記事一覧:特集10409

  • 特集 Part3
    【Column】 北京冬季五輪で囁かれる トップ摘発の不吉なジンクス

    2015年09月05日号  

    国際オリンピック委員会(IOC)は7月31日、2022年に予定されている冬季五輪の開催都市に中国・北京を選んだ。すでに会場では雪不足や大気汚染といった懸念事項が挙がっているが、政治好きである北京市民たちの関心はある「不吉なジンクス」に向いている。

  • 特集 Part2
    宮本雄二(元駐中国大使、宮本アジア研究所代表)インタビュー

    2015年09月05日号  

    総書記就任以来、猛烈なスピードで権力掌握を進めた習近平。中国は今後どこへ向かい、日本はどう付き合っていくべきか。習を知悉する元外交官に話を聞いた。。

  • 特集 Part2
    掟破りの任期延長説が浮上 ポスト習近平レースに異変!?

    2015年09月05日号  

    ポスト習近平(シー・チンピン)は誰だ──。習の任期は最長で2023年までと当分先だが、中国ウオッチャーたちの関心は早くも次の人事に注がれる。中国共産党ピラミッドの頂点に立つためには、中央委員、政治局委員、政治局常務委員というステップを段階的に踏まなければならない。このうちトップ25の政治局委員以上は新任・留任時点で67歳以下であることが不文律だ。現在の最高指導部7人のうち、習、李克強(リー・クーチアン)以外の5人は、1期目任期満了の17年時点で68歳を超えるため退任するとみられている。

  • 特集 Part2
    これが習近平を支える25人だ! ~中国を読み解く秘密の序列~

    2015年09月05日号  

    中国共産党は序列がものをいう組織だ。総書記を頂点に「チャイナ・セブン」と呼ばれる7人の政治局常務委員、25人の政治局委員、200人超の中央委員やその候補……と上位から下位に広がるピラミッドが確立されている。

  • 特集 Part2
    【Column】 「紅色旅遊」に中国人殺到 習人気にあやかる観光業

    2015年09月05日号  

    習近平(シー・チンピン)が16歳から7年間暮らした陝西省延安の梁家河村が、空前の観光ブームに沸いている。今年5月、習の当時の生活ぶりを写真やパネルで紹介する資料館が村中心部の小学校を改築してオープンし、人口1000人ほどの村が巨大なテーマパークに生まれ変わった。

  • 特集 Part2
    中国皇帝を支える紅い人脈 確執、親交…革命家族の因縁

    2015年09月05日号  

    2年前、香港の雑誌にある写真が掲載され、瞬く間にインターネット上に拡散した。それは一見、中高年の中国人男女20人が収まった何の変哲もない記念写真だが、そこに写っている面々は「超」が付くビッグネームだ。まず背広にネクタイ姿でにこやかにほほ笑む習近平(シー・チンピン)。第2代国家主席、劉少奇(リュウ・シャオチー)(1898~1969年)の子の劉源(リュウ・ユェン)。王岐山(ワン・チーシャン)や彼らの妻たちの姿も見える。中国共産党の高級幹部を親に持つ、いわゆる「太子党」のメンバーたちだ。

  • 特集 Part3
    天津爆発事故でかい間見えた 地方幹部と企業の癒着の闇

    2015年09月05日号  

    真っ赤な炎と立ち上るきのこ雲──。8月12日夜、天津市内で発生した化学物質による爆発事故は、135人を超える死者と大量の行方不明者を出してなお混乱が続いている。この大惨事は中国の官民癒着の現実をあらためて世間に知らしめることになった。

  • 特集 Part3
    完全図解 閣僚級失脚リスト

    2015年09月05日号  

    中国の最高指導部のメンバーから名門自動車メーカーのトップ、省トップ、約230万人を束ねる人民解放軍の腐敗軍人まで──。反腐敗キャンペーンでは77人の閣僚級の党高官と、39人の軍高官を摘発した。その顔触れをご覧いただこう。

  • 特集 Part3
    【潜入レポート】 山西省の凍れる巨大プロジェクト 腐敗摘発の「地雷原」で見えた深層

    2015年09月05日号  

    8月上旬、山西省の省都・太原市からクルマに飛び乗った。埃っぽい黄土高原を高速道路で突っ切って走ること約70分、中国酒「汾酒」の産地として知られている杏花村にたどり着いた。美しい陶磁器に詰められた酒の広告看板が道路脇の至る所に立ち並んでおり、商店街には酒の原料であるカオリャンの甘い香りが漂っていた。

  • 特集 Part4
    徐 瑞馥(富士フイルム中国投資有限公司副総裁)インタビュー

    2015年09月05日号  

    富士フイルムホールディングスは日本では「中国銘柄」と呼ばれているようですが、2015年3月期の中国での売上高は、富士ゼロックス中国の分を入れても2747億円で、全体の1割程度です。まだまだ伸ばさなくてはいけません。

  • 特集 Part4
    日系企業を去る有能人材 悩ましい中国人の幹部登用

    2015年09月05日号  

    「反腐敗運動」とはまた無関係な文脈で、自ら日系企業を去る意志を固めた、ある中国人経営者がいる。現地駐在の日本人ビジネスマンたちからも人望が厚かった人物だ。張威(チャン・ウェイ)は、大阪市に本社を置く大手素材メーカーの日東電工で中国法人トップの董事総経理を務めてきたが、8月末で退社する予定だ。

  • 特集 Part4
    反腐敗で失脚、 華麗なる出自から急成長… 混じり合う新旧人脈

    2015年09月05日号  

    ある日、神隠しのように消えた日産中国の事実上のトップ・任勇(写真右端)。あらゆる業種を対象に反腐敗の摘発の嵐が吹き荒れる中、紅い人脈から新興企業も生まれている。

  • 特集 Part3
    【Column】 米ロス発! 腐敗官僚が女を囲い 子を産ませる“愛人村”を歩く

    2015年09月05日号  

    米カリフォルニア州ロサンゼルス市中心部から東へ車で40分走るとローランドハイツに着いた。看板には中国語がやたらと目に付く。車の窓を開けると唐辛子や香辛料を混ぜたような独特な臭いがしてきた。中国の街中で嗅いだのと同じだ。赤信号で止まっていると、横断歩道を十数人の女性が横切った。大きなおなかを抱えるようにゆっくり歩いている。「月子中心」の妊婦だ──。

  • 特集 Part3
    加藤嘉一(ジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院客員研究員)インタビュー

    2015年09月05日号  

    最近、知人である中国人の官僚たちは午後6時にもなると皆、帰宅しています。なぜなら取り組む仕事がないからです。中国では「賄賂なきところにプロジェクトなし、プロジェクトなきところに経済成長なし」というのがビジネスの基本です。

  • 特集 Part3
    現場は知っている! 習近平政治の舞台裏 峯村健司(朝日新聞社国際報道部)インタビュー

    2015年09月05日号  

    今、習近平たち革命元老の子弟に当たる「紅二代」の人々は、大きな危機感を持っていると思います。それは親たちがつくってくれた財産でもある共産党が、ここ何年かでおかしくなっているということです。

  • 特集 Part3
    習近平の不都合な真実! 腐敗摘発の手が及ばない 貴族階級が巣食う“聖地”

    2015年09月05日号  

    今年2月下旬、旧正月である「春節」を迎えた北京では、中国の特権階級の子弟のみが参加することができる集いが開かれていた。「延安児女聯誼会」──。これは「延安で育った子供たちの友情を深める会」という意味だ。この陝西省延安市というのは、取りも直さず日中戦争や国共内戦当時の共産党の本拠地があった中国革命の聖地であり、そこで育った子供たちは高級幹部の子弟を意味する。

  • 特集 Part3
    【Column】 「デザイン利権」は蜜の味 汚職官僚らの稼ぎの手口

    2015年09月05日号  

    公安警察の「発明王」の正体は、特許を使って金もうけをする腐敗官僚だった──。習近平体制が突き進めている反腐敗キャンペーン。中央紀律検査委員会が政府高官たちや軍関係者の汚職などを取り調べる過程で、日本人の常識では思いも寄らぬ商売のネタが浮き彫りになっている。

  • 特集 Part4
    創業9年で時価総額1兆円! 世界に羽ばたく“ドローン王”

    2015年09月05日号  

    フランク・ウォン──。来年にも中国を代表する起業家、そして富豪として、この若者の一挙手一投足に注目が集まっているはずだ。フランク・ウォンが率いるのは大疆創新(DJI)。リモコンで操作するドローン(多軸の無人飛行機)の開発・製造会社として、世界シェア7割を握っている。売上高は10億ドル(1200億円)を超えたといわれ、創業9年で時価総額は1兆円超と評価されている。

  • 特集 Part5
    繰り返される興隆と衰亡 「中国の夢」は果たされるのか

    2015年09月05日号  

    「彼は現代の張湯だ。必ず中国を良い方向に導いてくれる」。中国西部の古都、陝西省西安市の街角で出会った中国人の学生が、そう誇らしげに話していた。張湯は、西安(長安)に都を置いた前漢代(紀元前202~後8年)の政治家だ。厳格に法律を執行した酷吏として知られ、腐敗官僚に恐れられた。最高権力者だった武帝の寵愛を受け、その権力は時の首相をも上回ったという。

  • 特集 Part4
    国家権力背に世界を買い漁る 爆進・中国急成長企業の秘密

    2015年09月05日号  

    ウォルドルフは今後、外交団の拠点として利用しない──。米AP通信によると、米国務省は、毎年9月に開かれる国連総会で、長年利用してきた米ニューヨークの高級ホテル「ウォルドルフ・アストリア・ニューヨーク」を今後、一切利用しないとの判断を下したという。ここは米大統領のバラク・オバマをはじめとした歴代大統領のほか、首相の安倍晋三も昨年9月の国連総会出席の際に宿泊した老舗ホテルだ。

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記者の目

  • 編集部 山本輝

    予測精度をブラッシュアップ、お腹周りはシェイプアップ

     予測年収の推計を担当しました。予測年収は、過去の特集でも度々登場している人気コンテンツです。今回は、推計精度のさらなる向上を図るとともに、対象企業を可能な限り拡大することを試みました。持ち株会社などでは違和感のある数字が出る場合もありますが、直感とも整合するよう、今後もブラッシュアップを続けます。
     全く関係ありませんが、足元の物価上昇が悩みです。日々の楽しみとして、ちょっといいランチやスイーツなどをよく食べるのですが、そのせいで最近の家計簿がえらいことに。お金はたまらないのにおなかの脂肪だけがたまる。予測のブラッシュアップだけではなく、支出と体のシェイプアップも必要そうです。

  • 副編集長 千本木啓文

    民放の女性アナによる〝芸能人接待疑惑〟で顧みる自分の人権意識

     フジテレビが、女性アナウンサーによる〝芸能人接待疑惑〟に揺れています。同社に限らず、日本では女性の人権が軽んじられてきたと言わざるを得ません。
     実は、権力者に辱められた女性が永田町で伸し上がり、復讐を果たす物語、「小説・昭和の女帝」をダイヤモンド・オンラインで連載しています。小説には、親から〝身売り〟を強いられたり、インドネシアの戦後賠償ビジネスのために大統領にあてがわれたりした女性たちも登場します。
     問題は、あしき男女不平等がいまだに解消していないことです。私も「男だけでは何だから」などという理由で同僚の女性を飲み会に誘ったことがありました。言われた方の気持ちを考えると……、反省しきりです。

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表紙

特集年収&株価

33年ぶりの高賃上げに日経平均株価の最高値更新。2024年は年収と株価が記録的にアップした1年だった。今後も賃上げと株価上昇ムードは続くのか。これからも年収増や株高が期待できる企業はどこか。独自試算した主要上場企業の3年後の「予測年収」と「…

脱炭素の切り札として政府が期待を寄せる洋上風力発電が今、最大の危機を迎えている。政府公募プロジェクトのコンペ第1弾を総取りした三菱商事は、運転開始のはるか手前で巨額減損の瀬戸際にいる。コンペ第2弾を勝ち抜いた事業者も、すでに採算が厳しいと悲…