い新興国通貨がドルに対して下落した。アジア主要国では、特にインド、インドネシア、フィリピンの通貨下落が目立った。この背景には、これら3カ国の経常収支が単に赤字であるだけでなく、18年に赤字幅が拡大していたことが挙げられる。果たして経常収支の悪化は今後も続くのだろうか。
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【from 中国】 共産党中央政治局の 異例の“体制批判”が示す 中国経済の不透明さ
2019年5月18日号「第1四半期の経済運営は全体的に安定していて、市場予想を上回り、良いスタートとなった」4月19日、昨今の経済情勢・政策について審議した中国共産党中央政治局が会議を通じてこう総括した。
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【from 中国】 職を求め大都市に集まるシングルの若者向けに 新ビジネスが続々誕生
2019年5月11日号経済成長率が+6%台前半まで低下し、総人口が14億人弱で横ばい傾向になってくる中、中国の若者、特に「シングル人口(15歳以上の非婚者)」が大都市に集中している。
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【from 欧州】 Brexitが引き起こす英国内・EU内の分裂 危険な「政治ゲーム」
2019年5月11日号「今英国は大英帝国の凋落を招いたアンソニー・イーデン以来、最も無能な首相が統治しており、野党労働党はその長い歴史の中でも最低の党首を選び、議会は17世紀のクロムウェル時代以来、最悪なものとなっている。この状況下において、英国はここ半世紀で最も重要な国際的決断を迫られている」。元保守党の「ご意見番」、アン・ウィデクーム氏のコメントだ。
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【from 中国】 ニューリテール戦略でワトソンズに触手伸ばす アリババとテンセント
2019年4月27日号ここ最近の海外からの中国視察では、無人コンビニ、無人レストラン、QRコード決済の現場を見たいといった小売の現場に対する関心が非常に高くなってきている。QRコード決済は完全に普及したといえるが、無人化についてはまだ入り口の段階にすぎず、話題になりこそすれ普及しているとはいえないのが現状だ。
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【from 欧州】 インダストリー4.0とAIの 実用化をめぐり苦悩するドイツ
2019年4月27日号今年もドイツでは世界最大の工業見本市ハノーバーメッセが4月1日から5日間にわたって開かれ、約21万5000人が訪れた。その焦点はドイツ政府と工業界が進める製造業界のデジタル化計画、インダストリー4.0(I4.0)と人工知能(AI)だったが、ドイツの技術者の間からはAIの応用の遅れを危惧する声が出ている。
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【from アジア】 景気減速の足音が迫るオーストラリアで選挙 政権交代の可能性高まる
2019年4月20日号オーストラリアでは、5月18日までに上院の半数、下院の全数を改選する連邦政府選挙が予定されている。今回の選挙では、6年ぶりとなる政権交代の可能性が浮上しており、その行方に注目が集まっている。
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【from 米国】 米国人記者と観客 大会スポンサーが語る「大坂なおみ現象」
2019年4月20日号「一番好きな選手は、ナオミ・オオサカ。パワーがあるから」。カリフォルニア州で3月に開催されたインディアンウェルズ・テニス大会で、ユタ州から来た観客のエイブリー・オルソンちゃん(10歳)はそう言った。大坂なおみ選手見たさにお小遣いをため、旅費の350ドルを工面したという。