記事一覧:特集10409件
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特集 Part3
なぜ日本ではLCCが遅れたか 戦略的視点を欠く空港行政の罪
2012年07月07日号LCCがレガシーキャリアを脅かすという国際的な動きに比べ、日本におけるLCC元年は世界に遅れてやって来た。それはなぜか。これまでの日本の空港と航空行政から、その理由を読み解く。
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特集 Part3
【Column】 地域路線からの撤退で活路狙う フィンエアーの苦悩と決断
2012年07月07日号LCCの攻勢でレガシーキャリアが転換を迫られる動きが、一歩早く進んだ欧州。創業88年の老舗のフィンランド航空(フィンエアー)は、生き残りを懸けて大幅なリストラを断行する。
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特集 Part3
脱LCCモデルを模索 スカイマークの新たな挑戦
2012年07月07日号LCCの登場以前、日本で低価格といえばスカイマークの独壇場だったが、LCCの参入により競合は必至だ。そこでスカイマークが採った戦略は、“脱LCCモデル”だが、その勝算とは。
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特集 Part3
航空自由化の進捗が成長のカギ 東アジアの環境はLCC泣かせ
2012年07月07日号日本では目新しいLCCだが、既に世界では数多くの会社がひしめき合って激戦を繰り広げている。先行する欧米やアジア・太平洋地域の現状と、遅れている東アジアの今後を解説する。
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特集
生活保護3.7兆円が 日本を蝕む
2012年06月30日号生活保護をめぐる議論が、かつてなく沸騰している。昨年、60年ぶりに過去最高を更新した受給者数は今年3月、210万人を突破。今年度の給付額は3.7兆円と、この5年で1兆円膨らんだ。この事態に、6月に3党合意を見た社会保障と税の一体改革関連法案の修正案には、不正受給や就労意欲に欠ける受給者への厳格化が盛り込まれ、橋下徹・大阪市長が率いる「大阪維新の会」も、公約「船中八策」に受給期間の制限と現物支給を盛り込む方針だ。ニッポンの生活保護制度が限界を迎えている。
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特集 Part2
働き盛りが急増“もらい得”のカラクリ
2012年06月30日号年々増え続ける生活保護受給者。現役世代を中心に“もらい得”のカラクリを一挙に分析した。
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特集 Part1
総予算6000億円の東京都 受給者の顔写真撮影も協議
2012年06月30日号周辺から人が流入することから、大都市は生活保護の受給者が集まりやすい。その意味で、首都・東京は東の横綱だ。大阪の陰に隠れ、見過ごされがちな、生活保護大国の実態をレポートする。
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特集 Part1
真鍋昌平(「闇金ウシジマくん」作者)インタビュー
2012年06月30日号働かなくても生きていけるという生き方が、「生きている」といえるのか。生かされているだけというか、生きているのか死んでいるのかわからなくなっている状況、そこに強烈なインパクトがありました。これは何だろうと考えたのがきっかけです。
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特集 Part1
「生活保護天国」の現実
2012年06月30日号「あのタレントの母親がOKなら、俺も“ナマポ”(生活保護のネットスラング)をもらう資格があるはずだ!!」お笑いタレントの母親の生活保護受給が発覚して以降、厚生労働省や各自治体には連日、受給資格の問い合わせや苦情が寄せられている。
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特集 Part2
【自立】 働いて脱するのはわずか2% 就労支援では就職後のケアが重要
2012年06月30日号ここまでは、いわば、生活保護への入り口の問題を論じてきた。しかし、「自立の支援」という、出口における議論にも課題が山積している。生活保護脱出のカギはきめ細かい支援にある。
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特集 Part2
【審査】 ほとんどのチェックが機能せず 不正の摘発は絶望的な状況
2012年06月30日号芸能人の生活保護に関する問題で話題となった扶養能力のほか、資産や収入など生活保護を受ける際に調べられる項目は多数ある。しかし、基本は自己申告で、不正の摘発は困難を極めている。
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特集 Part2
【対象】 NPO・政治団体・病院…… 受給者拡大で“潤う”面々
2012年06月30日号リーマンショックに伴う不況により、急増したといわれる生活保護の受給者。しかし、その裏には、申請の門戸が広がったこと、そして、申請を促す“第三者”の存在がある。
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特集 Part2
日本最大の受給者密集地 大阪・橋下“不正たたき”の最前線
2012年06月30日号市民の約17人に1人、西成区では約4人に1人が生活保護の受給者となっている大阪市。手を替え品を替え行われる不正、暗躍する悪質業者との攻防を繰り広げてきた。その最前線を追った。
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特集 Part3
片山さつき(参議院議員)インタビュー
2012年06月30日号「芸人の母親の生活保護受給問題」を指摘した片山さつき参議院議員に、現状の生活保護制度の問題点について直撃した。
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特集 Part3
保護費はデフレ分をカットし アメとムチで就労の促進目指す
2012年06月30日号隘路に入り込んだかのように思える、生活保護制度の改革議論。しかし、鈴木教授は解決策を明示している。保護費をカットする一方で、就労支援強化や貯蓄制度などの“アメ”も用意する。
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特集 Part3
餓死防止から生存権の具現化へ 戦後の生活保護史を振り返る
2012年06月30日号戦後の生活保護制度は、餓死防止から始まり、「健康で文化的な生活」の追求だった。だが、保護の充実は不正を誘発、低成長・高齢化時代を迎えて制度疲労を起こした生活保護の歴史を振り返る。
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特集 Part3
【Column】 家賃の支払い確実な受給者に 不動産業者、オーナーが注目
2012年06月30日号「生活保護を受給しているお客さんが来たら、正直、ラッキーと思いますよ」──。こう語るのは、首都圏に店舗を構える地域密着型の不動産業者。このところ、生活保護を受給する就労世代の物件探しが増えており、入居の手続きで関わる「福祉事務所の担当者ともすっかり顔なじみになった」という。
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特集 Part3
受給者増で財政逼迫が加速 “悲観”で500万人、8.5兆円
2012年06月30日号減る見込みのない生活保護の受給者。このペースで増加したらどうなるのか。受給者数とコストを試算した。また地方自治体への影響に迫った。
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特集 Part3
高い給付水準と低過ぎる保護率 世界で主流の広く薄い公的扶助
2012年06月30日号国際的に見ると、制度や経済状況の違いを考慮しても、日本の生活保護の給付水準は高く、保護率は低い。厚く、狭い公的扶助が、不公平感や国際的に高い貧困率の放置につながっている。
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特集 Part2
大図解で見る日本の生活保護
2012年06月30日号生活保護に関するデータを細かく見ていくと受給者の実態の変化がよくわかる。2000年前後から顕著に増えているのが、単身世帯。また病院の外来で治療を受ける受給者は1990年ごろの約2倍になった。地域別では西日本の受給率が高い傾向にある。