記事一覧:商品市場 透視眼鏡95件
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商品市場 透視眼鏡
主要国経済再開で需要増観測 銅相場は底堅く推移
MARCH 関関同立銅相場は上昇傾向にある。3月19日には、欧米各国で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、1トン当たり4371ドルと2016年1月以来の安値を付けた。これを受けてFRB(米連邦準備制度理事会)が緊急利下げをしたが、先行き不透明感が払拭できない状況だった。
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コロナ第2波への警戒残るも 需給改善で原油は当面上昇へ
2020年6月6日号原油相場が反発している。米国産のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は、4月20日に1バレル=マイナス40.32ドルと「マイナス価格」に沈んだが、翌日にはプラスに浮上し、足元は30ドル台だ。欧州北海産のブレント原油も4月22日の15.98ドルを底に30ドル台半ばまで持ち直している。
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金融・財政政策の総動員や 株価乱高下が金相場を支える
2020年5月2日号金相場は高値を追う動きを続けている。2020年に入ると、まず、イランと米国の軍事的緊張が高まり、安全資産とされる金の相場を押し上げた。1月8日には、イランによる米軍基地へのミサイル攻撃を受けて、金先物相場は1トロイオンス当たり1590ドルを上回った。もっとも、トランプ米大統領が演説で、イランに対して「軍事力は行使したくない」と述べ、地政学リスク懸念は和らいだ。
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下げ止まらない原油相場 米国・世界景気のリスク要因に
2020年4月4日号原油相場の底が見えない。米国産原油のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は3月20日に1バレル当たり19.46ドルと、18年ぶりの20ドル割れとなった。
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銅相場の反発力の弱さが示唆 世界景気の先行き楽観できず
コンビニ 搾取の連鎖銅相場は昨秋から上昇傾向で推移し、12月にはそのピッチを速めて、1月16日には1トン当たり6343ドルと8カ月ぶりの高値を付けた。しかし、2月3日には5523ドルと高値から13%下落。その後、小幅な反発をしているが、上値は重い。
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暖冬、地政学リスク縮小で 当面の原油相場は弱含みに
2020年2月8日号原油相場は昨年12月から今年1月にかけて押し上げ材料が相次いだにもかかわらず、上値は重く、足元にかけては弱含んでいる。
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強弱材料が入り交じる金相場 20年は1300~1600ドル
2020年1月11日号2019年の金相場は、5月末に1トロイオンス当たり1300ドル、6月下旬に1400ドル、8月上旬に1500ドルと次々に節目の水準を突破し、9月4日には1557ドルと6年ぶりの高値を付けた。
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産油量減少せず強気材料でも 上値が重い原油相場
2019年11月30日号原油相場は乱高下の後、やや持ち直しているが、上値の重さも感じられる展開となっている。9月中旬にはサウジアラビアの石油施設が無人機などによる攻撃を受け、米国産のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)が1バレル当たり63.38ドル、欧州北海産のブレントが同71.95ドルまで急騰した。それまで安定供給元と認識されていたサウジが攻撃され、地政学リスクに対する原油の脆弱性を意識せざるを得なくなり、イランとサウジ・米国との対立も厳しさを増した。
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米中摩擦激化、中国経済減速 銅の先行きは慎重にみるべき
2019年11月2日号銅相場は、米中貿易摩擦への懸念が和らいだ4月中旬に1トン当たり6600ドルを上回り、昨年7月以来の高値まで上昇した。
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サウジ施設攻撃で浮上した 地政学リスクが原油押し上げ
2019年10月5日号原油相場が乱高下している。
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米金利低下、米中協議の難航 買い材料多く金相場は上昇か
2019年9月7日号金相場は、5月末に急騰して1トロイオンス当たり1300ドル、6月下旬には1400ドルの節目を上回り、8月に入ると再び騰勢を強め、7日には1500ドルに達した。
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米国の生産増で原油需給緩和 地政学リスク高まるも上値重い
2019年8月3日号原油相場は4月下旬をピークに下落した後、6月上旬を底に下げ止まった。しかし、7月に入って上値は重い。
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上値が重い銅相場が示す 世界経済の足取りの弱さ
2019年7月6日号国際商品相場が動き始めた。金は1トロイオンス当たり1400ドルを突破して、6年ぶりの高値を付けた。原油は、イランが米国の無人偵察機を撃墜したことをきっかけに5%前後の急騰となった。こうした中、世界景気の先行指標として注目される銅相場は上値が限定された推移になっている。
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原油相場は目先は値を戻すも 夏以降は産油国の協調次第か
2019年6月8日号高値圏にあった原油相場に変調が見られる。米国産のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は4月23日に1バレル当たり66.60ドル、欧州北海産のブレント原油は25日に同75.60ドルと、それぞれ昨年10月以来の高値を付けたが、その後、上値を伸ばせず、足元では下落幅がやや大きくなっている。
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イラン産禁輸より協調減産への疑念大きく 原油の上値は限定的
2019年5月11日号原油相場は高値圏で推移している。米国産のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)が3月20日に節目の1バレル当たり60ドルを上回り、欧州北海産のブレント原油も4月4日に節目の同70ドルを突破、その後も高値を更新する動きを見せた。
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米中協議、中国経済を 過度に楽観する銅相場に割高感あり
2019年4月6日号世界景気の先行指標として注目される銅相場は高値圏にある。銅は、2017年にEV(電気自動車)関連商品の一角と見なされ、相場上昇に弾みがついた後、18年6月にはチリの大鉱山でのストライキ懸念から1トン当たり7300ドル台の高値を付けた。
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減産見通しに米中摩擦和らぐも 原油相場の需給は逼迫せず
2019年3月9日号原油相場は上昇傾向で推移している。昨年12月下旬の安値の後、35%前後持ち直して、欧州北海産のブレント原油は1バレル当たり67ドル台、米国産のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は同57ドル台となっている。
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一進一退を繰り返す金相場 世界経済減速は上昇材料に
2019年2月9日号足元の金相場は一進一退を繰り返している。昨年末は世界的な景気減速や株価下落への懸念が深まり、投資家のリスク回避姿勢が強まる中、安全資産とされる金の相場は上昇基調で推移した。
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19年は原油相場は夏場に 銅は後半にかけて持ち直す
2019年1月12日号2019年の国際商品市況はどのような展開となるだろうか。18年を振り返ると、前半は、世界景気が拡大傾向を続ける中、エネルギーの代表である原油は上昇傾向をたどり、ベースメタルの中心である銅は高止まり、安全資産とされる金は下落気味に推移した。
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トランプ発言で原油価格急落 産油国減産も小幅の見通し
2018年12月1日号10月3日の原油相場では、米国のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は1バレル当たり76.90ドル、欧州の北海ブレントは同86.74ドルと、共に2014年11月以来の高値を付けた。