記事一覧:特集10409件
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特集 Part4
【予測31】 古森重隆(富士フイルムホールディングス会長兼CEO)インタビュー
2013年12月28日号写真フィルム市場が10分の1に縮小する危機を、事業構造の転換で見事に乗り切った古森重隆・富士フイルムホールディングス会長兼CEOが、激動する世界で日本企業が勝つための条件を語った。
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特集 Part6
【予測67 クールジャパン】 ただのPRにとどまらない もうかるニッポンを目指す
2013年12月28日号日本企業の海外展開を資金や戦略の面で支援する「クールジャパン機構」(海外需要開拓支援機構)が2013年11月に始動した。政府と民間企業15社に375億円を共同出資していただいた。
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特集 Part6
【予測66 富士山】 世界遺産抹消の危機も 残された時間は2年余り
2013年12月28日号2013年に富士山が世界遺産として登録された。登録が決まった際、素直に祝福したいという気持ちもあったが、それ以上に「まだ、早過ぎる……。富士山を守るためにやるべきことはたくさんある」という懸念のほうが大きかった。
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特集 Part4
【予測43 2020年のキーワード】 イアン・ブレマー(米ユーラシア・グループ社長)インタビュー
2013年12月28日号5年後の世界を考える際、最大の問題は、米中関係だ。米中間で、新たな「冷戦」時代に突入する可能性がある。地政学的な問題が、今日以上に国際間の問題になるのは、世界最大の経済大国が、米国から中国にシフトすることに起因する。それが、失敗に終わるのか、それとも、整然とシフトするのか、まだわからない。
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特集 Part4
【予測42 中東情勢】 イラン核協議の合意で 崩れるパワーバランス
2013年12月28日号イランとP5+1(国連安保理常任理事国+ドイツ)は歴史的な合意に至った。これは地域・世界経済の安定に向けて好意的に捉えるべきことだが、本当の和平には程遠い。この2013年11月24日の合意の概要は、核兵器への転用が可能な高濃度ウランの生産を暫定的に停止させる見返りに、一部制裁を解除するというものだ(核開発の完全放棄を求めるため、原油輸出規制は維持)。しかし言葉を換えればイランが核開発を継続する権利を認めるものであり、親米国であるイスラエルとサウジアラビアが強烈に不快感を示している。
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特集 Part4
【予測41】 ヤン・ピーター・バルケネンデ(オランダ前首相)インタビュー
2013年12月28日号欧州債務危機がようやく落ち着いた2013年。危機対応に奔走した当時のオランダ首相に、その裏側と、新たな危機の火種となりそうなオランダの膨張した家計債務の実情を聞いた。
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特集 Part4
【予測35 対談】 加藤嘉一(ハーバード大学アジアセンターフェロー)×工藤泰志(言論NPO代表)
2013年12月28日号10月末、民間外交によって日中両国の「不戦の誓い」採択に尽力した言論NPO代表の工藤泰志氏。国際コラムニストで日米中関係を専門とする加藤嘉一氏。両氏に日中関係の2014年、20年について語り合ってもらった。
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特集 Part4
【予測40 欧州】 景気底打ちでも低迷続く リスクの焦点は「銀行」に
2013年12月28日号各国の財政再建への努力が功を奏し、少なくともユーロ圏は最悪期から脱したといえる。欧州委員会が発表した秋季経済見通しによると、ユーロ圏の実質GDP成長率は2013年▲0.4%、14年1.1%、15年1.7%と推移する。
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特集 Part4
【MINI COLUMN】 「スタババッシング」は なぜ起きたのか?
2013年12月28日号先ごろ中国では、スターバックスが「暴利を貪っている」と批判された。一部商品の販売価格が米国や英国より高いほか、コーヒーの原価に比べて販売価格が高過ぎるというのがその理由である。コーヒーという「モノ」にはお金を払うが、喫茶店でくつろぐ「サービス」にお金を払う発想はまだ定着していないという好例だ。
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特集 Part4
【予測34 中国】 2014年は「改革元年」 高成長モデルを破壊できるか
2013年12月28日号東京オリンピックが開催される2020年までに、中国には達成しなければならない二つのゴールが待ち構えている。一つ目は、10年に比べて国内総生産と1人当たり国民所得を倍増させること、二つ目は、重要な改革分野においては「決定的な成果」を挙げることである。
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特集 Part4
【予測37 2020年】 中国の高成長終焉で始まる アジア諸国の「成長の連鎖」
2013年12月28日号中国経済は2010年まで4年連続で2桁成長した後、11年の9.3%を経て、12年以降は7%台の成長が続いている。李克強首相が主導する経済構造改革「李コノミクス」の下で、景気浮揚策の発動などを控えているという事情もあるが、同国の中期的成長率の鈍化は人口構成上の必然でもあると考えられる。
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特集 Part4
【予測33 2020年 米国金融政策】 迫るバーナンキの“尻ぬぐい” イエレン新議長のFRB
2013年12月28日号米連邦準備制度理事会(FRB)は世界経済に最も大きなインパクトを与える中央銀行である。それだけに、イエレン次期FRB議長の政策運営は他の中央銀行の政策にも影響を与えることになる。
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特集 Part4
【予測36 新興国】 リスクオンへの転換で 明るさが増す新興国経済
2013年12月28日号2013年の新興国経済は米国の金融緩和縮小観測に揺さぶられる展開が続いた。米国の金融政策の転換は、二つのルートから新興国の脅威となり得る。一つは、ドル金利の上昇が新興国から米国への資金移動をもたらすことである。これは必然的にドル高・新興国通貨安を伴う。特に経常収支赤字国の場合には、資本の流出で経常赤字を穴埋めできなくなるのではないかとの疑義を市場に抱かせる。それだけ、為替レートはより下落しやすくなる。
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特集 Part4
【予測39 盗聴問題】 ハッカーに依存するNSA 第2のスノーデンは防げない
2013年12月28日号NSA(米国家安全保障局)が、ドイツのメルケル首相を含む同盟国首脳の盗聴をしていたことが明るみに出た。もっとも、NSAがこのような盗聴をしていることはインテリジェンスの世界では常識だ。むしろメルケルが首相になってからも、盗聴可能な携帯電話を用いていたという「意識の遅れ」のほうが問題だ。
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特集 Part4
【予測38 新興国・資源国】 新興国経済の復活に伴って 建設・鉱山機械は成長する
2013年12月28日号2013年上期(4~9月)の決算は、大幅な下方修正となった。当初は、連結売上高2兆0500億円(前期比8.8%増)、営業利益3050億円(同44.1%増)だったが、売上高1兆8600億円(同1.3%減)、営業利益2100億円(同0.8%減)となった。
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特集 Part6
【予測65 2020年 報道写真】 “写真界のグーグル”が生む 新しいオリンピック風景
2013年12月28日号2020年に開催される東京五輪では、どんな名場面が生まれ、どんな写真が世界中の新聞や雑誌のトップページを飾るのか──。“被写体”を予想するのは困難だが、“撮影者”ならわかる。米シアトルに本拠を置くゲッティイメージズ社に違いない。同社は世界100カ国以上にデジタルコンテンツを配信するグローバル企業で、中でも広告や報道用の写真を撮影、管理、配信する「ストックフォト」のビジネスでは世界最大の規模を誇る。
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特集 Part6
【予測64 サッカー】 2030年W杯で日本は優勝! ブラジル大会は「挑戦元年」
2013年12月28日号これまでにワールドカップ(W杯)で優勝した国は八つしかない。ウルグアイ、イタリア、西ドイツ(現・ドイツ)、ブラジル、イングランド、アルゼンチン、フランス、スペインだ。前回の2010年南アフリカ大会ではスペインが初優勝したが、その前となると1998年大会でのフランス、78年大会でのアルゼンチンまでさかのぼらなければならないように、“優勝経験国リスト”に新たな名前が刻まれる機会はそう多くはない。
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特集 Part5
【予測52 2020年 シェール革命】 米国発シェール革命で一変 世界のエネルギー市場
2013年12月28日号米国で起きた「シェールガス革命」が、世界のエネルギー市場を一変させている。図を見ればその影響の大きさがわかる。米国ではシェールガス開発の恩恵で天然ガス価格が低下し、最も安い化石燃料だった石炭価格をも下回る。このため天然ガス火力発電が増える一方、石炭火力発電が急減。米国産の余剰石炭が欧州へ向けて輸出されるようになった。
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特集 Part5
【MINI COLUMN】 「資源小国」から脱皮できるか メタンハイドレート採掘の衝撃
2013年12月28日号メタンハイドレートは、低温高圧の条件下で水分子にメタン分子が取り込まれ、氷状になっている物質だ。「燃える氷」と呼ばれることも多く、温度を上げるか圧力を下げるかすると、水分子とメタン分子が分離する。分離したメタン分子は天然ガスの主成分と同じものであり、重要な新型資源と位置づけられる。
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特集 Part5
【予測51 エネルギー政策】 依存度は2030年に15% 原発の鍵握る「40年廃炉」
2013年12月28日号12月6日にまとまった新しい「エネルギー基本計画」の草案は、焦点の原子力発電の位置づけについて「重要なベース電源」としながらも、「原発依存度は可能な限り低減」させると記述。さらに、ただし「必要とされる規模を確保」するとも書き込んでいる。