記事一覧:World Scope ワールドスコープ669件
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【from 中国】 泥沼化する対米貿易戦争 中国共産党が描く下半期の成長シナリオ
2019年9月14日号「上半期の経済運営は全体的に平穏で、安定の中に進歩のある発展態勢であった。主要なマクロ経済指標は合理的区域を保持し、雇用も比較的十分に保証されていた」
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【from 欧州】 ドイツ経済界で米中クラウドへの 過度の依存に警鐘
2019年9月14日号「欧州独自のクラウドが欲しい!」。こんな声がドイツ経済界で上がっている。現在世界中の企業が自社のサーバーではなく、他社のクラウドサーバーを利用することによって、IT費用を節約している。容量の多さも魅力だ。例えばかつては自社のサーバーにメールやデータを蓄積し過ぎて「容量が足りません」という警告がPC(パソコン)の画面上に現れることがあったが、クラウドサーバーを使い始めた多くの企業では、このような事態は昔話になった。
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【from アジア】 世界経済が減速しても 域内外との連携強化で急成長するメコン5
2019年9月7日号世界経済が減速基調に転じる中で、東南アジアのメコン川流域に位置する5カ国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム)、いわゆる「メコン5」は、著しい成長を続けている。2018年の5カ国合計の実質GDP成長率は5.4%と世界平均(国際通貨基金調べ)の3.6%を大きく上回った。
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【from 米国】 銃での無差別殺人が起きた「ガーリック祭り」の町で 立ち上がるミュージシャンたち
2019年9月7日号カリフォルニア州ギルロイ。人口6万人弱のこの町のダウンタウンを歩くと、カフェから揚げたてのニンニクのいい匂いがする。「世界一のニンニクの首都」と自称するニンニク生産地の町の住民たちは、この夏、こぞって同じ黒いTシャツを着て町を行き交う。その胸には「ギルロイ・ストロング」という白抜きの文字と、ひげの生えたニンニクの絵が描かれている。
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【from 中国】 取引プラットフォームはユニコーン企業 「スニーカー投資」がブームに
2019年8月31日号中国で「炒股」という言葉がある。「股」(株式)に「炒」(投資あるいは投機)するという意味である。そして最近では「炒鞋」という言葉が出てきているが、これはスニーカーに対する投資を指す。
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【from 欧州】 デジタル課税の敵をワインで討つ 激化する米欧貿易摩擦
2019年8月31日号「米国のワインはフランスのワインより良い」、トランプ大統領が発したツイートだ。禁酒者のトランプ氏は飲み比べることができないはずだが、その理由として「米国産の方が見栄えがいい」と奇想天外な答えが返ってきた。
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【from 米国】 大統領選は1年以上先なのに 「打倒トランプ」で早くも論戦 民主党討論会の盛り上がり
2019年8月24日号2020年米大統領選挙の前哨戦は、投開票日まで1年以上あるにもかかわらず、注目を集めている。「打倒トランプ大統領」と民主党から20人を超す出馬表明があったことがきっかけだが、米メディアの報道もすでに過熱気味だ。
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【from アジア】 海外から起業家と資金を引き寄せるシンガポール 進む高度化と残る課題
2019年8月24日号東南アジアを代表するベンチャー企業で配車サービス大手のグラブが、6月末にまた資金調達を発表。米大手ファンドのインベスコがグループとして実質的な追加投資を行い、投資総額を約7億ドル(約760億円)とした。
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【from 中国】 "習近平の肝いり"で注目される スタートアップ向け株式市場 「科創板」は活況となるか
2019年8月10日号2019年7月22日、上海証券取引所でハイテク・イノベーション関連の企業に特化した新市場「科創板(スター・マーケット)」の取引が始まった。この市場は、昨年11月上海で開催された「第1回中国国際輸入博覧会」において習近平国家主席が基調講演で初めて構想に言及し、今年1月23日に中国共産党中央委員会が承認。3月4日に株式発行登録制度や上場した企業の監督管理に関する規則が施行され、そしてこのたび取引が開始された。
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【from 欧州】 リベラルな公約を連発する 次期EU委員長に ドイツ経済界から強い懸念
2019年8月10日号7月16日にドイツのフォンデアライエン国防大臣が欧州議会によって次期欧州連合(EU)委員長として承認された。約3万人の職員を持つ欧州最大の官僚機構のトップの選出は、混乱した。フォンデアライエン氏は欧州議会選挙中には委員長候補ではなく、フランスのマクロン大統領の推薦で、欧州評議会から突然委員長候補に指名された「ダークホース」だった。議員の約40%がこの「密室人事」に怒ったため、フォンデアライエン氏の得票数は過半数を9票しか上回らなかった。
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【from アジア】 タイで遂に新政権発足も 親軍派の連立政権がはらむ 政策運営の混乱リスク
2019年8月3日号タイで今年3月に総選挙が実施され、実質的な軍事政権の継続を目指した「親軍派」が19もの政党との連立により下院の過半数を制した。7月には新しい閣僚の顔触れが決まり、ようやく新政権の発足にこぎ着けた。そこで、タイ新政権の政策運営や起こり得るリスクについて考えたい。
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【from 欧州】 中央銀行総裁を未経験の ラガルドECB新総裁に 期待される卓越した調整力
2019年8月3日号欧州連合(EU)の高官人事は、3日間にわたるEU首脳会議の末、次期欧州委員会委員長にドイツのウルズラ・フォンデアライエン国防相、欧州中央銀行(ECB)総裁に国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事が指名された。
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【from アジア】 アジア・オセアニアで静かに広がりつつある エルニーニョの悪影響
2019年7月27日号観測史上3本の指に入る規模だった前回のエルニーニョ現象(2014~16年、いわゆる「スーパーエルニーニョ」)に対し、今回は小規模だ。この場合、一般に東南アジアでは、悪影響も小さくなる傾向にある。一方、オーストラリアとインドでは、小規模エルニーニョでも、しばしば大規模な干ばつを伴う。以下、それぞれについて分けて見ていきたい。
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【from 中国】 不透明感増す中国経済 習主席と李首相自ら懸念の払拭に奔走
2019年7月27日号「国際金融危機から10年が経ち、世界経済は再び十字路に立っている。保護主義、自国至上主義が持続的に蔓延し、貿易と投資をめぐる争いは過熱し、グローバル産業構造と金融の安定に悪影響を及ぼしている。世界経済をめぐる運営リスクと不確実性は高まり、海外投資家の自信は明らかに不足している」
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【from 中国】 中国発の無人店舗が日本で発展を遂げて 中国に逆輸入される?
2019年7月20日号日本から中国にやって来る視察団が最も関心を示すのがキャッシュレス決済と無人店舗だ。日本ではローソンで実験的に深夜帯に限定して無人化のテストを始めており、人手不足が取り沙汰される日本では無人店舗を否が応でも進めていかなければならない状況にある。
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【from 欧州】 Brexitが元凶 スコットランドの独立論争が再燃
2019年7月20日号スコットランドと英国の「離婚話」がBrexit後、再燃している。先月、スコットランドで英国からの離脱・欧州連合(EU)加盟の是非を問う調査がサンデー・タイムズ紙によって行われた。51%が英国残留、49%が英国離脱・EU加盟と拮抗している。さらに、過半数が英国からの独立とそれに伴う憲法改正の総選挙に賛成している。
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【from 米国】 NYタイムズ紙記者がラジオ番組で語った フェイスブック報道秘話
2019年7月13日号「ニューヨーク・タイムズ紙が、ザ・デイリーというラジオ番組を作るんだって。記者たちが自分の記事について30分間語るらしい」
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【from アジア】 米中貿易戦争で迫られるサプライチェーンの大変革 ASEANへの恩恵とリスク
2019年7月13日号激化・長期化する米中貿易戦争に、米アップルもしびれを切らした。中国への過度な生産集中によるリスクが以前から指摘されていた巨艦が、サプライチェーンの再構築にかじを切った。最近になって取引先に対し、中国生産の2割前後を中国外で生産するよう促したのである。
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【from 欧州】 ドイツで緑の党が大躍進 初の「エコロジー」首相誕生の可能性も浮上
2019年7月6日号ドイツでは今年に入って環境保護政党、緑の党が躍進し、政界再編の台風の目となりつつある。公共放送局ARDが6月6日に発表した政党支持率調査によると、緑の党への支持率は26%に達し初めて首位となった。同党への支持率が前月の調査に比べて6ポイント増えたのに対し、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)への支持率は3ポイント減って25%、社会民主党(SPD)への支持率は6ポイント減って12%となった。
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【from 米国】 本選挙まで1年半という異例の早さで始まった 米大統領選に向けた戦い
2019年7月6日号トランプ米大統領が2020年の大統領選挙への出馬を表明した。民主党候補が23人もひしめいている中、当然の成り行きのように思えるが、実は20年11月の本選挙までまだ1年半もある。「打倒トランプ」で乱立する民主党候補の言動も日々、あらゆるメディアで伝えられ、早くも「選挙の年」のような様相を呈している。